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茶こそただ少し冷えもの小便を通じて眠りさますものなり - 養生やまと歌 026

お茶には利尿作用があり、眠気覚ましによいというのは、誰もがご存じのことですね。他に「頭痛の薬」とも歌われ、昔の人がカフェインの作用を、すでに明確に知っていたことに驚かされます。

こういった古人の知恵の集積が本草学なわけで、現代人も有効に活用したいところです。古典はだいじ。

ちなみに、お茶を「頭痛の薬」とする歌は、『和歌食物本草』にあります。オマケで以下にご紹介します。

「茶こそただ 白痢(なめ)赤腹を止むるなり 頭痛の薬 熱さますもの」



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養生やまと歌とは
和歌形式の養生書、食物本草書、経穴書から、養生のキホンが学べる100首を厳選し、イラストを付けてご紹介していきます。

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養生やまと歌凡例
凡例や参考文献は第一首目の下部に掲載されておりますので、以下のリンク先からご覧ください。
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