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職業性ストレスで精神疾患になった人、実は最強説。

先日、某格闘家がパニック障害を公表しましたね。

「まさかあの人が!!」

と多くの方が感じたのでは
ないでしょうか?

その一方で

「心技体すべてを兼ね揃えたような
パーフェクトな人間でも
 パニック障害になるんだ」

と少し安心感を覚えた方も
中にはいらっしゃるのでは
ないでしょうか?

そうです。

あんなに強い方だからこそ
パニック障害のような
精神疾患に陥るのです。

私自身も過去に過労による
パニック障害を患い、
休職した経験があります。

当時の私は己のメンタルの弱さに
腹が立っていました。

「自分は何て弱い人間なんだ..」

「他の人は元気なのに
 何故自分だけ..」

そんなことばかり思い、
自分を責め続ける毎日でした。

でも違ったのです。

私は休職期間
自分と向き合う事により、
弱いからパニック障害に
なったのではなく

「他人よりも強いから
 パニック障害になったんだ」

と気づく事ができました。

今回はあなたが強い理由を
シェアいたします。

この記事は今メンタル疾患で
休職中の方はもちろん、
現在職業性ストレスに悩んでいる方
に向けて書いています。

✔️本日のテーマ

メンタル不調になった会社員の方が強い理由。


✔️筆者について

新卒で大手メーカーの
営業職に就きましたが
過労でパニック障害と診断され
休職を余儀無くされました。

当初は常にめまいがある状況で
頭重感、過呼吸、現実感の消失..
更に不眠症も併発して
絶望的な状態でしたが..

1年4ヶ月で克服して
復職に成功することができました。
(2022年8月現在、
 3年5ヶ月再発なし)


①責任感が強いから

他人より仕事に対する責任感が強い方は
メンタルヘルスの観点から考えると
職業性ストレスを感じ易いです。

理由は責任感が強いあまり
与えられたタスクを
完璧にこなそうとして
他人よりも消耗してしまうからです。

以下のようなケースに
頻繁に遭遇する方は要注意。

上司から多くのタスクを要求され、
全部時間内にこなすのは厳しいけど
身を削って会社のために頑張っている方。

いかがでしょうか?

当時の私は時間がいくらあっても
足りない状況だったので
お昼休憩を抜く事も多く、

ブラックコーヒーとタバコで頭を覚醒させて
12時間ぶっ通しで働くような事をしていました。

完璧主義になると上記のように
いくら時間があっても足りないですし
結局すべてが中途半端になってしまい、

「もっと頑張らないと」

となり、
負のループに突入してしまいます。

コツは

「優先順位を付けて8割ぐらい達成できれば
 OKといった感じで取り組むこと」

1日の限られた時間では
こなせるタスクの量も限度があります。

1日のタイムテーブルを俯瞰して
タスクを詰め込みない事を
少し意識するだけで
全然精神的負担が変わってきます。


②謙虚さ

「謙虚さって=強いの?」

と感じる方、いらっしゃると思いますが
個人的には強い方だと言えます。

謙虚さを忘れやすい人は
職場や人間関係に慣れてくると
今度は自分の地位など
組織内での序列にばかり
頭が働くようになります。

どこの職場でもいますよね..

「自分の能力の低さを
 カモフラージュする為に
 同僚を売るやつ」

「後輩にだけ強気な人」

「自分のことしか考えてない人」

っとこれ以上言うと
愚痴になりそうなので
これ以上はやめときます!!笑
(ついサラリーマン時代の不満が..笑)

このように環境に慣れてくると人は
謙虚さを忘れてしまう生き物なんです。
(私はいつも反面教師にしてます!)

ストレス疾患に陥るほど
頑張ってきたと言う事は
業務の中で多くの期間我慢
してきたのではないでしょうか?

これは精神的に
強くないとできない事です。

そういった意味では
ストレスを他人よりも
溜めやすくなるケースも
往々にあります。


③指示遂行能力が高い

上長からの指示を
速やかに遂行できる人は
ハイパフォーマンスを出そうと
無理をしてメンタル不調に
陥る方が多いように感じます。

例えばこのような経験はありませんか?

上司からあれもこれも命令されて
どれから手を付けたら良いか分からず
パニックになった事。

メンタル不調に陥りやすい人は
全てをこなそうと努力できる強い方なので
結果的に他人よりも負荷がかかり
メンタル不調に陥りやすいです。


④シンプルにタフ

体力があるからこそ
ついつい我が身を犠牲に
してしまいがちだったり、

自分のストレスや疲労に疎く、
ある日突然メンタル不調に陥る
パターンが往々にあります。

自分で言うのもなんですが
私は体力には自信がありました。
(過去形..)

高校時代は部員100人規模の
サッカー部に所属しておりましたが
体力だけは3本の指に入るぐらい
体力には自信アリでした。
(技術力は皆無でした..)

会社員になってからはその体力が
裏目に出て無理をして身体を壊し、
休職する事になりました。

体力がある人は自分の限界値を
イマイチ把握できていない人が
多いように感じます。

今まで驚くほど根をあげるのが
早い人に出会った事ないでしょうか?

上記はある意味、体力がないからこそ
自分の限界値を知っているのです。
(シンプルに継続力がないパターンもありますが..)

メンタル疾患になる人は体力がない
と思われるかも知れませんが
逆に体力があるからこそ
メンタル不調に陥る人が多いです。


⑤伝えたい事

つらつらと書きましたが
結論私が何を一番伝えたいかと言うと..

『あなたは他人より強い人間だからこそ
 今メンタル疾患になってしまった』

という事です。

苦しい状況が続く=
自己肯定感が
下がってしまいがちです。

本当はそんな事はなくて
あなたは他人より強かったからこそ
今苦しんでいる。

まず休める方はゆっくり
休息を確保して下さい。

休む時間がない方は
仕事を他人に振ってみたり、
時には断る事も大切です。

メンタル不調になるまで頑張った自分を
誇って自信を持っていきましょう!

いつも応援しております。

Vlogスタイルでも語っております▼


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