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DAY39 子どもとNZ 2024 朝ルーティン

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)

朝ルーティン

いつもは8時過ぎに家を出て、高速を飛ばしてまず娘を高校へ送り届けます。
約16分。

車を降りて校門まで歩く娘。そのうちに3回は振り向く娘にきちんと手を振ります。

そこから朝ごはんを食べたはずの息子が「おなかすいた」と言い出すので、さっきリュックに詰めたばかりのランチバッグを取り出し、早弁。
(バナナやモーニングティー用のお菓子を食べ出す)

これを毎日。
雄大な風景と共に牛や馬が黙々と草を食べる姿を横目に田舎道を飛ばし、息子の学校まで12分。

時間にするとそれほど遠くないし、私は全く苦でないドライブタイムなのですが、距離がすごいです。

最初の16分は高速道路だし、次の12分も一直線の田舎道を110キロで走るのです。

土日に遠出をすると、もうガソリンを入れる間隔は4日に一回のペース。しかも一回の価格は90ドル近い。
怖い。

息子はパジャマのまま、鼻歌まじりで早弁。
学校の駐車場に到着すると、目の前の牛たちを見ながらようやく着替えが始まります。

木曜の朝

今日は2月末。季節は夏らしいですが、夏は夏でも日本でいうところの「さあこれから!という7月頃の夏」なのか、「そろそろいい加減にして!という9月頃の夏」なのか。

体感的に全く分からない。

日本の2月末はかなり寒い。でもたまに春。その逆を考えればいいのだから、
NZの2月末はかなり暑い。でもたまに秋。

おお、これだ。分かりました。

でも、1ヶ月前の真夏でも、朝は寒かったぞ・・・
到着してから今日まで、家のクーラーをつけたのは2回だけ。
しかも夕方の30分くらい。

ところで今日は木曜日。

娘の学校はなんと木曜日だけ10時から始まり、しかも終わり時間はいつもよりちょっと早いという、完全にラッキーデー。

そこで、朝から大変なのです。
息子にとっては、姉の学校へ行ってから自分の学校。なので車の中でのんびりと過ごしてから登校、という流れが日課になっているのです。

うちの子みたいなこだわりが強くルーティンを壊されるのを毛嫌いするような子に、こういう例外、本当に困ります。

先週は「今日はまず小学校ね」と、先にそしてすぐに降りなければいけないことを、直前に、しかも運転しながら伝えた私が悪かった。

パニックになるほど怒り出し、なんとか登校させられましたが、かなり苦労しました。

ということで、今回は前の日から何度も伝え、そして娘と打ち合わせ。
先に小学校に息子を送ってから一度家に帰ってきて、それからでもまだ間に合うので、そうすることに。(なんて甘い母親。効率悪過ぎるのだけど)


そして息子には、「木曜日はバスで高校に行く日なんだって」と言いました。

うそつくなんて可哀想だけど、息子の精神安定のために仕方ないのです。
ごめんね。

バッチリ。うまくいきました。

息子の朝の習慣を変えたい

NZに来てからの最初の数週間、あまりに忙しすぎました。
大人がわたし一人なので、あらゆる設定ごとや探しもののお出かけ、登録や何やら、子どもたちを待たせることばかり。

高校生の娘はもちろん一人で勉強したり音楽聴いたりできますが、問題は息子です。

私が悪かったのです。
テレビを見ておいて!
ゲームをしておいて!
と言うしかなかった。

最初が肝心、と分かっていたのに。
忙し過ぎた。必死でした。

そこで、夜寝られない。朝起きられない。無理やり起こす。お互いストレス。

3年生の漢字だけでも一緒にやろうと思っているのに、テレビを見てしまう。
この習慣をどうにかして良い方向へ持っていかなければ。
大切な一年。

楽しくルーティンをこなすツールを作らなくては。
2ドルショップへGO。

買ってきたのは大きな画用紙。
大きなパネルにロケット型の動くモチーフを作って、朝のルーティンを見える化しようと思ったのです。

のりは確か日本から持ってきたと思い込んでいましたが、探しても無いので買ってきました。
飛行機に乗る前の夜、軽量化するためにのりも置いてきたということを思い出しました。
(そんなの数g変わるか?!と思われるかもしれませんが、それほどピッタリ23キロにしてきたのです)

そして息子専用の時計も購入。

うちに時計がなくて困っていたのですが、息子が動けないのはこれが原因だったか?
とにかくちょっとモチベーションが上がりそうなものを見つけたので、これでなんとか起きてもらおう。

楽しくなってきたところでお迎えタイム。

帰ってきて、画用紙やらハサミやのりが転がっている様子を見た息子が、

「ぼくも作りたーーーい!!」

そうなるよねぇ。

そこから二人で久々の工作タイムになりました。

私が思い描いていたロケット型は却下され、本人が好きなように描くことに。
私が設計していたデザインは却下され、息子が思いついた方法で作ることに。

それには黒いボードが必要ということになり、、、ココで息子の集中力がプツンと切れました。

残念ながらまた明日〜
早く完成させて一刻も早くルーティン修正を始めたい。

平日の夕食後

夕方ご飯を食べた後、近くの図書館前の公園へ。
最近バスケットボールが大好きな息子。
そこにはバスケットボール専用のコートがあるのです。

もう夜7時過ぎなのに、続々と集まる子ども、ファミリー、カップル。
のんびり芝生の上で食べたり飲んだり。

今日は何かのホリデーでしたか?
と聞きたくなるほど、まったりのんびりした雰囲気の平日夜7時なのでした。

まだまだ日差しが強いので、サングラスをとりに駐車場に行ったのですが、戻ってくると、
噴水で遊びながら、靴とボールを洗っている息子発見。

全身ずぶ濡れ

あんまり楽しそうにキラキラしているのでしばらく放っておきましたが、一生終わりそうにない。

さー、帰るよーー!と何度言ったことか。

シャワーなしでもいいくらいさっぱりきれいになりました。

楽ちんだからもう今日はこのままパジャマを着てもらおうかな、なんて思いながら、ようやく駐車場に向かい始めました。

が、裸足でわざわざ芝生やら土の上を練り歩き、転げ回り、掘り起こし、一瞬でどろんこに。

ほんの数十メートルをまっすぐ歩けない生き物だったことを忘れていたよ。

在留届提出

ところで。ようやく在留届を提出。
住所が決まってからもう1ヶ月が経ってしまった。

日本にいた時、この「在留届」を出す頃はどんな気持ちなんだろうなぁと思っていたけど。

数ヶ月前の私へ。

あなたは毎日バタバタと慌ただしいですが、がんばっていますよ。
でも場所が変わっただけで、やっていること、同じですよ。

サポート頂けたら嬉しいです!自分の世界をどんどん広げ、シェアしていきたいです。コツコツ階段を登り続け、人生を楽しみ尽くします。