京都府内の石造物㉚:横大路五輪塔・五輪石塔婆

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名称:横大路五輪塔

伝承など:なし

所在地:京都府京都市伏見区横大路中ノ庄町


京阪中書島駅に近い京阪国道(国道1号線)の旧道(1号線より一本西の通り)の外環横大路交差点より西に入った住宅地の一角、浄貞院の南西の住宅地の小さな空地に五輪塔と五輪石塔婆が建っている。

地名をとって横大路五輪塔、ないしはその西側にある飛鳥田神社御旅所の五輪塔とも呼ばれるが、いずれにせよ民家の一角に建っていることもあって非常にわかりにくい。

この二基の石造物のうち石塔婆の方は、高野山にある町石と同じ形の石塔婆で、鎌倉時代中期の文永十一年銘を持ち、京都市内の在銘塔でも屈指の古石塔である。

五輪塔は無銘で、おそらく空風輪は別石であろうが、五輪塔婆よりもやや下る鎌倉時代後期の作と思われる。


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