世界的名画・古典文学をモノにする
古典には私たちが学ぶものがたくさん詰まっています。
けれど正直なところ、「名前は知ってるけど…」「聞いたことはあるけど…」程度。
ならば今回紹介する2冊の本が最適です!
※発売日はAmazonなどWEB書店の日付に準じます。
<9月2日発売>
『世界史で読み解く名画の秘密』
著:内藤博文
ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ルーベンス、レンブラント、マネ、ルノワール、ゴッホ……絵画の名作はただ眺めているだけでも愉しいものですが、
◎なぜ「モナ・リザ」はイタリアでなくフランスにあるのか?
◎ミケランジェロの「最後の審判」をローマ教皇が壊しかけた理由とは?
◎ルーベンスの「マリ・ド・メディシスの生涯」がフランスで輝けないワケ
◎世界の歴史を動かしたドラクロワの「キオス島の虐殺」
……など、名画の奥に秘められた歴史エピソードを知っていたら?
名画への視点が変わり、世界史の視野はより広がっていくでしょう。
「名画」は皇帝、王、ローマ教皇、貴族、大金持ちなど、歴史を動かすものとかかわってきました。どうしたって、歴史が画の中に入り込んでしまうものです。
どのようないきさつで描かれたのか?
どうしてこのようなモチーフが描かれたのか?
歴史エピソードを知る前と後とでは、名画の訴えてくる表情も、見るポイントも変わってくるでしょう。
ぜひ「名画×世界史」の心揺さぶるアプローチを楽しんでください。
<9月2日発売>
『教養としてのダンテ「神曲」<地獄篇>』
著:佐藤優
2冊目にご紹介するのは700年読み継がれる不朽の名著、ダンテ『神曲<地獄篇>』です。
『神曲』は13~14世紀に書かれたイタリア文学最大の古典であり、世界の文学史上でも重鎮的存在。
人生の道半ば、暗い森の中へ迷い込んだ35歳のダンテが師であるウェルギリウスに出会い、地獄→煉獄→天国とあの世巡りをするストーリーです。
おそらく、ご存じの方は多いと思いますが、通して読んだことがあるという人、さらには作品の本質について正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。
それは、ヨーロッパでは常識とされている古代ギリシア、ローマ神話や文学、聖書の知識などが日本人にとって縁遠いこと、
さらに21世紀に生きる私たちには、13~14世紀を生きていたダンテの描く世界像を想像することが難しいからです。
そこで本書では作家で文化、宗教、歴史の造形に深い佐藤優氏が『神曲』を現代に引き寄せながら解説していきます。
はじめにに書かれているように、『神曲』は問題解決のヒントがたくさん詰まっています。
現代に生きる私たちが、迷わないために自分を振り返り、自分の内面をみつめるとき、ダンテの地獄めぐりが最高のガイドになってくれることでしょう。