毎日読書など日記・2713日目

2023年2月12日日曜日・曇りのち一時雪・微風・やや寒

朝TV「スポーツ週刊御意見番」落合さん登場。『蹲る骨』(イアン・ランキン)読まず。

『AIと人類は共存できるか?』(早川書房2016年)の全五編の中・短編小説のうち、四番目の「塋域の偽聖者」(吉上亮)とその相棒的な科学エッセイ「AIは人を救済できるか ヒューマンエージェントインタラクション研究の視点から」(大澤博隆)を続けて読み終える。チェルノブイリと人工知能による滅亡からの世界救済の物語はとても安易な空想とは思えない切実な内容になっている。展開を追うだけでも面白いSFアクションものだが、現実世界で現在起こっている事象・事件を重ねるとかなり説得力がある。

『本の雑誌3月号』(本の雑誌社2023年)、全体を拾い読みする。「どんでん返し」特集なので今号も精読できない。出てくる作品名はほとんどこれから読む予定はないものばかりだからきちんと読んでもいいとは思う。思うけれども万が一ということがある。それでどうしてもさーっと流し読みすることしかできなくなる。

文芸雑誌『文藝 春号』(河出書房新社2023年)、エッセイを二つ読む。複数の著名な文芸評論家(批評家)のことを主題にした「男たちの営みを巡る幾つかの雑多な引用」(木澤佐登志)と、この筆者にとって面白い短歌とはどんなものかを探る「おもしろいために」(伊舎堂仁)は面白かった。

卓球をしない日。サーブ練習は少しする。

終わり


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