オンラインなんとか、の次。

コロナに限らずあらゆる災害リスクを抱えた日常、というのは実はいまに限ったことではなくてずっと昔から当たり前のことで、うっかり僕らというか、ほとんどの人はそれを忘れてしまっていたんだと思う。

コロナの渦中な今、どうにも出かけられないからと「オンラインなんとか」、要するにインターネットを使った「なんとか」がわらわらと出てきているんだけれど、今が過ぎ去ったコロナの後(withも含めて)はどうするんだろう?っていうことを考える機会が必要だってことになっている。この非日常から次の日常へどうやって繋げていくか。

オンラインなんとか、はたまたインターネットが、とか、そのあたりが全面に押し出されるのに僕はちょっとした違和感があって、もちろんオンラインで置き換えられるようなことはますます置き換えられていくんだろうけど、そこはやはり「リアル」に重きをおきたい。何かの映画じゃないけれど、やっぱりリアルじゃないと恋愛も食事も楽しくないんだから。オンライン飲み会ってのも「退出」ボタンを押した時のさみしいことさみしいこと。

リアルの世界ってどうなるんだろう?と考えてみると、今まで、とくに都会では「シェアxx」っていうのが広く浸透し始めてきていた。田舎なんかそんなことがそもそも無理だから1人1台なクルマが走り回っていているんだけれど、結局そのほうが人との接触も少なくて安心安全だったんじゃないの?というのが1つの事実。だって自分だけの密室空間が確保できる自分のクルマと、誰が使ってどうなったかわからないシェアカーを比べたらどちらが良いか明白だし、それこそ不特定多数が出入りするシェアオフィスが果たして安全なのかと言われればそれはなかなか難しい。
かといって、あらゆるモノを個人で所有して使っていこう!なんてやってしまうと大量生産大量消費の世界に逆戻り、これが良いわけないので「シェアの概念を使ったまま解決できるアイデア」ってのも考えなきゃならないんだからなかなか忙しい。

自分たちが自由に生きていくにはどうするんだっけ?いまの暮らし続けますか?どうしますか?ってことをもっともっと広めるには何が必要なんだろう。今までずっと当然のことだった「概念」をひっくり返すって容易なことではないんだけれど、今それはまさにチャンス。

さて、自由に生きていくためにはこれから、何が必要なのか。どうしたら良いのか。ちょっと立ち止まって考えていきたい。

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