インソールの使い方【実例あり】
「インソール(中敷)を使うことで足の機能を向上させ負担を減らすことが出来る」
そんなふうに言われて、靴屋さんやスポーツショップなどで豊富に品揃えられていますが、使用されている方も多いと思います。
膝の痛みや、足底筋膜炎、モートン病、外反母趾、腰痛など足腰のトラブルには有効なケースが多いです。
高機能ばかりが注目されるインソールですが、実は落とし穴もあり、足の機能を高めるインソールによって、足の機能を損なう結果にもなりかねます、、、
本記事では、整体師歴18年のぼくが考えるインソールの使い方についてお話します。
足のトラブルで悩まれている方は、参考にしてみてください。
本記事は「整体師のカラダとココロの話」のラジオ収録台本にもなっています。本記事は箇条書きで要点をまとめた記事ですので、本編はラジオ収録で解説しています。内容をしっかりご理解するために下記のラジオ収録もご視聴ください。
足のトラブルで悩まされる…
・ぼく自身、外反母趾やモートン病、扁平足など足のトラブルで悩んできた
・足のテーピングの巻き方、靴の選択、インソールなど色々と試してきた
・現在は、普段は足袋、草履。トレーニングでは一本歯の下駄。登山など長時間歩く時はインソールを使用(慣らしで時々使用)
・ちなみにぼくが使用しているインソールはこちら↓
有名なメーカーさんです。登山で1日10時間以上の歩行するときでも全く足の痛みは気にならず、すごいインソールだなと思う。市販品の中なら、価格も高くないので、これはおすすめ。
インソールのメリット
・インソールの目的ー足の保護、足のアライメント(骨格配列)を整える、骨盤や背骨を整える
・足の負担を一部に集中させず、全体に分散する→疲れにくく、痛みにくくなる
・長時間の歩行、ランニングなど、非日常の運動を行うとき頼りになる
インソールのデメリット
・ただし、本質的には足本来の機能によって疲れにくく、痛みにくくなるべき
・インソールによって足の機能が向上=インソールがないとダメな身体とも言える
・クッション性のあるものは、身体の重心が高くなり、結果的に足や膝の痛みの原因になる(ラジオ収録で詳しく解説しています。)
・インソールの目的が、インソールで機能を向上させているのか?もしくはインソールが足をトレーニングさせているのか?で大きく違う。
(後者のインソールはほとんどない)
・市販のインソールを使う場合、ぼくは毎日インソールを使用することはお勧めしない
大切なことは足本来の機能と感覚
・インソールの良さを最大限に引き出すには、インソールに頼りすぎないことが大切。
・ぼくがお勧めなのは、足袋や草履、雪駄、地下足袋などで足を使う感覚を養うこと。現代人のぼくたちは、これらの履き物で長時間歩くとかなり足が疲れたり、痛い。でもこれが足本来のトレーニングになるのでおすすめ。
・ぼくらの足『本来、裸足で岩の上でも、山道でも、走り回れる足』
→足袋や草履、雪駄、地下足袋、下駄などは、本来の動きを誘導しつつ、履き物に頼ることなく、自分の足の機能を高めることにもつながる
・足の訓練におすすめなのは一本歯の下駄
まとめ
・自分の足の機能をベースに、非日常の時にインソールに頼る、くらいのインソールとの距離感がいいかと思う。
・インソールの目的が大事。
●インソールが高機能であるほど、足の機能はサボることも出来る。
○インソールによって足本来の動きを訓練できるものはおすすめ。
この両者では全くインソールの目的が異なる。
・市販インソールは、基本的に高機能で負担を減らし、足の機能を補助するものがほとんど→使用は運動時など、最小限にしておくのが良い
・普段は足の感覚を養うために、足袋や草履、雪駄、地下足袋、下駄などがおすすめ。これらで普段は足を鍛錬しつつ、ハードに動くときにインソールを使用
記事執筆者紹介
整体庵大空 下大前陽介(シモオオマエ ヨウスケ)
<プロフィール:整体師歴19年>
スポーツトレーナー、トレーニングコーチ、プロ野球選手のサポート歴
スポーツ整形外科、産婦人科での施術を経て、整骨院開業。
現在は保険診療を廃止し自費診療で整体院を夫婦で営んでいます。
ファスティング歴10年以上、-25kgのダイエット経験者
定期的にファスティング講座をオンラインで開催しています。
妻(美容鍼灸師)、子供2人、猫1匹の5人家族です。
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