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栄光と苦悩を重ねた後の「めぐりあう時間たち」。甲子園のスター→立教大学→プロ選手。ロッテの沢田投手と西武の田村投手。同い年の2人が同日に勝利投手
同い年のピッチャー2人が別々のマウンドで輝いた。かつて兵庫と大阪の強豪校で甲子園のスターとなり、同じ大学に進学。その後、別々のチームのプロ選手となる。1994年生まれのロッテ・沢田圭佑投手と西武・田村伊知郎投手。同じ日にそれぞれの試合の勝利投手となった。栄光と苦悩を重ねた末に、2人の時間がめぐりあった。 6月1日のセパ交流戦。ロッテ・沢田投手と西武・田村投手が共に別々の試合でリリーフピッチャーとして登板し、直後に味方チームがサヨナラ勝ちを収めたため、2投手が勝利投手となった
どうしようもなく苦しんでいる時は、できることから始めてみよう。阪神が交流戦3戦全敗。計5個のエラーが敗因に。守備からリズムを作っていこう
どうしようもなく苦しんでいる時は、できることから始めてみよう。阪神がセパ交流戦でもがいている。3試合で全敗。計5個のエラーを喫して、ほとんどが失点につながっている。守備からリズムを作って、立て直していこう。今年の選抜高校野球では、好守備のチームが快進撃を見せてくれた。阪神もまずは守備から。手堅い野球が勝利につながるはずだ。 阪神は29日、30日の日本ハム戦。31日のロッテ戦でいずれも敗れている。3戦全敗。その要因は少なからずあるだろうが、私は守備の乱れが最大のポイントだと思
ヒーローが去った後は、新たなヒーローが生まれる。西武のドラ1ルーキー武内投手が無傷の4勝目。防御率1.27でリーグトップに浮上。チーム屈指の大砲を失った後の救世主に
ヒーローを失った後には、新たなヒーローが登場するものだ。西武のドラ1ルーキー武内夏暉投手(22)の快進撃が続いている。交流戦では中日相手に六回途中無失点の好投で無傷の4勝目。防御率1.27でリーグトップに浮上した。昨季オフにFAでチーム屈指の大砲を失った西武。しかしルーキー左腕がチームの救世主となっている。 30日に名古屋で行われたセパ交流の中日戦。西武が初回に先制点を奪う。そして、この日先発の武内投手が直後のマウンドで三者凡退に抑える。いずれも内野ゴロ。打たせてアウトを取
拝啓、山際淳司様。天国に行かれて29年。時が経つのは早いですね。スポーツの世界では「リベンジ」「下剋上」という言葉が多用されています
拝啓、山際淳司様 山際さんが天国に旅立たれて29年が経ちますね。もう、こんなに時が過ぎていたんだと、改めて思います。きょう5月29日は、山際さんの命日。山際さんへのファンレターを天国へ送りたいと思います。 1995年5月29日。46歳で他界された山際さん。あまりに早すぎる他界でした。あるスポーツ紙は、山際さんが亡くなったことを一面で取り上げていました。見出しに大きく「死」と書かれた紙面は、山際さんを失った悲しみを如実に表していました。 私が初めて山際さんの存在を知ったの
地震、経営難…。すべては苦しんでいる人たちのために。大相撲で石川県出身の大の里が史上最速Ⅴ。ラグビーリーグワンは東芝BL東京が初優勝
地震、経営難…。苦しんでいる人たちのために捧げた優勝となった。大相撲夏場所で、小結大の里が初土俵から史上最速の7場所で賜杯を手にした。ラグビーリーグワンでは、東芝ブレイブルーパス(BL)東京が初Ⅴ。石川の地震で被災された人たち、東芝の経営難で苦しむ人たちへ捧げた優勝となった。 大の里は23歳。昨年の夏場所。所要4場所で幕内入りを果たすと、さらに番付を上げ続け、わずか1年で小結に。そして、今場所は12勝3敗と自己最多の勝利を挙げて賜杯を手にした。 初日に横綱照ノ富士を下した
ベテランだからこその決断が、後の栄光につながった。日本ダービー。56歳横山典弘騎手が最高齢Ⅴ。ダノンデサイルに騎乗。前走のスタート前に愛馬の不調を察し「勇気ある撤退」
