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図書館、スーパー、金子光晴



2024.9.14(土)

金子光晴を読む。ことばの使いかたがとても好き。今までしっている詩人のなかで、原民喜と金子が好き。森三千代との関係など、みるに、わたしは金子さんに似ているところがある。のではないかと思う。でも、森さんのほうにもよく似ている。夕暮れ、ハーモニカが聴こえた。


近所の海




2024.9.15(日)

背高くのびた葛の花がちりぢりに落ちている。かたつむりが一匹、人でもよろけてしまいそうな強風にあおられながら一枚の葉にひっついている。すずしげに見えるけれども、どれだけの力でそうしているか、わからないものだと思う。

大船のビル三階のタイ料理。店内がいっぱいで、屋上にとおされる。高いビルとビルの谷間で、ぬるい風が吹いて、植木の間からオレンジの電燈がやわらかく光った。私はフォー、Yはパッタイ。生春巻きは半分こ。


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