見出し画像

脳卒中後のリハビリの問題点について

「人の限界や可能性は医学が決めることではない」

昨日、1年少し前に脳梗塞を起こした方が新規でお越しになられました。ぼくのところにも脳卒中の病院リハビリを終えて、もっとできることを増やしたいという方からご相談をいただくことが多いです。

色々なケースをみさせていただきましたが、個人的に脳卒中後リハビリの問題だと感じるのは、「梗塞部位、所見から機能回復見込みを限定し、リハビリテーションの目的が現状維持が目的になりがちなこと」です。

ぼくはあくまで整体師なので、脳卒中リハビリの専門家ではありません。ですが、だからこそ医学常識に囚われずに脳卒中をみつめることもできると思っています。本記事(本収録)ぼくが脳卒中後の方をリハビリで問題だと感じていることをまとめましたので、よろしければご視聴ください。

本記事は「整体師のカラダとココロの話」のラジオ収録台本にもなってます。本記事は箇条書きで要点をまとめた記事ですので、しっかりご理解するために下記のラジオ収録もご視聴ください。


リハビリの目的は日常動作回復

・病院でのリハビリはあくまで日常生活動作ができること
(ぼく自身はスポーツ整形外科からスタートしている)

 →これはまず大切なこと。病院の役割はここにある。1番の問題はここから先にさらに動けるようになりたい!という方向けのリハビリが世の中にはあまりないこと。

・患者さんの気持ちになると、リハビリの目的は現状維持ではないと思う

・多くの方に共通して言われること=「もっと動けるようになりたい!と思うのですが、病院や施設のリハビリでは機能回復の限界が決められておりそれ以上は回復しないと言われ、現状維持が目的のリハビリになり、正直もの足らない」

・より動けるようになりたい方、動けるところをさらに伸ばしたい方には病院や施設のリハビリはやや消極的なものになってしまうこともある


僕のリハビリの考えの原点

・「ケガや麻痺が治る」より、「ケガや麻痺は今までになかった自分の動きをできるようになるきっかけ」だと思う。

・脳卒中でも、ケガでも、マイナスを0に戻すことを目的としていない

・今まで出来た動きができないのは事実としてある。それをマイナスと感じる側面もあるが。それを活かすこともできると思う。今まで使えなかった筋肉を使い新しい動きを覚えるきっかけにもなる。

・基本的に可能な限り装具やサポートに頼らない→現状できる限り不安定な状況にてリハビリ→その人が持つ機能がより発揮されやすい(当然ケガのリスクも高まる)

・使えない筋肉をより使えるようにしていく。この考えは脳卒中でも、ケガでも、肩こりでも同じ。


ぼくがこんな考えになったきっかけ

・ぼくが右肩を骨折させてしまった太極拳をされている患者さんとの出会い

・利き手が使えないことーマイナスなことではない

・利き手じゃない側の動きを鍛えるチャンス!→これをきっかけに太極拳の動きにさらに磨きがかかり、現在は師範を指導する立場になっている。

・ケガや病気自体は決していい経験ではないけれど、悪い経験でしかないとは言えない。




記事執筆者紹介

画像1

整体庵大空 下大前陽介(シモオオマエ ヨウスケ)

<プロフィール:整体師歴19年>

スポーツトレーナー、トレーニングコーチ、プロ野球選手のサポート歴

スポーツ整形外科、産婦人科での施術を経て、整骨院開業。

現在は保険診療を廃止し自費診療で整体院を夫婦で営んでいます。

ファスティング歴10年以上、-25kgのダイエット経験者

定期的にファスティング講座をオンラインで開催しています。

妻(美容鍼灸師)、子供2人、猫1匹の5人家族です。


整体を希望の方、ご予約は下記ホームページよりお問い合わせください。

>>整体院の詳細&ご予約はこちらから

>>Twitterはこちら(日常役立つカラダやココロのことを発信中)



初心者向けのオンラインファスティング講座開催中

画像2

今回のファスティング講座では「ファスティングはやったことがないけど興味あって一度やってみたい!」という方向けに、

・ファスティングの基礎知識

・食べすぎと病気の歴史について

・週1日ファスティングの具体的な方法

これらについて約2時間でお伝えします。

質疑応答の時間もあるので、疑問点も解消して充実した講座にしたいと思っています。

直近の日程は、

2021年 5/19水曜日14時〜16時

参加料金:3000円

>>オンラインファスティング講座の詳細&ご予約はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?