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練習する→脳は変わる

○脳に関する誤解
人の脳に関して、成人を過ぎると脳は変化させることができないということが言われてきた。また、なにもしていないときの脳は休止状態だと言われてきた。最近ではこれは大きな誤解であることがわかっている。

○成人を過ぎても脳は新しいことを学べる。
思春期以降の脳はネガティブな変化しか起きないといわれていたが、成人の脳にも著しい変化が生じることがわかってきた。

○長期的な脳の変化には『構造的な変化が必要』
脳の構造変化にはある程度時間が必要である。ピアノの技術やジャグリングなど、私たちは1日で多くのことが学べる。しかし次の日にはできなくなっていることがある。これは脳が構造的に変化していないからだ。短時間に起きたことは学習とは言えない。

○脳の変化には科学的、構造的、機能的の3種類に分類できる。
この三つが機能して学習が起こると考えられています。

○神経可塑性を制限しているのは?



脳の変化を決める大きな要因の1つは「その人の行動」である。練習するのは学習に何よりも効果的であることがわかった。難易度が上がり、より練習が必要なことに取り組めば取り組むほど学びへの効果が大きい。要するに自分がやるしかないのである。

○神経可塑性は諸刃の剣
学ぶことや能力の変化は神経可塑性のプラスの側面である。しかし、マイナスの側面もあることを忘れてはならない。薬物に依存するようになったり、昨日まで覚えていたことを忘れてしまったりということもある。つまり、脳は恐ろしく柔軟であるということである。

○万能な学習アプローチは存在しない


一万時間の法則というのが存在するが、誰でも一万時間かければそのスキルが上達するとはかぎらない。これは「個人差が存在し、その差があまりにも大きい」からである。これは、個別医療の推進の考え方の源になっている。脳の独自性や構造性などのバイオマーカーをもとに、がんや脳卒中は一人ひとりに適した治療方針を考えて治していくことは成果を挙げている。

○脳に影響を及ぼす大切なこと
私たちの日常の行動は脳の変化に重要な役割を果たしている。そのため脳にとって健康的な行動をとるようにしよう。そして不健康な習慣はやめましょう。学習とは脳に必要なことを実行することである。個人によって必要なことは変わってきます。
周囲の環境やその人の体験によって脳は柔軟に変化します。その事を知り自分の思いどおりの脳に変化させていこう。

☆感想
脳はよくも悪くも変化すると言うことですね。脳が変化して行動を変えるわけではなくて、行動が脳を変化させるのでまず練習から始めることが重要なんですね。個別医療や個別学習の必要性はわかるのですが、タイプ別みたいな分類があればわかりやすいかもしれませんね。Aタイプはこんな学習方針みたいな。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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