自民党総裁選に関連する青野氏の夫婦別姓発言を検証してみた

自民党総裁選が近く、話題となっています。選択的夫婦別姓を推進するインフルエンサー達も、選択的夫婦別姓を争点にしようと活発に発信しています。

*厳密には、「夫婦の氏」が争点であると言った方が正確ですね。旧姓の通称使用という立場の人もいますから。「選択的夫婦別姓」が争点という言い方は、選択的夫婦別姓にすることが前提となった、偏った表現と言えると思います。

サイボウズの社長で、選択的夫婦別姓を目指して活動している青野氏の発言の中に気になるものが散見されるので、検証してみました。

最初はこちら。

世界の名前の仕組みは、国それぞれです。過去に司法も、氏の制度は国それぞれと判断しています。

世界には、ミャンマーのように氏がない国や、氏名以外に父称を名乗ったり男女で異なる語尾を持つ氏があるウクライナやロシアも存在するのですが…それでも、そういう国の出身者が外国に行く時、そうした国に外国人が来た時に個別対応によってなんとかしているのではないですか?なお、私自身も、過去にロシア滞在中に、書類の氏名父称を書く欄の「父称」を空白で提出していましたが、問題ありませんでした。日本人も日本の名前の仕組みについて理解してもらえるように世界中に呼びかけるべきではないでしょうか?

次はこちら。

選択的だから他の家族に押し付けるな、という話はどこへ行ったのでしょうか…
そもそも、選択制に賛成していない総裁選の立候補者の中にも改姓者が存在しています。加藤勝信氏は、結婚して「室崎」から改姓しています。高市氏は、前の結婚で「山本」に改姓し、旧姓として「高市」を使用していました。なお、現在は、夫の山本氏が「高市」に改姓しています。

次はこちら。

小泉氏と高市氏の発言については、こちらの検証記事がおすすめです。朝日新聞による、高市氏の発言のファクトチェック記事の検証です。

私も、朝日新聞の記事に偏りを感じています。そもそも、選択的夫婦別姓推進派側こそ時にメディアを利用しながらミスリーディングな情報を拡散しているのに、そちらはほとんどファクトチェックされていないことに疑問を抱いています。

選択的夫婦別姓推進派のミスリーディングな言説の検証記事は、こちらのマガジンにも掲載しています。

特におすすめの記事は、こちら↓