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【パニック障害、うつ】やや苦手な主治医に勇気だしてアドバイス求めたら好転した話

「メンタルクリニックって本当に意味あるの?」

「主治医をセカンドピニオン(変更)しようか迷っている..」

当時パニック障害で休職していた
私は上記のような悩みを抱えていました。

診察の流れは
決まって同じパターンで、、

受付を済ませ、
大体15分ほど待つ。

直接主治医さんがドアを開け
私の名前を呼んで下さり、
私は診察部屋に入る。

一通り自分の進捗状況を説明すると
一言、二言交わして
次回の予約と薬のお話しで終了。

大まかな流れはいつもこんな感じでしたね、、

診察が終わるたびに
私は正直..
もう少し何かアドバイスとかないの?

と、いつもモヤモヤした
気持ちになっていました。

上記のように感じたことのある方、
共感された方は今回の記事を見て欲しいです。

✔️筆者について

新卒で大手メーカーの
営業職に就きましたが
過労でパニック障害と診断され
休職を余儀無くされました。

当初は常にめまいがある状況で
頭重感、過呼吸、現実感の消失..
更に不眠症も併発して
絶望的な状態でしたが..

1年4ヶ月で克服して
復職に成功することができました。
(2022年10月現在、3年7ヶ月再発なし)

🎖メンタルヘルスマネジメントⅡ種 取得済

この記事はパニック障害やうつ病などで
苦しんでいる方の為に書いた記事です。
⚠️あくまでも私の経験を
元にした記事になります。
科学的根拠がない部分もあります。
その点はご留意下さい。
また著しく体調が優れない場合は
まずは充分に休息を取ることを優先して下さい。

留意事項

①心から信頼できる主治医ではなかった

共感できる方も多いのかなと思いますが
精神科や心療内科は基本混んでおり、
先生も大変なのでしょうが
数こなしの印象を強く受けます。

その為、
どうしても私は先生に対して
事務的な印象を受けてしまい、

悪い人でないのは分かるが
なんとなく苦手意識があり、
今ひとつ信頼できない気持ちに
なっていました。

②思い切ってアドバイスを求めてみた

いつも通りメンタルクリニックで
受付を済ませ、ソファーに座って
順番が呼ばれるのを待っていると、

数人前のおばさんが呼ばれて
診察室に入っていきました。

内容は分からないがおばさんの声が
微かに聞こえてくる。

先生に結構質問している様子で

結果的にそのおばさんの診察は
他の人の2倍程かかっていました。

待っているこちらの身からすると

正直私は少しイライラして
しまってました。笑

おばさんが診察室から出てきて、

私は「やっと終わったか〜!」
と感じたのと同時に

ふと思ったんです。

あのおばさんまでじゃなくても

こちらからある程度
積極的に聞きたいことを質問するなり
コミュニケーションを
とってみるなりしてみれば、

次回の予約とお薬の話だけでなく
もっと診察してもらえるのでは?

当たり前の話なのですが
当時の私はそのように思ったんです。

気がかりだったのは自分の診察の時間が
「他の人より長くなってしまって
 後の人を待たせてしまうのではないか?」

と少し考えてしまったが

こちらとてパニック障害を治したいし
「背に腹は変えられん!」と思い、

そこまで気にする必要はない。と判断、
(変なところを心配する癖治したい..)

積極的に先生にアドバイスを
求めてみることにしました。

いつも通り、近況報告をして
次回の予約の話になる前に..

私は先生に
忙しいところ申し訳ないのですが質問していいですか?
と伝えました。

すると先生は
えぇ、良いですよ!^^
とニコッとして返してくれました。

【私】
いつも外出してできる事は増えたのですが、
 あと一歩克服できない感じがします。
 完治まであと一歩だと思うんです!
 先生の主観で良いので
 何をしたら良いかアドバイスを下さい!

そうすると先生は

【先生】
自分の体調を確かめる為に外出するのではなくて
 目的を持って外出してみたらどうでしょうか?

このように先生は真摯に答えてくれました。

私は

なるほど〜!
と思いました。

診察が終わると早速私は
「どこに行って何をしたいか」
を考えました。

一番に思い浮かんだのが、
「スカイツリーに行って
 ハンバーガーを食べたい!!」

と思いスカイツリーに足を運びます。笑
(なぜスカイツリーに行ってハンバーガーなのかは置いといてね。笑)

いつも見ていたスカイツリーの景色。
一面に広がる青空。
全てが不思議と違って見えたんです。

何故かワクワクが心の奥底から
湧き上がってきました。

考え方変えるだけで
ここまで違うのかと思いました。

確かに当たり前っちゃ
当たり前な話ですが
自分の感情によって
テンションは変わりますよね。

私はここで行動療法をやめて
普通に行動することに
思考を切り変えたんです。

早速、次の診療で
先生に感謝の旨を伝えました。

先生は嬉しそうな顔をしていました。

私は先生に対して、
当初は事務的な印象を感じていましたが、
最終的には良い主治医だったなと
思えることができました。

もしかしたら
過去の私のように

「あの先生はダメだ!」
と感じることが
思い込みの可能性がありますし、

先生視点に立っても
「この子はあまり話したくないのかな?」
と勘違いをしているケースだって
考えられますよね?

あなたの心に余裕がある場合は
ある程度積極的に
アドバイスを求めるなり
質問をするなりしてみても良いと思います。

③感じたこと(まとめ)

3−1 先生も大変だよね。

パニック障害で体調の悪い中、
相手の立場になるのは難しいことですし

大前提で当たり前な話ですが
私はあなたの味方です。

ただ「あえて」
先生の立場に立ってみると..

・毎日何十人もの精神疾患患者を診ている
・休みも不規則。連休取りづらい
・人の相談を受けるのはとてもエネルギーを使う

結構激務だと思うんですよね。

なので何が言いたいかというと
あなたと先生の中で
不一致
が起こっているかも知れないんです。

私の例で言うと
私は先生に対して事務的な印象を
強く感じていました。

なので質問しても適当に流されると
勝手に思い込んでいました。

しかし勇気をもって
質問をしてみると、
印象とは裏腹に真摯に
受け答えしてくれました。

上記のように患者と主治医の間で
不一致が起こっているだけの可能性もあります。

なので自分からある程度
克服したい姿勢を見せることは
吉だと!私は考えます。

先生も人間で神様ではないので
全員に同じクオリティの診察が
できるとは限りません。。

セカンドピニオンを迷われている方は
ある程度寄り沿って見て

「それでも合わないな」
と感じた場合は
変更を検討して良いと思います。

3−2 短期的な要求はNG

先生に寄り添ってみると言いましても
今すぐ楽になりたい!

みたいな質問は
やっぱり先生も
困ってしまうと思うんですよね。。

短期的な要求だと
どうしてもお薬の変更など
対処療法的なものに偏ってしまうのは
致し方ないと思うんです。

皆さんも耳タコだとは思いますが
パニック障害をはじめとした精神疾患は
1日2日で治るようなものではなく、
長い風邪みたいなもの。

ある程度中長期的に考えて
質問するのが良いのかなと思います。

まとめとして、とはいっても
あなたは心身共に疲弊している状況ですし
そんなに深く考える必要はありません!

最低限の秩序やマナーがあれば
あまり深く考え過ぎず、
どんどん積極的に質問するべきだし
自分の悩みを打ち明けるべきです!

ある程度こちらから寄り添った上で
主治医の対応に疑問を感じる場合は
そのときはセカンドピニオンを
検討すれば良いと思います。

いずれしてもあなたの健康が一番なので
焦らずにコツコツ行きましょうね!

動画版はこちらです▼


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