日本にはキリスト教徒の首相がいた!?

日本があたかも「統一教会が支配する自民党」によって乗っ取られているかのような陰謀論が渦巻いていますが…今回は、実は日本にはキリスト教徒の首相経験者が存在することについてお話をします。

首相経験者である自民党の麻生太郎氏はカトリックの信者です。妹は皇室に嫁がれている寛仁親王妃殿下信子さまです。

https://go2senkyo.com/articles/2015/11/29/12573.html/amp

一方で、麻生氏は神道政治連盟の国会議員懇談会会員です。
https://www.sinseiren.org

キリスト教は一神教で、教義的には唯一の神を信仰することになってはいるのですが、麻生氏は神社で参拝もします。2009年には、日本カトリック正義と平和協議会
カトリック20条の部会の部会長である谷大二氏が麻生首相(当時)の伊勢神宮参拝に抗議しています。

https://www.cbcj.catholic.jp/2009/01/09/3394/

*文中には、政教分離に反するかのように書かれていますが、厳密にはこちらは政教分離の話ではありませんが、今回は割愛します。

また、麻生氏は「皇室問題等についての懇談会」の座長も務めています。

また、吉田茂元首相も臨終の際に洗礼を受けていたそうです。

統一教会なり、日本会議なり、様々な陰謀論と結びつけられていますが、自民党は色々な意味で多様な政党なのでしょう。そして、宗教的マイノリティであるキリスト教徒であっても首相になったり皇室と関係を持つことができたり皇室に関係のある政策に携わることができたりするという点では日本は多様性のある国なのではないでしょうか?