46歳で保険診療を辞めた歯医者の話⑥ MISSION IMPOSSIBLE 編
前回までのあらすじ↑
歯科保険制度に異議を唱え、
自由診療専門医になることを決意。
スタッフの反対、退職、、
様々なアクシデントを乗り越えて
また一歩、自由診療専門医院へ近づいたように見えた矢先。
次に待ち受けるのは・・・🙀！？
Mission1
最大の懸念事項であり
乗り越えなければいけない壁
それは、、
自由診療移行を
患者さんに納得していただくこと。
いきなり明日から、自由診療専門です！
とはいかないので、
移行期間を半年間に設定しました。
スタッフと話し合い
長く通っていただいた方々に
誠実に正直に
僕の想いを伝える。
そう決めました。
当時
月に400人くらいの患者さんが
来院されていました。
メンテナンスも含め
実際動いている数は
約800人くらい？
それ
全員に説明するの🙀🙀🙀⁉︎
無理そうだから
スタッフにお願いしようとしたら…
「院長がすべき」。。
はい。その通りです。
で
とりあえず始めてみました。
治療にいらしている自分の患者さん
勤務医が診ている患者さん
メンテナンスを受けにいらしている患者さん
その日来院された方
全員に説明していく…
むちゃくちゃ大変過ぎる！🙀🙀🙀🙀🙀
まったく時間が足りない。
しかも
ほぼ全員に、「何で😮？」
と
聞かれ、
そこでイチから
保険制度は、
あーで、
こーで、
と説明するが、ほぼ伝わらない😢
しかも
途中から怒ってる人もいるし🙀🙀
そうですよね。。
歯医者が保険制度に苦しんでいるなんて
患者さんは全く思ってない。
歯医者は金持ちで
ベンツ乗って
愛人とゴルフ行ってると思ってる。(昔、憧れていました)
一生懸命説明しても
全然理解されず、
ひたすら撃沈していました。
Mission2
このままだと
先に進まないので、、
そうだ。
手紙を書こう！
自分の想い、保険制度のこと
自由診療の素晴らしさ
分かりやすく書いて
患者さん全員に送ることにしました。
1ヶ月以上かけて書いた、思いの丈をぶつけた手紙。
夜中に書いた影響か
読み返すと、、
暗い！
すごい暗い！！
もっと希望ある
明るい内容にすべきと
アドバイスをいただき
何度も何度も書き直しました。
そして
完成した手紙を
患者さん全員に送りました。
来院された患者さん
数100名への
説明も続けました。
で、
色んなことを言われました…😨
「納得出来ない」
「おかしいでしょ」
「誰も来ないよ」
「高齢者を切り捨てるのか」
「詐欺だ」
「手紙なんか捨てた」
とか、
人の胸を切り裂くような
悲しい言葉も言われました。
Never give up!
もちろん
自分が全て正しいなんて思いません。
でもですね、
ファストフードのような値段とスピードで
医は仁術とか
赤ひげとか
都合のいい時だけ
そんなよく分からん言葉に振り回されて
日本中の歯科医師は疲弊している。
影の部分、
自分達で
言わなきゃダメでしょ。
で、
人生かけて
言ってみたら
まあまあ撃沈しました（笑）
本当のことを
理解してもらうことは
とてつもなく
難しいことだと知りました。
Dreams come true.
2021年6月
兎にも角にも、
関口歯科は自由診療専門医院に移行しました。
(￣▽￣)
心が折れまくり
何度も
やっぱりやめようかと思いました。
満身創痍の一年半。
ようやく
ようやく
Mission Complete 😌
チーム関口歯科、
よく頑張りました👏
I respect you.
世の中で
何かに声をあげている人たち。
みんな
同調圧力に屈したり
逃げ切ろうとしたり
見て見ぬふりしてるのに、
それは違うと
立ち上がること。
とても大変だし
本当にすごいことだと思います。
自分がチャレンジして
初めて分かりました。
I believe in our bright future✨
こんなに苦労したんだから(勝手にやっただけ)
幸せにならなきゃいけません。
自由診療になって、
たくさん良いことがありました。
傷だらけの私、
ついに明るい話をします🤣
続きはまた次回。
読んでいただき、ありがとうございます。
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