中部地方の石造物③:瑞龍寺石廟群(前田家墓所)

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名称:瑞龍寺石廟群

伝承など:前田家墓所(前田利家、前田利長、織田信長、織田信忠の墓)

所在地:富山県高岡市関本町 瑞龍寺


国宝の建造物を有する北陸の名刹・瑞龍寺は、加賀藩二代藩主前田利常が、初代藩主前田利長の菩提寺として建立した寺院であり、その前身は利長が岳父である織田信長を供養するために造立した宝円寺である。

国宝の法堂の裏には、藩祖前田利家、初代藩主前田利長、そして利長の岳父である織田信長、義兄である織田信忠の石廟が建ち並んでいる。

このうち、前田利長廟が他の廟に先行して、最も早く造立されたと考えられ、他の廟は内部に納められている宝篋印塔の形式からして、少し後に造立された供養塔であろう。

石廟内に石塔を納めるのは北陸地方に広く見られる形式であり、利長の廟は他の廟と異なり各面に仏像のレリーフが刻まれており、この地方の近世初期を代表する石造美術として価値が高い。

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