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2018年12月の記事一覧

第1回 マッチラベルを読む。

※本マガジンの文章と画像は、企画者・ありよしきなこ氏に協力頂き、NHKまいにちロシア語の連載「マッチ箱の小さなロシア」(2016年4月~2017年3月)を再掲したものです。 ************************ 火を使いたい時にシュッとひと擦り。 マッチはどこの家庭でも活躍していた身近な道具でした。 箱に貼られたラベルはコレクションとしても人気で、「マッチラベル収集」を意味する《フィルメニヤ》と言う用語も作られたほどです。 (画像下:ソ連時代のマッチ箱とマッチ

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”超”属人化社会がやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!

お疲れ様です。uni'que若宮です。 早いものでもう年の瀬ですね。師走、というだけあって、っていうか師でもないのにばったばたです。 さて年末なのもあるので、ここ一年ほど働き方や組織について思い、実行してきたことを踏まえてちょっとこのへんで思っていることを書いてみようかなと思います。 それはこれから仕事は”超”属人化する、ということです。 仕事が”超”属人化する?企業で働いた事がある人は、「仕事を属人化するな」と言われた事があるかと思います。というかそうずっと言われて

Vol.3 両国ツアー備忘録。 近年注目されている「ダークツーリズム」とは?

こんにちは! 通訳案内士のアイです。 先日、両国にて第3回目となる”Tokyo Hidden Gems” 町歩きツアーを実施してまいりました。 今回も大変反響をいただき、キャンセル待ち8名、当日は合計8名でツアーを催行させていただきました。 あいにく今冬一番の寒さを記録した日に当たってしまいましたが、寒い中最後までご参加いただき、本当にありがとうございました! 本日はタイトルの「ダークツーリズムとは何か?」について、前回のツアーの様子及びこれからの”Tokyo Hid

建築設計業界のポジショニング分析

はじめまして。安藤 研吾です。 やれ、建築業界は斜陽産業だ~。設計だけでは食べていけないから、他の業界との掛け算が重要だ~。などなどが業界内でも叫ばれ始めている昨今です。 僕はと言いますと、何となく業界内での経験もそこそこに、華やかなイメージもあり、とりあえず広告・マーケティング業界の勉強を始めているところです。(単純ですいません。。) さて、そんなマーケティング業界では、競合と比べてどこが強み・弱みとなるのかを視覚化する「ポジショニング分析」なるものがあるということで

6度目の正直

「あの、英検2級受かりました。」 いつものように聞こえるかどうかギリギリの小さい声で彼女はそう言った。 他の指導席が盛り上がっている時には声がかき消されてしまい、彼女の発言を聞きなおすこともしょっちゅうだが、今回は1度でハッキリと聞きとることができた。 せっかく1回で聞き取れたのだが、発言の内容に驚いてしまい、 「え?どっちも?」と思わず聞き返してしまった。 「どっちも」というのは1次試験と2次試験のことで、 英検2級は1次試験(筆記・リスニング)と2次試験(スピー

高輪ゲートウェイ その2 ー隣接する二つの区画が異る地層を形成する

 山手線の品川新駅、名前が「高輪ゲートウェイ駅」に決まったという話である。  あのあたりは、学生時代に何年も通い、ウロウロ歩き回っていた場所で、個人的にはちょっとした親しみを感じている。 旧東海道品川宿 特に気に入っていたのは、品川駅を西口に降りて、ゲートウェイとは逆の南に向かい、八ツ山橋から旧東海道沿いに歩いた、北品川から新馬場あたり。  寺社や商店の看板、そして道幅やそのかすかなカーブの具合から浮かびあがる、旧品川宿のかすかな面影。そして明治の近代化による埋め立てと

噂の「海汁スパゲティ」を食べてきた | ヒトサラ社員のリアルめし

アラブ諸国の英語教育がすごい件

こんにちは、絶景プロデューサーの詩歩です。 イギリス本当に寒くなってきました。 気温上は10度前後ある日も多いのですが、海沿いの街なので風が強い&寒い。 日本は異常に温かいとフォロワーさんが教えてくださったけど、私が帰国する日も温かいといいな〜☀️ さて、今日は留学先でクラスメイトが教えてくれた、ビックリ案件のご紹介。 ずばり「アラブ諸国の英語教育がすごい件」です。日本に住んでいる我々がイメージするアラブ諸国は、「戦争、貧困」の争いイメージだったり、「砂漠、ラクダ」

