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子どもが話を聞いてくれない。どうする? 3/3完

『子どもが話を聞いてくれない』
今回は3部構成の完結編です。

初回はこちら(1回目)
前回はこちら(2回目)

気持ちと向き合うということ。

初回は、「子どもが話を聞いてくれない」ときに生じる感情をみていきました。さらに、どうしてその感情が湧いてくるのだろう?とまで考えられた方、すごい!なかなか大変だったかもしれませんね。

普通に生活していると、案外自分自身の感情と向き合う機会ってあまりないものです。それくらい、現代人は忙しい!ということにも気づかれたかもしれません。「その感情がどうして湧いてくるのか??」まで考えることなんて、本当に少ないでしょう。

実践された方、ぜひご自分を心の底から褒めてあげてください。
よくやった、よくがんばった!よく向き合った。よく時間をつくった!
盛大に、オーバーに褒めてあげましょう。ヨシヨシ!

人の立場で考えるということ。

言葉にすると、当たり前にやっているように思えるこの言葉。
仕事場でも「そんなことは当然やっている」と思いますよね。
ところが!!
なぜか子どもやパートナー相手となるとなかなかできない…と感じるのは僕だけでしょうか?(笑)

僕は、子どもたち相手には「信じて待つ保育」を目指していますが、パートナーである妻を相手にすると、どうしても無意識で「信じず待たずに口や手をだす」関わりをしてしまいます。身近な人ほど、気持ちを考えたり、心を分かろうとするのって、本当に難しい…(汗)

さぁ、どうする??

あなたの気持ち。子どもの立場で考えて、気持ちを想像する。
どうでしたでしょうか。なにかヒントは浮かんだでしょうか。
大切なのはここからです。ちょっと胃が痛いですね(笑)
でも、大丈夫。確実に、一歩ずつ前に進んでいます。

やってもやっても、うまくいかないときもあります。一発で大きく変化するときもあります。進まないことが悪いわけではありません。「進んでいない」と感じているときも、実は変化していたりもします。そして、変わることにも変わらないことにも、どちらも意味があります。

子どもとの関係って不思議なもので、真剣にお子さんについて考えたり悩んだりしているだけで、なぜか現実が変わってしまったりする。
そんなことを、これまで数多く体験してきました。そんなこともあります。

第三の秘訣の【やってみる】では、具体的な行動を起こしていきます。
内面をみて気づいた”何か”を、やってみる。変えてみるのです。
さらにここ、超重要なので覚えておいてください。

『変わるのは、自分です』

さんたの事例

さてさて。悩み続けた僕の事例です。

【保育園 お昼寝での苦悩③】
ひたすら悩んだ。子どもの気持ちと自分の気持ち。どちらもなんとなく理解できたと思う。そして同時に、ある事実にも気がついた。それは、「うるさいと0歳、1歳の子が眠れない」という事実だ。この事実に対して他のスタッフが「困っている」というのもまた事実だった。

いくつかの対応を考えて試してみた。どれも完璧ではなく、長期的にうまく決まることはなかった。それでも、割と効果的な過ごし方をいくつか発見できた。

相変わらず「静かにしてほしい」とも伝えていたが、伝え方と回数は随分変わった。なぜなら、伝えるときに自分の感情が暴れる原因が「他者からの目線を過度に気にする自分」だと気がついたからだ。
 保育で最も気にしなければならないのは、目の前の子どもがどう感じているか、だ。そう思うと、純粋に目の前の子どもたちと向き合うことができた。感情的に少し穏やかに。

子どもたちは皆、「静かにした方がいい」というのは重々分かっていた。分かっていても、できない時があるらしい。大人も同じだなと感じた。さて、この先どう保育していこうか。相変わらず考える日々である。

☆ 今日の質問 ★

①初回、前回とやってみて、あなたが具体的にできそうな行動はありますか?どんなことでも大丈夫です。ものすごく小さな一歩でもいいので、書いてみてください。

②実際にやってみましょう!大丈夫、うまくいかなくてもいいのです。

③やったあとで、自分自身を褒めまくりましょう。おめでとう!そして、もしできるようであれば「やってみてどう感じたか?」を書き出してみましょう。

初回はこちら(1回目)
前回はこちら(2回目)


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いつも最後まで読んで下さり、ありがとうございます!
みなさまからのご意見、ご感想お待ちしております。また、「こんな事例についてテーマにしてほしい」なども随時募集しています。お気軽にコメント欄にご記入ください。

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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。

・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。

そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、週四日開催を目指し園児募集中です。
お気軽にお声かけください。家族で保育を体験できる
「休日さんぽ」というイベントも毎月開催しています!

森のようちえん『さんさんぽ』
・ホームページ https://www.sansanpo.org/
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自分と繋がるセッション ライフ・デザイン・メソッド
ファシリテーターもしています。
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