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発達障害という名の「個性」

発達障害は、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、チックなど様々な病名があります。

これら以外にも、ぼくの整体院には起立性調整障害や過敏性腸症候群などで悩む小中高校生が訪れます。その数は年々増えています。

実際、数字上は発達障害と指摘される人が増えていて、2003年から現在まで約2倍以上に増えているとされていますが、増加した理由は現代になって発達障害が増えたのではなく、その判断基準による部分が大多数だとぼくは感じています。

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(参考:ステラ幼児教室・個別支援塾

普通のゾーンの狭さ

発達障害かな?と悩むきっかけになるのが「普通と違う」ということが多いと思います。

例えば、

普通はじっと座って話が聞けるのに聞けない。

仕事に集中できるのが普通なのに集中できない。

普通では怒らないことで感情的になる。

などがよく聞くきっかけですが、「普通」のゾーンがどんどん狭くなっていると感じる方は少なくないはずです。もっと言えば「普通」のゾーンとは何?を具体的に説明できる人も少ないはずです。

しかも人により「普通」が少しずつ異なるので、より普通とは何かがわからなく幻想に近いものになりやすいです。

上司の言う通りの仕事を集中してできるのが普通で、集中できないのが普通じゃないとすれば、集中力がない発達障害者として扱われることになります。

でも、もし言われてやらされたことに集中力はでなくても、自分がやってみたいと言う自発性の元であれば集中力が出るとすればそれは発達障害なのではなく、「能力を発揮しにくい環境」にいるだけではないでしょうか?


個性とは何か?

個性とは何か?これを真剣に考えるべき時ではないかと思います。

学校の先生が右を向きなさいと言って左を向く子供を発達障害では?と疑われますが、みんなと違うことを平気でできる子は将来逸材になる可能性が高いですよね?

みんなと同じことを普通にできることで、普通の企業に入って普通の生活はできるかもですが、そこから突き抜けることは難しいかもしれません。

これはどちらがよくて、どちらが悪いと言う話をしいているわけではないことをご理解ください。

世の中には、非凡な人と平凡な人の両方が存在しないとどちらも存在することは出来ません。どちらがいいか?ではなく、どちらもなくてはならない存在であるということです。


ある特定のスキルが評価

例えば、学校では勉強と運動ができる人が評価されるという時代が長くありました。いまだに教育プログラムが変わらないので、まだこの傾向はあるはずです。

スポーツに集中力を発揮し練習に打ち込むことは称賛されても、

毎日夜遅くまでゲームをすることは否定される。

一番大切なことは、集中力が何に向いているかではなく、集中力があること自体が称賛に値する部分だとぼくは思います。

ぼくが子供の頃は「ゲームをすればバカになる」と言われました。

でも、今ではプロゲームの世界が生まれ、小学生が数億円という賞金を手に入れれる時代です。ゲーム実況やゲーム関連会社など、ゲームで生きていく道もどんどん開けています。そんな時代において、ゲームをする時間を制限するなど、可能性を摘み取っている行為にしかすぎないと思います。

一つのことに集中することも個性なら、3つ4つのことを同時に人並みレベルにできることも非凡な能力です。

いつの時代にも常識はあり、その時代においてはそれが称賛されることは世の常ですが、自分の個性を否定してしまっては何も始まらないです。その個性を他人にどう思われようとも、磨き続けることが大切だと思います。


今の時代ほど個性が認められる時代はかつてない

現代は過去類を見ないほど、多様性が認められている時代です。

ほんの150年前は生まれで身分が決まり何をどう足掻いてもそれ以上の身分にはなれない時代もありました。

それが、今ではネット世界、これからのVR・AR世界の発達により多様性どころではなく国境すらなくなり国という概念すらなくなりつつあります。

今まで個性ではなく「発達障害」とされてきたことが、むしろ強みとして生かせる時代になっています。いまだかつてこんな時代はありませんでしたし、これからもっとこの流れが加速していきます。

一学校、一会社の中では認められにくい個性でも、それが日本の別の地域、別の業界、世界の国々であれば、「その個性がむしろ必要なんだ!」というケースは山ほどあります。

今の状況がしんどいときは遠慮なく逃げて、自分がやってて苦にならない、楽しい!と感じる環境をどんどん探していくことが自分にも周囲にも大切かなと思います。

自分の個性は捨てたものではないし、むしろ今はまだ自分の個性すらわからないという人も多いと思いますが、焦らずで全く大丈夫です。

個性を大切に。自分を大切に。

本記事は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。


記事執筆者紹介

整体庵大空 下大前陽介(シモオオマエ ヨウスケ)

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<プロフィール:整体師歴18年>

スポーツトレーナー、トレーニングコーチ、プロ野球選手のサポート歴

スポーツ整形外科、産婦人科での施術を経て、整骨院開業。

現在は保険診療を廃止し自費診療で整体院を夫婦で営んでいます。

ファスティング歴10年以上、-25kgのダイエット経験者

定期的にファスティング講座をオンラインで開催しています。

妻(美容鍼灸師)、子供2人、猫1匹の5人家族です。


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