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世界一周日記 #28|麗しの街、プラハ

はじめに

一番気に入ったかもしれない街、チェコのプラハでの滞在。写真多め。

プラハ駅に到着

ベルリンを出発した後、4時間ほどの移動を経てプラハ駅に到着したのは19時30分ごろ。

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この日は、UEFAチャンピオンズリーグのベスト16の1stレグが行われる日であり、20時45分キックオフの試合を観戦するため、サッカー中継を行うレストランを探しながら、足早にホステルを目指す。

駅を出ると、目の前に広がるヴァーツラフ広場の光景が美しかったはずなのだけど、どうやら写真も撮らずに急いでいたみたい。笑

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お店の候補がいくつか見つかったところで、NEWYORKERを目印にホステルの入り口を発見。チェックインをして、一通りの説明を受けてカードキーを受け取り、5ユーロあまりの非常に安い宿泊費を払う。(フロントの女の子がものすごく可愛い。)

これまでの国々と比べて、プラハは圧倒的に物価が安かったんですよね。これも、この街を気に入った理由の一つ。

その後、お店に戻ってサッカー観戦したときの話は、以下の記事を参照。

観戦の後、ホステルに戻ると(交代していたフロントの女の子がこれまた可愛い)、同室に同年代の日本人男性がいたので、多少会話をした。

朝のプラハを散策

翌朝、6時30分ごろに目が覚め、限られた時間の中でプラハを堪能するため、7時過ぎに部屋を出る。

1階のフロント脇の売店にて朝食を買おうとするが、適当なものが無いのでリンゴを一個購入する。500mlの普通のミネラルウォーターも欲しかったのだけれど置いていなかったから、フロントの女の子に声をかけると、「あらびっくり、無いのね」、と言うものだから、水ではなくサイダーを買う。(このときまた担当が代わっていて、3人目の彼女は身長が180cm代後半はあり、ブロンドの髪を二つ結びにしていたのだけれど、これまた可愛かった。以下略。)

街中へ繰り出し、リンゴをリュークのように平らげ、最初に向かう先はオールド・タウン・スクエア。昨日、ホステルを探した際に迷って行き過ぎてしまった道のすぐ奥にあり、意外と近い。

カフェが開店の準備をしている中で、肺に飛び込んでくる冷たい空気が気持ちいいなと思いながら、到着する。建物と像とをともに写真に収め、やっぱリンゴだけだとお腹が空くなと思う。

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続いてはブルダバ川の方面へ足を進めると、趣のある小道だ、その中で営業している小さめのスーパーがあったから、クロワッサン等を買って食べるのだが、やはりものすごく安い。本気でプラハに住みたいなと考える(本気ではない)。

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そしてたどり着いたのが、ブルタバ川に架かるカレル橋。橋の向こう側に広がる赤い屋根の景色が、ちょうど上り始めた日の光を受けて輝いて見える。橋の光景が美しく、写真を撮る手が止まらず、こんなに時間をかけて橋を渡ったのは初めてかもしれないと思う。

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先へ進むと、路面電車と交差しながら、あえて地図を見ずに感覚的に道を選択して、ペトシーンの丘を目指すことにする。

坂を上ると、どうやら丘に続きそうな土の通路を見つけたものの、地面はぬかるんでいて、さらに、ちょうどこの時乾いた雪がちらちらと降り始めてきたのだけれど、トレイルランかのようなテンションになり駆け上がる。

雪が舞い輝く様子がとても幻想的で、陸の中腹のちょうど見晴らしのよい箇所まで出ると、プラハの町が一望できる。温かみのあるレンガ色の街の上に舞う白い雪。遠くのほうには意外と高層ビルも建っているんだな、そして手前の丘の斜面には桜が咲いているじゃないか、とその景色を堪能する。

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雪に降られることも気にかけず、下り始めるときにようやくザックカバーをかけたのだが、丘を下りきったところで雪も止んでしまった。まるで、あの光景を見せてくれるためにかけられた魔法のような気がして、雪の神様だかに感謝してみる(雪の神様など信じてはいない)。

最後の目的地であるプラハ城に向けて、「レノンズ・ウォール」と呼ばれるジョン・レノンとかのグラフィックアートが書かれた壁を通過し、城方面へ向かう長い石段を上る。

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上りきった先には広場があって、振り返るとそこからもプラハの街並を一望することができ、「あれ、そしたらさっき丘に登った頑張りはなんだったのだ」と思いつつも、プラハ城の入り口へ向かう。城そのものの内部には入っていないのだけれど、敷地内に足を踏み入れると、中国人だか日本人だかのツアーの一隊がいたりする。

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帰りの道は、今度は石段を下る。川を渡る橋にさしかかったところで、イタリア人男性に銀行の場所を聞かれて、いや、俺がここの土地の人に見えるか、と疑問に思いつつも、場所は分からなかったが談笑をし、どうやら彼は今度、東京に行くらしい。

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こんな感じの道程だったのかな。

そして再びオールド・タウン・スクエアを経由してホステルへ。部屋に戻ると、同室の日本人の彼はまだ寝ていて、「あれ、昨日の夜には今日ベルリンだかに行こうと思っていると話していたので、起きなくて大丈夫なのかな」と思っていたのだけれど、ところで彼は大学を休学中で、ぶらりとヨーロッパを旅しており、プラハは4日目ほどになるらしい。といっても初日に体調を崩してしばらく寝込んでしまっていたとのこと。

でも、ごそごそと動き始めたから、着替えなんかを済ませながら軽く話をした。というのも、さっき丘を走った際にジーンズに泥汚れがついてしまったのに加え、今日の夜にウィーンでのコンサートの予約を取っていて、服装については特に厳しくはないと書いてはあったけど、気持ちだけでもチノパンに変更したというわけ。

チェックアウトの際、フロントの子と最後の会話をした後、駅への快晴の道を歩く。構内にて昼食のサンドウィッチを買い、電車に乗り込む。

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自由席ではあったが、2つの座席が並んで空いている座席は進行方向に背を向けるものしか無かった。窓際の席に腰掛けると、通路を挟んだ座席に日本人の大学生とみられる女性二人の観光客が乗ってくる。

さっき、ホーム上でその片一方が現地の人と何かしら話している様子を見ていたのだけれど、どうやらその男性に重いスーツケースをホームまで運んでもらったらしい。同じく、ウィーンまで4時間ほどの旅程だそうで、二人の共通の財布を作りつつお金のやりとりに苦心しているとのことだった。

お昼を食べた後に昼寝をしてしまい、彼女たちはどこかの駅で近くの4人掛けの向かい合う席が空いたタイミングでそちらに席を移動してしまったから、最終的にどうなったのかは知らないのだけれど、やはり、メジャーでない観光地で日本人に会うと多少の親近感だか安心感だかを覚える。

そして、ウィーンへの到着を待つのであった。

今日の一曲

チェコで旅をしたといえば、この曲がピッタリかな。

Czecho No Republic x SKY-HI - タイムトラベリング


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