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需要爆上がり中!?非エンジニアのIT人材5選 #IT業界 #Web業界

こんにちは。BugFix LLC エンジニアのセイトです。

人材不足でWebエンジニアが足りていない...と言われている昨今ですが、その周辺の業務・ポジションにも需要があることはご存知でしょうか。

今回の記事は、ITやプログラミングを勉強してみた結果、「自分はエンジニアに向いてないかも」と思った方にも朗報です。
また、「プログラミングを使いつつもエンジニア以外の仕事を探したい」「エンジニアからキャリアチェンジしたい」という方にもお役に立てると思います。

1.エンジニアの人事(リクルーター)

エンジニアを中心とした、IT人材の採用に特化した人事(リクルーター)です。

一般的に、人事はかなり業務範囲の広い仕事です。
人を採用するのはもちろん、福利厚生の企画・運用や、離職率を下げるためのサポートなど、労務全体をカバーするポジションとなります。

しかし、IT業界では、エンジニアを採用することだけに特化したポジションが非常に重要視されています。
なぜかというと、冒頭にも記載した通り、エンジニア人材が不足しているため、かなり注力しないと良い人材を採用できないからです。
会社にもよりますが、中途のエンジニアを1人採用するために、平均で50〜200万円くらいのコストがかかります。

エンジニアを採用することはお金がかかるうえ、難しい。
そのため、この人材不足という状況で良いエンジニアを採用するために、専門の人事が必要となるのです。

しかし、エンジニア採用業務はそれ自体が大変なので、他の業務を兼務することは現実的ではありません。
エンジニア採用に力を入れている会社の中には、「人事部門の中にエンジニア採用専門のポジションを作り、他の人事業務は別の専門のポジションで担当する」というように、人事の業務を明確に分けているところもあります。

また、社内でエンジニア採用専門のポジションが足りていない場合、外部に業務委託をしたりフリーランサーを雇うこともあります。
最近ではリモートワーク可の求人や、業務委託として複数社で仕事を受け持つ「フリーランス人事」という人も見かけます。

人事に興味がある方はやってみてはいかがでしょうか。

2.Webディレクター

WebサイトやWebアプリケーションを作るためのディレクションをする人のことです。

エンジニアやデザイナーに仕事をアサインしたり、設計図を作成したり、お客様と交渉したり、スケジュールを調整したりするなど、案件全体のマネジメントを担当するポジションです。
コードを手動で書いたりデザインを行ったりすることはありません。

レバテックが2021年12月に発表したデータによると、Webディレクターの求人倍率は約27倍となっており、需要が急増していることが分かります。

推測になりますが、新型コロナウイルスの影響で、従来アナログでビジネスをしていた企業がShopifyやBASEなどのEC事業を始め、それに関するWebサイトの需要が増加したことが影響しているのではないかと思われます。

3.ブリッジSE

外国人エンジニアとの間に立ち、プロジェクトをマネジメントおよびディレクションするポジションです。

開発現場において使われている用語は複雑で、技術的に理解していないと伝えることができない場合もあります。そのため、ただ外国語と日本語を翻訳するだけの仕事というわけではありません。最近では、プロジェクトマネージャーのマネジメントスキルやエンジニアのコーディングスキルが求められることもあります。

語学力があり、技術力があり、マネジメントにも興味がある方はブリッジSEを目指しても良いかもしれません。もちろん需要も爆発的に伸びています。

私の友人はフィリピンで会社を経営しているのですが、社員のブリッジSEが急に「給料を2倍出すから」とオファーを受け、他社にヘッドハントされてしまったことがあったそうです。

需要が伸びている理由としては、オフショアや海外に拠点を持っている会社が増えているため、外国人エンジニアが働く機会が増えていることが挙げられます。日本はエンジニアが少ないので、外国人エンジニアを雇ったり、海外で拠点を作ろうという動きが活発なのです。(2020年にはオフショアの会社のサンアスタリスクが上場しています!)

