2:57 a.m.

夜更かしの日に書くエッセイ

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夜更かしの日に書くエッセイ

最近の記事

中学生の憂鬱

社会人生活が長くなるにつれて、憂鬱なことが増えている。 でも、大人だけが憂鬱を抱えているわけじゃない。 中学の頃の僕も憂鬱を抱えていた。 中学生の僕は何となく塾に通っていた。 通っていた塾は、マンションの一室でおじさん先生が一人で経営している個別指導塾。 勉強することはそんなに嫌じゃなくて、環境が嫌だった。 その塾は全てがめちゃくちゃ不潔だった。 潔癖とまではいかなくても、きれい好きな僕にはとっても苦痛だった。 部屋はホコリっぽくて、ブックオフのシールが貼ってある日焼け

    • 夜と朝の間の帰り道

      友達と呑んで遊んだ夜。 ちょっと昔は出来たオールも、最近は少ししんどくて。 終電はもうないし、始発までは微妙な時間。 歩いて帰るには少し遠いけれど、歩ける距離。 誰かと一緒にいたい時間があるように、 一人でいたい帰り道もある。 悲しいからじゃない。辛いからじゃない。 楽しかったから。 今日を忘れないように。壊れないように。 大切に胸にしまって、一歩一歩踏みしめる。 眠ってしまえば、きっと忘れてしまうことの方が多い。 普段は歩くのが億劫な帰り道も、こんな日はずっと歩い

      • 脇役のドラマ 『THE FIRST SLAM DUNK』

        中学3年の夏、最後の公式戦。 なんとなく友達が入るから入部したバスケ部を3年間続けた。 地区大会2回戦。 うちは強豪でシード校だからこれが初戦。 1Q、2Q、3Qレギュラーが圧倒的点差をつける。 3Q中盤、控えの3年達が呼ばれ始める。 レギュラーと一人、また一人交代していく。 まだ、呼ばれていない3年は僕ともう一人。 4Q、残り5分。ついに僕が呼ばれた。 実はこの時まで、僕は公式戦で一度も得点できていなかった。 それはチームメイトも応援に来てくれている人達にも知られて

        • そこは住む街

          ”東京”って名前の曲、たくさんある。 それはどれも名曲で、もれなくエモい。 東京で暮らしたことがあるとより染みる。 東京で大切な人に出会っていれば、はちゃめちゃに。 そんな中でも思い出の4曲を僕なりにご紹介。 今夜は東京特集です‼ 1.SUPER BEAVER 『東京』 この曲の一番好きなところ。冒頭の歌詞。 この歌詞がこの曲のすべてだと思う。 僕はとてもいいやつだ。 関わる人みんなが幸せになればいいなって思ってる。 神社でのお参りはいつもこれをお願いする。 帰

        中学生の憂鬱

          真夜中に送るファンレター

          たまたま見つけたプラットフォーム たまたま見つけた記事 直感的に感じた。 この人の書く文章、好きだな。 いい感じって。 たまたま出会えたあなた 同じ匂いがする。 たまにいるんだ。そういう奴。 もれなくそいつとは、明け方まで何時間も電話する仲になる。 それからあなたに夢中になって、 更新されてないか、毎週楽しみにチェックしてた。 まるで週刊少年ジャンプ。 そんなあなたに憧れて 自分も書いてみようと思って、 あなたを一番にフォローするって決めてて、 まさかフォローを返

          真夜中に送るファンレター

          夜更かしの日に

          はじめまして。 1996年生まれの男子です。 いきなりですが、僕には自慢の友達が沢山います。 ずっと続けているバンド活動でメジャーデビューしたT君。 小さいころから才能が溢れていて、今ではプロスポーツ選手のM君。 何十万人から肯定される人気インフルエンサーのS。 売れないながらも少しづつ進み続けているお笑い芸人のT。 仕事を頑張っている3,000万円プレイヤーのW。 何年も付き合って結婚したMMカップル。 みんな何者かに、自分を確立し始めている。 僕には人に話せること

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