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憎しみはエネルギーのムダづかい


○テロリストの息子として育って


大変ないじめにあったそうです。日本はよそ者に対して軽蔑したような態度をとる国であるようなきがしていましたが、このTEDを視聴してこれは日本だけではなく、人間のコミュニティ内ではよく起こることなんだと思いました。彼は家庭環境らそのいじめの影響もあり、社交性に乏しく宗教や人種に偏見を持った考え方をしていたようです。

○考え方を見直すきっかけ


そんな彼を変化させた重要な出来事が二つあります。ひとつは学生議会への参加です。この議会には様々な背景を持った人たちが参加していました。友人の一人がユダヤ人でした。そのことは知らずに、仲良く暮らしました。このことから、ユダヤ教徒とイスラム教徒は最初から忌み嫌い会う存在ではないことを理解したのです。もうひとつの出来事は遊園地で仕事をした時の様々な人たちとのふれあいでした。そこにはゲイパフォーマーがいました。その人との出会いがこれまで彼が持っていたゲイに対する偏見を変えました。そこでであった彼が誰よりも優しく、誰だろうと偏った見方で接することがないからです。

○ジョン・スチュアート

ザ・デイリー・ショー』【アメリカの30分間の政治風刺ニュース風のテレビ番組】を毎日見て、あらゆる偏見が「人の良し悪し」を決めるものではないと悟ったのです。父親を欲していた彼は、その番組の司会者であるジョンが父親のような存在になりました。極端な考え方を持つ父親よりも一人のコメディアンが与えた影響が彼をいい方向に導いたのです。

○母の言葉


彼が思想の変化について母に話を切り出したとき母がこのような言葉を与えたのです。
「"I'm tired of hating people."人を忌み嫌うことに疲れたわ」
その瞬間、憎しみ続けることがどれほどまでに無駄にエネルギーを消費するのかを悟ったのです。
テロリストの息子であることを公表し危険をおかしてまで登壇することには理由があります。暴力を強制されている人たちが救われることを彼は望んでいるのです。その話を聞いて、人を傷つけてしまう間違った考え方を正そうと登壇しているのです。彼はテロリストである父の行動を避難し、同じような過ちをおかさないことを選びました。
彼は【父】とは別の人間だから。

☆人間は時にネガティブな感情に動かされてしまう。
もしかしたら、動物としての本能かもしれませんが、人は異種のもの、自分の考え方を持つ人を見ると不安に感じたり、ストレスがたまったりするのかもしれません。一種の危険信号のようなもので、自分と異なるということが生命の危険を感じさせるからかもしれません。危険なものには近づかないという行動は生存確率をあげてきたという時代が人類史の中であったのでしょう。こうして勝ち取った「ネガティブ」な感情なのでしょう。
ただし、人間は社会的な動物であり、言葉や感情、コミュニケーションの力で共感し会える動物であることを忘れてはいけません。考え方が違うからといって傷つける気がない人を傷つけてしまうことは許される行為ではないと思います。このTEDトークは、登壇者のテロやいじめの経験を通じて同じ過ちを繰り返してはならないと言う警告だと私は感じました。
自分と考え方が違うから、見た目が違うからという理由で他人を不幸に陥れることなく、皆が幸せに暮らせる世の中にしていかなければならないと言うことを改めて痛感しました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

動画を見て学んだことを書きました。是非動画もご覧ください。

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