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DAY 33 子どもと一緒にNZ 2024

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)

しまった!
いつものコインランドリーにて。

50ドル札をくずしてから、20ドル分くらいのトークンを買おうとしたら、
全てそのままトークンになって出てきてしまった。
まあ、すぐに使い切るだろうけど。

コーンフィールドメイズへGO

さて今日は、NZに行ったら子どもたちを連れて行こう!と思っていた場所へ。

とうもろこし畑の迷路へ行ってきました。

うちから車で17分。近かった。

Bucking Boar Cornfield Maze

まずはカフェでランチ。息子は大きなトランポリンで遊んだり。ここまでは優雅で良かった。

とうもろこし畑の迷路は難しいので良かったら有料でマップもあるよ。とのこと。
まぁ、今回はいいか。とりあえず無しで。と買いませんでした。
これが大失敗。

迷路はかなり複雑。
コーンの背が高い!最初は楽しく「あれ、ここさっき来たところじゃない?」「あ、一つ目のスタンプ見つけた!」とやっていたのですが、そのうちに本当に迷って、どこにいるのか分からなくなって、どうにもこうにも抜け出せない。

もうこうなったら・・・とわたしが先頭に立って、道から外れてコーンの中を突っ切るという荒技でズルをすることに。(ごめんなさい)
それでも次のスタンプ場所が見つからない。

歩き回って疲れて暑いし、何度となく通る出入り口前で娘は先に退散することに。

そして息子とまた歩き出したけれど、、、、だんだん怖くなってきた。
見上げれば、真っ青な空。真っ白な雲。そしてとうもろこし、とうもろこし、とうもろこし。

本当に新しい道を見つけられない。
結局ギブアップしました。
これまで日本で参加したことのある迷路は単なる子どもだましだったんだ。あんなイメージで簡単に抜けられると思った私が間違いでした。


こんなに難しいならマップを買っておけばよかった。

もうこれから一生、コーンフィールドを見ると思い出すのだろうね。

とうもろこしたちに囲まれ、白い砂の道をお互いに「こっちじゃない」「あっちだよ」「ちがうちがう」と言い合いながら必死に歩き回った1時間ちょっと。

日本で想像していた「子どもたちとコーンフィールドの迷路で楽しく歩き回る」イメージとはかなりかけ離れていたけれど、とりあえずNZでやりたかったことを一つクリア。

ウォータースライダー


そのコーンフィールドで黙々と歩いている中、聞こえてきていたのは、巨大なウォータースライダーで遊ぶ子どもたちの叫び声。
息子がやりたくなるのも当然。(もちろん水着は持参していました)

巨大なので、高低差があり楽しそうですが、階段を登ってくるのが大変そう。それでも何度も何度も滑っては登ってくる子どもたち。

先に滑った子たちが下のプールから出たのを確認し、飛び込んでいいよ、のサインのために椅子に座ったお婆さんが「ピ!」と笛を鳴らしてくれるのですが、
「Ok、Boys!行っといでー!」とか「Girls!準備はいい?!Go!」とか毎回声をかけてくれます。

それに対して、子どもたちも

「早く早く!行きたいよ、まだぁ?」とか「僕こんな格好で飛び込んで(滑って)みるよ、見ててね!」

こんなやりとりが永遠と続きます。
息子はそこで、なんと2時間半。

滑って登って、滑って登ってを繰り返しました。

娘はカフェで勉強。
わたしは行ったり来たり。

「そろそろ帰ろう」と何度言っただろう。
ようやく帰ったのはもう夕方近く。

疲れ果てているだろうに・・・まだ今日は終わらない。

サンセット・シンフォニー

Sunset Symphony
(Trust Waikato Symphony Orchestra)
Rhododendron Lawn, Hamilton Gardens

