書評『20歳のときに知っておきたかったこと』

この本は、自分の今までの生き方を見直すべきだと教えてくれました。2か月前に20歳になった私にとってタイミングも良く、非常に勉強になりました。紹介してくれた人には感謝しています。

私がこの本から学んだことは、「疑う」ことの大切さです。

(念のために言っておきますが、ここでいう「疑う」という行為は、怪しんだり否定的になったりするようなニュアンスではないです。)

当たり前としているところにチャンスはないか、何か得られることはないか、自分の行動が本当に正しいかどうか、というあくまでも前向きな疑い。その姿勢を持ち続けることができれば、明日、1か月後、1年後、10年後の自分が、今のまま育つ自分とは大きく変わった姿になると思います。

以上がざっと本を読んだ感想ですが、ここからなぜ「疑う」ことが重要なのか、内容に触れながらまとめていきます。

1.自分の行動を疑う

「最近うまくいかないな~」というセリフは、多くの人が言ったり聞いたりしたことがあると思います。そんなときは、自分の生活の1つ1つの行動を見直す、つまり疑うことで改善できるという考え方が紹介されています。

何時に寝て何時に起きてるか、休日はどんな過ごし方をしているか、夕食に何を食べているか、など、一度今の行動を全てリスト化します。(「事前」リスト)

次は、その行動ごとに別の選択肢を挙げていくのですが(「事後」リスト)、それらははっきりしたものや徹底的なものでなくてはなりません。例えば、元々自由時間にテレビを観たり、編み物をしたりしていた場合は、無料食堂でボランティアをする、即興劇の教室に通う、といった選択肢を「事後」リストに加えていきます。

「事前」リスト(=当たり前だと思っていたこと)を、何かひとつ「事後」リストの行動に入れ替えるだけで、人生が面白いように変わっていく、という流れです。

私はそこまで人生がうまくいっていないと思ってないですが、これは単純に面白そうなので、やってみて何か変化があったら別の記事に書きたいと思います。

2.自分の発言(姿勢)を疑う

続いて、人とコミュニケーションするときの、自分の発言を疑う重要性についてです。

簡単な会話の例を紹介します。

A:こんにちは。元気?
B:元気だよ。君は?
A:忙しすぎて、ストレスが溜まっている。
B:〇〇〇

この〇〇〇に当てはまる会話の4パターンを見てください。

1. 働き過ぎなんだよ。
2. 気の毒に。
3. 僕に何か手伝えることある?
4. 〇〇を僕がやったら、君の負担は軽くなるかな?

これは1から4に行くほど、Bには思いやりがあり、Aの問題を解決する方法を具体的に提案しています。(もちろん、干渉のし過ぎや言い回しには注意が必要だと思います。)

これは決して1や2のパターンがよくないと言っているのではなく、3や4の対応をして信頼関係を築いていくことが、お互いにとって有意義になるということです。

これを実践していると思われると少し恥ずかしいのですが、ちょっとした意識ですぐにできることです。相手のためになろうとすることが自分のチャンスにもなると考えて、今までの自分の発言や姿勢を見直していきたいと思います。

他にも、真剣に生きていくうえで大切な考え方が多く紹介されており、非常にためになります。

ぜひこの本を読んで、明日の自分を変えてみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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