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世界一周日記 #29|偶然立ち寄る街でのセレンディピティ

はじめに

電車の乗り継ぎの際に、フランスの都市、ディジョンニームを散歩した際のエピソード。

ディジョンという都市にたまたま立ち寄る

ミラノからバルセロナへ向かう途中、ディジョンという都市に乗り換えで立ち寄った。地図上で改めて見ると、だいぶ遠回りをしているように見えるけれども、そうか、本当はリヨン行きの電車に乗りたかったのだけど、逃してしまったのでディジョン行きの電車に切り替えた結果なのだろう。

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ディジョンとは、フランスの中東部に位置する都市。マスタードが名物なのだけど、当時は名前すら聞いたことのない都市だったので、大きな期待はせずに、電車を待つ間に街中に繰り出したのだった。

ディジョンに到着したのは夜明けのことだったから、朝食から始まる。カフェでふと注文したクロワッサンですら、本場フランスのものはものすごく美味しく感じたのを覚えている。

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こじんまりした都市なので、駅前も落ち着いている。

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小径を抜けて、サン=ベニーニュ・ド・ディジョン大聖堂や、旧ブルゴーニュ公宮殿を巡る。

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そしてたどり着いたのが、市内のマーケットのような箇所。朝から、道路沿いに多くのお店が賑わいを見せていて、その中に一つに、ディジョン名物のマスタードがずらりと並んでいるお店もあった。

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後から知った話、ディジョンは「美食の都」としても知られているんですね。だからだろうか、変な事前の期待値がなかったこともあり、全体的な街の雰囲気がとても気に入ったのでした。

ニームという都市にもたまたま立ち寄る

ディジョンからバルセロナに向かう間、ニームという都市で、二度目を乗り継ぎをする。ニームは、フランス南部の都市で、古代ローマ時代からの存在するとのこと。

今、改めて調べてみて知ったのだけど、あの世界遺産の水道橋「ポン・デュ・ガール」がある都市でもあるのか!(あれ、本当にどうやって建てたのかと思いますよね。)

で、例のごとく、乗り継ぎの間に街を散策する。ただ、雨が降っていたので、あまりいい思い出ではない。

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円形の劇場が存在していて、スモールサイズのローマのコロッセオのような感じ。そちらを見た後だったので、普通と思ってしまった。

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で、悪い印象があるのは、本当は街のせいでも天気のせいでもなくて自分のせいなのだけれど、ニームを出発してバルセロナに向かう列車に乗るとき、乗り遅れそうになったんですよね。

ある程度余裕を持ってホームに到着していたにもかかわらず、多分、ユーレイルパスで乗れる自由席の車両が決まっていたのだろう。ちゃんと、その車両から乗り込もうと思ってホームを移動していると、なんと列車がゆっくりと動き出しているではないか!

これを逃すと、今日中にバルセロナに到着することができない!という焦りから、何が何でもこの列車に乗ってやる、と思い、どっかの手すりを掴んで乗り込もうとする。

そこに一人の乗務員がいて、危ないから降りろみたいな感じて話しかけてくるのだけれど、こちらも必死。"I'm sorry"と無心で繰り返しながらなんとか奥にまで乗り込ませてもらったのでした。すみませんでした。

まとめ

こんなふうに、思いがけずに立ち寄った都市での良かったり悪かったりする出来事も、想定外である分、印象に残ったりするんですね。

今日の一曲

「~たり ~たり」という歌詞から連想した曲。マスタードはスープに合うしね(無理がある)。

藤原さくら - Soup




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