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アラブ人の友達に聞いてみた、リアルなイスラム教のこと

絶景プロデューサーの詩歩です。 さて、イギリス・ブライトン留学でアラブ人留学生が多くてビックリしたという記事を以前書きました。 そんな中、いちばん仲良くなったアラブ系の子が、年齢が近く、同じアパートに住んでいたサウジアラビア出身女の子でした。 アラブ諸国に関しては、わたしもドバイしか訪問したことがなく、未知の世界。 思い切って、失礼を承知ながら、イスラム教のこと、文化のこと、いろいろ教えてもらいました。 <アラブ人に聞いてみた、リアルなイスラム教のこと>  ・豚肉っ

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一年の計は「タニモク」にあり。 #年末年始のルーティン

西村です。今週の日刊notersマガジンのテーマは #年末年始のルーティン ということで、5時こーじくんらしいテーマ設定ですね。 「一年の計は元旦にあり」という言葉があるくらい、年末年始の過ごし方はその人の個性が出るなぁ…と思います。 几帳面に年末にその一年をしっかり振り返りつつ、2019年に新年の抱負をSNSやブログで発信される方もいれば、土日もなくめちゃくちゃモーレツに働く起業家の方が、年末年始だけは実家に帰って、三が日の間はトコトン仕事のことを忘れてひたすらダラダラ

「絶望」と「希望」のあわい。2019年は「ブレーキの年」に。

複業研究家の西村(@souta6954)です。 日刊notersマガジンも気づけば100回を突破!(今日で107本目)しました。 2018年もあっという間に残すところあと2週間(?!)ということで、今週のテーマは #2018年のハイライトと2019年の抱負 です。 人生のドン底だった上半期まずは2018年のハイライト、とのことですが、2018年の前半を一言で言うと「絶望」でした。 BUSINESS INSIDERさんでも赤裸々に書かせていただきましたが、一度がっつり体

同世代がオープンなSNSから消えていっている件

僕はいま32歳で、大学に入った直後からGREEやmixiで友達や仲間と繋がるのが当たり前、という生活を過ごしてきた。プラットフォームはFacebookになったりTwitterになったりしたけれど、イベントや交流会、カンファレンスなんかで同世代の仲間と出会ってはSNSでつながってきた。 あるいは、TwitterやFacebookなんかのオープンなSNSであれば、リアルな場で会うことなく繋がって議論する、なんてことも日常茶飯事。 ==== だけど、最近はみんなめっきり見かけ

『今選ぶなら、地方小規模私立大学! ~偏差値による進路選択からの脱却~』こぼれ話

先日開催した『今選ぶなら、地方小規模私立大学! ~偏差値による進路選択からの脱却~』出版記念パーティの二次会にて。お酒も回るなかで、版元で編集を担当していた私たちも、お集まりくださったみなさまにご挨拶をする機会をいただきました。 そこで、投げかけられた”ツッコミ”が、「各大学に取材に行って、”ぶっちゃけ”どうだったの?」という質問です。 私はベネッセ時代『VIEW21』という学校の先生向けの情報誌を編集していたのですが、その時にも読者の先生によく「こぼれ話」や「”ぶっ

緑の谷で生きていく人々-「希望の樹」(1976年・ジョージア映画)

今年夏に神田神保町の岩波ホールで行われたジョージア映画の連続上映。そこで見逃した「祈り三部作」のうち、「希望の樹」をみた。世田谷の「下高井戸シネマ」で。ここは、見逃してしまった作品を数か月後に上映してくれるので、とても重宝する。 時は20世紀初頭のロシア革命前。ジョージアの山間部の村も変化の胎動が伝わり始め、騒然とした空気が漂い始めている。一方で、家父長制を軸にした、昔からの村落共同体の秩序も維持されている。 そうした中で、美しい少女と貧しい牧童の悲恋ストーリーが、ジョー