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【中年の危機を生き延びる】(9)YouTubeでお金の勉強をする

お金を貯めていくにあたり、YouTubeがとても役立ちました。なんといっても無料というのがありがたいです。

「節約術」みたいなベタな内容のものから、お金の知識を総合的に学べるチャンネルまで、とにかく役立ちそうな番組は片っ端から見まくり、できることから実践しました。

そんな中でも、「お金について学ぼうとする人に、ひとつだけおすすめするとすれば?」と聞かれれば、「両学長 リベラルアーツ大学」(以下、「リベ大」)でしょうか。アイコンは若干怪しい雰囲気ですが、だぶん大丈夫です(笑)。

「人生を豊かにする生き方・考え方・お金の知識を学べるチャンネル」と銘打っていますが、看板に偽りなし。「リベシティ」という有料のサービスもあるのですが、ひとまず過去のYouTube動画を見るだけでも十分だと思います。すでに数千個以上あるそうなので、全部は見きれないほどです。

最近のライブ動画では、両学長がひたすら「家計管理せんかい!」「借金なんかするんじゃねぇ!」と叫びまくっていますが、いやあ、耳が痛いです。もっと早く出会っていれば……と思いますが、当時の傲慢な私は聞く耳を持たなかったでしょう。「そのうち一発当てるから」などと呑気なことを言っていたはずです。ちなみに両学長は私と同じ大阪弁。そのへんも親近感がわくポイントです。

この番組が目指しているのは、視聴者のみんなが「資産5,000万円以上の小金持ちになること」。その基本戦略は、「月5万円支出を減らし、月5万円収入を増やして、浮いた10万円を資産運用に回す」。とても時間のかかる方法ですが、それだけに再現性の高いやり方として推奨されています。

私は資産5,000万円を目指す必要はないのですが、お金を貯めるための基本的な考え方は同じ。借金830万円の返済を目指して、勢い余って資産5,000万円到達!となれば儲けものです。どんなけの勢いやねん、という話ですが。

さて、この番組を見て私が実践したのは、大きく分ければ次の3つ。

「固定費の削減」「家計簿をつける」「資産運用」

具体的な内容についてはリベ大を見て欲しいのですが、これらをやって一番良かったことは、何と言っても「お金に対する意識が変わったこと」。これに尽きると思います。

「固定費の削減」や「家計簿をつける」ことによって支出が減るのは「まあそうでしょうね」という感じだと思いますが、「資産運用をすることによって、小さなお金を大切にするようになった」というのは、全く想定していなかった効果でした。

というのも、これまでは「100円は100円の価値でしかないし、1,000円は1,000円の価値でしかない」という感覚でした。しかし運用を前提に考えれば、その元本が複利で増えていくことになり、時間が経てばそれなりの金額になる可能性があるのです。となると、1,000円といえどもバカにできません。自然とムダ遣いが減っていきました。

ただ、両学長が言っているように、「借金のある人が投資なんかしたらあかん」わけです。私はそのへん柔軟に受け止めまして(笑)、「自己投資(勉強代)」として、まずは月々200円という超少額からスタートしました。このあたりは自分の状況と考え方に合わせて、うまくアレンジしていくことも必要でしょう。致命傷を負うようなやり方は絶対にしてはいけません。

今回はなんだか金融ブログみたいな内容になってしまいましたが、実はこれこそ、私に最も欠落していた部分なのです。「おいおい、前に資本主義の問題点を指摘しておきながら、資本主義どっぷりやないかい!」と思われるかもしれませんが、まず敵を知らねば、戦には勝てないのであります(笑)。

以前の回で、「まずは足元を固めて、地道に返済していくしかありません」と書きましたが、そのためには最低限のお金の知識も必要です。そしてその勉強を始めたことが、借金問題の解決への希望と、その具体的な道筋を開いてくれたのです。

さて、借金返済についての話はこのへんにして、次回からはまた別の話題に移りたいと思います。

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