身体のバランスを取る3つのコツ
歩くと膝が痛む。
立ち座り動作で腰が痛む。
肩を上げると肩が痛い。
日常動作で身体のどこかしらが痛くなることはありますよね。こういう時に初めの意識するポイントを間違えると、よりバランスを崩し、痛みも悪化するケースは少なくありません。本記事(収録)では身体が痛くなった時にうまくバランスを取るコツを厳選して3つご紹介します。
結論、その3つは以下の通りです。
①バランスを意識するなら「逆」を
②痛みそのものより「かばう動作」に着目
③あえて自らバランスを崩す
この方法はぼくが普段、痛みを早く改善したい方や、バランスよく動きたいという方にアドバイスしている代表的方法です。日常的に痛みで悩む方、早期改善を目指したい方は参考にしてみてください。
本記事は「整体師のカラダとココロの話」のラジオ収録台本にもなってます。本記事は箇条書きで要点をまとめたのみになりますので、しっかりご理解するために下記のラジオ収録をご視聴ください。
バランスを取るコツ1、意識するなら逆を
・足を使う動作で意識するのは足ではなく、「手」
→歩いたり走ったりした時に下半身に痛みが出る→手の位置などに意識を向ける
・ボールを投げるなどの動作で肩や肘が痛い
→足の動作、直接ボールを持たない利き手と反対の手の位置に意識を置いてみる
・手を使う動作で意識するのは手ではなく、「足元」
→日本料理の修行では一本歯の下駄を履いて、包丁さばきを覚える
バランスを取るコツ2、痛みより「かばう動作」に着目
・身体が痛ければ自然と「かばう(庇う)」動作が生まれる
・「かばう」=身体に良くないことと思われがち。
→「膝をかばっていたら、腰まで痛みが出てきた」など。
・痛みが出る部位=日常的に多用している部位(オーバーワーク状態)
・かばう動作で痛くなる部位=日常的にあまり使わない部位
・かばう動作で張りが出て来きたり、疲れやすい部位は「普段使わない筋肉」なので、ここを意識することで、バランスは整う
・痛みが出る部位 < かばう動作で疲れる部位 に注目してみるのがバランスを取るコツ。
バランスと取るコツ3、あえて自らバランスを崩す
・どうしてもバランスがうまくいかない時は、あえて大きく崩す
・野球のキャッチボールの例
①相手の胸に投げるのが基本
②それが何度やっても出来ない時がある(イップスと呼ばれる)
③相手の胸を意識しすぎなケースが多い
④相手の足元、頭上、右、左、などにあえて大きく的を外して投げる
⑤これを繰り返すと、真ん中がわかりやすい
・バランスを取れない時は、真ん中しか考えていないことが多い→真ん中よりも両端に触れてみると、自然と自分なりの真ん中がわかりやすい
・腕を振りやすい腕の位置がわからない時は、腕を思い切りあげる→腕を下げて投げてみる→その真ん中が自分にちょうどいい感じの腕の位置
・バランスをあえて大きく崩すことで、バランスが取れる
まとめ
・意外とぼくたちが頭で考えるバランスと、身体のバランスは大きくずれていることが多い
・大切な部分を意識すればするほど、うまく機能しないことが多い
・頭で理解できること→身体はうまく動かない
・頭で理解できないくらいがちょうど良く身体は動く
・ここを知っておくと、身体の痛みそのものを問題視するのではなく、身体の痛みが自分の身体のバランスを取るための手がかりになる
・痛みは煩わしい感覚ではなく、身体のバランスの崩れを示す大切なサイン
記事執筆者紹介
整体庵大空 下大前陽介(シモオオマエ ヨウスケ)
<プロフィール:整体師歴19年>
スポーツトレーナー、トレーニングコーチ、プロ野球選手のサポート歴
スポーツ整形外科、産婦人科での施術を経て、整骨院開業。
現在は保険診療を廃止し自費診療で整体院を夫婦で営んでいます。
ファスティング歴10年以上、-25kgのダイエット経験者
定期的にファスティング講座をオンラインで開催しています。
妻(美容鍼灸師)、子供2人、猫1匹の5人家族です。
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