日本人は英語を話せない人が多い上、「鎖国文化」とでもいうような国民性も相まって、「異文化理解に明るく、コミュニケーションもとれて、技術のことも分かる」というような人はかなりレアです。

平均給料の正確なデータはありませんが、需要だけは間違いなく急激に伸びています!そして今後もニーズは増え続けていくと思います。

4.プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトマネージャーは王道のルートでいうと、エンジニアの経験を少なくとも3〜5年程積んだ後、案件全体のマネジメントをするようにステップアップしたポジションです。
基本的にプロジェクトのマネージャー、いわば仕切り役となります。

主な業務は「上流から予算・期限・成果物を決め、提案し、仕事をメンバーに振り、アウトプットに対してレビューを行い、OKを出す」など。

多くの場合、責任が大きく給料も高いですが、業界や企業によって異なる場合もあります。
「プロジェクトマネージャー 年収」等でGoogle検索をすると出てきますが、IT人材としては一番給料が高いポジションになります。

エンジニアも高給と言われていますが、やはり要求される責任や管理職という職位等の要因により、給料的にはプロジェクトマネージャーの方が上位となるようです。

「エンジニアも良いけど、プロジェクトのさらに上流から関わってコードを書く以外の仕事も積極的にやっていきたい」という方や、「収入をもっと上げたい」という方は狙ってみるのも良いかもしれません。

5.ITコンサルタント

コンサルタントには「戦略コンサルタント」「経営コンサルタント」「人事コンサルタント」など様々あります。

ITコンサルタントはプロジェクトマネージャーやシステムエンジニアと領域が被るため、厳密な定義はあいまいですが、需要は高いです。

業務内容としては、顧客から課題を聞いて、その課題を解決するためにテクノロジーを使ったソリューションを提案します。

例えば、「AIを使って現在アナログでやっている作業を効率化したい」、「顧客のデータがたくさんあるので、これを使ってさらに売り上げを伸ばすためのソリューションが欲しい」というような相談を顧客から受けたとします。
これに対し、「技術的にはこのようなことができるので、こういったものを作りましょう」という絵を描き、実際にそれを作り込むところまで面倒を見るのがITコンサルタントです。

ところでITコンサルタントはどういった会社が募集しているのでしょうか。

まずはコンサルティングファームです。
有名な会社として、アクセンチュアなどが挙げられます。

コンサルティングファームは基本的に幅広くコンサルティングをしますが、IT系のコンサルティング案件でITコンサルタントが活躍します。

最近は、ただコンサルティングをするだけではなく、実際に手を動かしてモノを作るところまで遂行するというような動きが増加しています。
ITコンサルタントはエンジニアと一緒にプロジェクトを進めることが多いのですが、このようなときにITコンサルタントの需要があるのです。

また、受託開発をしている会社が大きくなり、ITコンサルタントを募集するパターンもあります。
今まで開発だけをしていた会社が、より上流から提案してプロジェクトを回していくために、ITコンサルタントを外部から募集するのです。
あるいは、社内でエンジニアからITコンサルタントにステップアップ・キャリアチェンジをするような動きもあります。

今までは「コンサルタントはコンサルティングだけをする」「エンジニアは開発だけをする」というように役割が分担されていました。
しかし、近年はDX需要等もあり、「提案から実働まで全部やってほしい」という声が上がるようになっています。
これに応えられないと仕事が取れなかったり、逆に応えることができれば仕事がたくさんある、というような市場感になっているのです。

その結果、コンサルティングファームが開発までカバーし、開発会社がコンサルティングまでカバーするという動きが活発になり、ITコンサルタントというポジションが幅広い場面で重宝されています。

給料に関していえば、おそらくIT人材の中ではトップになると思います。
「IT人材の中ではプロジェクトマネージャーが一番給料が高い」と先述しましたが、ITコンサルタントの給料は、おそらくプロジェクトマネージャーと同等、もしくはそれ以上の給料になると思います。
(ITコンサルタントは最近まで存在しなかったポジションなので、給料の相場が定まっていないのです)

ただ、ITコンサルタントは求められる責任や動かすお金が大きいので、いきなり未経験からなれるポジションではありません。
エンジニアやコンサルタントの経験が何年かある方が良いと思います。

腰を据えて、最低でも数年かかるという気持ちで臨むと良いのではないでしょうか。

まとめ

以上、「需要爆上がり中の非エンジニアIT人材5選」をご紹介させていただきました!

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