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納棺師のお志事

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納棺師である私がお志事で学んだこと、体験したこと。
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#死化粧

日本とは違う死装束の考え方

日本とは違う死装束の考え方

納棺師のお志事での出来事。

皆さんは亡くなった時
どんな格好(死装束)で旅立ちたいですか?

日本では白い着物と呼ばれる白装束(経帷子)

最近では愛用した洋服に着せ替えることも多いです。
高齢の方は白装束で若い方は洋服の比率が高いです。

昨今ではエンディングドレスなどもあります。

ちなみに海外にも死装束はあります。

今回納棺させていただいた故人様は韓国人の女性でした。
しかも105歳とい

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突然居なくなっても生きていける?

突然居なくなっても生きていける?

先日あった納棺師のお志事での出来事。

40代前半男性、くも膜下出血で突然亡くなった故人様。

例の注射が国民に打たせるようになってから
血液系など血管が詰まって亡くなるケースが
非常に増えていることはご存知かな。

心不全も一時かなり居ました。(今も多いが)
突然死する事は当たり前の世の中にありつつある。

私が身近で感じる違和感です。

さて、本題です…

亡くなった故人様には奥さん、子ども3

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「おくりびと」が再びヒットした理由

「おくりびと」が再びヒットした理由

2008年公開で米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」が中国で大ヒットしているらしい!

私も納棺師という職業を知ったのもこの映画。
そして遺族の人にも「あの映画に出てきた職業ですよね」と言われることが何度もある。

納棺師は日本独特の職業。
海外にも納棺師に似たような、遺体の表立った傷や死んだ時に起きた変化などを綺麗に補正し、なるべく生前の姿に近づける処理をするエンバーミングをする

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