ベテランだからこその決断。これが後の栄光につながった。競馬の祭典「日本ダービー」。9番人気の伏兵ダノンデサイルが3歳馬の頂点に君臨した。エスコートしたのは56歳の大ベテラン横山典弘騎手だ。前走で愛馬の不調を察して、スタート前に競走を断念した。この「勇気ある撤退」が最高のレースで万全の状態で戦うことにつながった。ベテランに脱帽だ。 26日に東京競馬場で行われた日本ダービー。今年で91回を迎えるレース。今年の3歳馬7906頭のナンバーワンを決める大一番に、精鋭17頭が登場した。
あの夏からつながったノーヒットノーラン。巨人・戸郷投手が偉業。2つの甲子園。高校球児時代に逃した快挙。プロ6年目の伝統の一戦で実現
あの夏からつながった大記録。巨人のプロ6年目、戸郷翔征投手(24)がノーヒットノーランを達成した。2つの甲子園。高校時代の聖地では快挙を逃したが、7年後、プロ選手として同じ舞台で実現した。世界一メンバーや今季の開幕投手など成長を遂げた先にあった大記録だった。 24日に甲子園で行われた阪神との「伝統の一戦」。巨人は先発マウンドに戸郷投手を送った。今季、プロ6年目で開幕投手を務めた右腕。今季9試合目の登板だ。 初回、阪神打線を3つのセンターフライに打ち取って上々の立ち上がり。
遅れてやってきた者から最高のプレゼント。阪神がセリーグ最速の通算1万試合目。上昇モードの西勇輝投手が今季2勝目。チームの大記録に華添える
遅れてやってきた者から最高のプレゼント。阪神はセリーグ最速となる1万試合目を戦った。今季勝ち星から遠ざかっていた西勇輝投手(33)が上昇モードに突入し、今季2勝目。チームの大記録に華を添えた。自身もプロ16年目で通算120勝目をマーク。記録尽くしの試合となった。 23日に広島で行われた一戦。阪神の先発は西投手。今季6試合目の登板だ。前回の先発マウンドでようやく今季初白星を手にした。 今シーズンは好投した試合が多かったものの、なかなか自らの勝利に結びつかず、モヤモヤしていた
歴史的な反乱の舞台はスポーツにも波乱を起こす。サッカー・ルヴァン杯。J3富山が昨季のJ1王者神戸相手に「下剋上」。粘り抜いてPK戦で勝利
歴史的な反乱となった舞台はスポーツでも大波乱を起こした。サッカーのルヴァン杯3回戦で、J3のカターレ富山が昨季のJ1王者神戸を下す「下剋上」を成し遂げた。会場の富山はかつて歴史的な「米騒動」が起きた地。この地で民衆の怒りが爆発し、全国的な広がりを見せた。富山は「小が大を食う」場所にふさわしいのかもしれない。 日本の歴史を学んだ人ならば、「米騒動」は必ず聞いたことのある歴史的事件だろう。1918年に物価、特に米の価格が高騰し、人々は生活に苦しんだ。その怒りが富山の主婦たちを中
やられたら、やり返す。倍返しでなくても。楽天が首位ソフトバンク相手に0-21の大敗。交流戦間近。課題を見極めて、早急な立て直しを
かつて俳優の堺雅人さん主演のドラマ「半沢直樹」が大ヒットした。主人公の決め台詞は「やられたら、やり返す。倍返しだ」。プロ野球の世界では、楽天が首位のソフトバンク相手に0-21と記録的な大敗を喫した。やられたら、42点取って倍返しは無理でも、やり返す必要はある。交流戦間近。チームの課題を見極めて、早急な立て直しが必要だ。 21日に福岡で行われた試合。楽天は先発のポンセ投手が大乱調。二回に5本のタイムリーを集められて、7点の大量失点を喫してしまった。 楽天は三回にさらに1点を
やんちゃ→研究熱心→配慮の人。「投げる伝道師」ダルビッシュ投手。日米200勝達成までの成長物語。技術的にも、精神的にも成長した軌跡は、若者たちへのエールとなる
「投げる伝道師」と呼びたくなる人だ。パドレスのダルビッシュ有投手(37)が日米200勝を達成した。自分のマスターした変化球を惜しみなく後輩たちに伝えていく姿は、高校時代の印象からは真逆のように思える。それはダルビッシュ投手が孤高なピッチャーから伝道師へと成長した軌跡と思われる。 19日(日本時間20日)に行われたブレーブス戦で、ダルビッシュ投手が7回無失点に抑えて、今季4勝目を手にした。日本で93勝、米国で107勝。日米通算200勝の快挙を達成した。 日米200勝は200