Free Admission
Sat 25 Feb 2023, 7:15pm-9:30pm

ハミルトンガーデンで屋外コンサートがあるという情報が入ってきたので、子供たちに聞いてみると、「行ってみたい」

私たちの滞在は1年だけ。この夏を満喫しないとね。

ピクニックシートを持って、早めに向かい、無事に駐車場にも駐められて、さあ会場へ。

美味しそうなキッチンカーもたくさん出ていて、芝の上にカラフルなシートが並び、のんびりくつろぐ人々。早速バンドの人たちがノリノリでミュージックを奏でていました。

こんな目の前でこんな良い席、簡単に座れちゃってラッキーだね!と、
ピザを買ってきて音楽を楽しんでいました。

そこで娘から「あっちの方でたくさんの人が並んでいたよ」

「へー、なんだろうね?
もしかして楽しんで帰った後に、実は違うイベントだったなんてことになるかもねーははは」

なんて話していました。

息子がトイレに行きたいと言うので立ち上がり会場を見渡すと、あれ、人が増えてこない。
場所取りに成功したと思っていたのに。

息子が出てくるまで待っていたわたしの挙動不審を怪しく思ったのか、係の人がわざわざ声をかけてくれました。

「何かヘルプが必要ですか?」

「あの、たくさんの人があっちの方へ行きますけど、向こうに何があるんですか?」

「ああ、シンフォニーですよ。今日のメイン会場です。」

「え、じゃぁ、このステージは?」と目の前で盛り上がっているステージを指さすと、

「ああ、これはただのバンドですよ」

なんと。やはり勘違い。こちらは本番までの余興でした!
慌てて移動しましたが、遅かった。

狭い道を渡った先に広がった、大きな大きな会場には、ものすごい人・人・人。
みんなすでにピクニックシートや椅子などを並べてくつろいでいます。
大きなソファを持ち込んでいる人も。(どうやって?)
なぜか枕を抱えている人もたくさんいました。

良い席はもうない。うんと遠くまたはうんと近く。
ステージの目の前(うんと近くを選んだ)でほんの隙間にササッとシートを敷いて座りました。
なんとかギリギリセーフ。

ああ、これが本物だった!
という大音量の大会場。ライトアップされた大きな大きな木の横に設置された大きな大きなステージ。さっき見たステージの4倍くらいありました。

オーケストラの音楽がはじまると、子どもたちがステージの前で踊り出したり歌い出したり。とってもにぎやか。

この雰囲気を無料で楽しめるなんて・・・

そんな中息子は

「Switchの充電が切れたー!」とブチ切れていました。
せっかく陣取った場所でしたが、

「早く帰らないと暗くなっちゃう!キャッチボールができなくなっちゃうよ!帰るーーー!」

と駄々をこねて帰りたがる息子をなんとか落ち着かせるのに大変。
こんなに音楽が素敵なのに。

そんなご機嫌斜めの息子の目の前に、ある大家族がシートを並べ始めました。また狭いところをとても上手に。

「見えないよー!」(日本語で)とはっきり言う息子の表情にその家族のママが気づいて、「ごめんなさいねー」(英語で)と申し訳なさそう。

いえいえ、全く大丈夫ですから!
相変わらず相手の気持ちを考えない息子。正直でよろしいけれど、こんな時はお互いさま。

譲り合いの精神をどうやって言葉で息子に伝えるか、もうイライラが爆発寸前でとてもうまく説明できない。

しばらくすると、そのママが大きなタッパーから炒飯のようなものをお皿によそって子どもたちに配り始めました。
大きな子から小さな子まで7人はいる。もしかしたら里親さんかもしれない。
それぞれの子供たちにとにかく十分な食べ物を与える優しい母熊のよう。

子どもたちがどんなに不機嫌でも決して乱れないママの姿に感動。
どうしたらこうなれるのだろうか。
素敵だなぁ・・と(見ないように)見ていると、

私たち家族にも「食べる?」と聞いてくれるではありませんか。
(私たちが欲しそうな顔をしていたのかも)
与える相手が多すぎて、もう2人3人増えたところで関係ない、と言う感じ。

こんな手作り(かどうかは分からないけど)をサラッと見ず知らずの家族にわけてくれるなんて。

遠慮なく、いただきまーす!

美味しい!

そしてさらに、用意してきたコーンに大きな箱からアイスを取り出し、2回・3回スクープ。
息子にくれました。
味にうるさいはずの息子がこれまたなんと、

美味しい!

いつもならコーンは残すのに全部ぺろっと食べました。
良かった良かった。すっかりご機嫌なのでした。

あんなママになれたらなぁ。
コンサートも素晴らしかったけれど、あのママの素晴らしさが100倍印象に残った夜でした。

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