羽読誠考@新人Vtuber

わたくし小説家Vtuber、羽読誠考と申すものです!以後お見知り置きを!

羽読誠考@新人Vtuber

わたくし小説家Vtuber、羽読誠考と申すものです!以後お見知り置きを!

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明進歩社、代表取締役の七刀差 拓磨(しちとうさ たくま)と申します。 この度本社からnoteへと支部を出させていただき至極恐悦の極みにございます。つきましては、契約済みの小説家である羽読誠考氏と共にVtuberの皆様の益々の創作活動の発展を目指し、ここに支部の設立といたします。 契約Vtuber小説家の方々を随時募集しております。ご希望の方は羽読誠考氏のTwitterにてその旨のリプライ、ダイレクトメールをお送りいただければと思います。今後とも明進歩社をよろしくお願いいたします。 本社所在地:バーチャル京都府京都市川端区森見町綾辻6丁目

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Vtuber羽読誠考の現界録:前編

明進歩社はバーチャル京都に設立された小さな、小さな出版社である。どのくらい小さいかというと、会社員が社長と、編集者1人、そして契約小説家がわたくし一人という惨憺たるありさまである。どのようにして会社に利益が及んでいるのか見当もつかないが、バーチャルという情報生命体に金銭的な利益などというものはみそっかすなものなのだろう。 わたくしの名前は羽読誠考、バーチャル小説家である。頭にバーチャルとついているのはわたしが実態としてこの世に存在していないことを意味する。いわゆる情報生命体

    • 声劇:鉄の乙女

      時は戦時、ベローゼ王国は女神の住む地と言われる聖地△△をかの忌まわしき敵国から取り戻すための戦いを続けていた。 戦場に一際大きな怒号が響き渡る。 「我こそは! アイゼン・フォン・シュバリエ! ベローゼ王国に栄光を! かの賊国に滅びを!」 彼女の叫びに呼応するように自軍の士気は上がり、敵軍の前線は勢を失う。ああ、彼女こそが戦場の女神アイゼン・フォン・シュバリエである。 「ただいま、帰ったぞ」 アイゼン様が帰られた。他の召使たちと同じように、私も頭を下げてアイゼン様を迎える。

      • 24時間配信配信を終えて〜長時間配信にて気をつけるべきこと〜後編

        前編の続きから、長時間配信を行うにあたって気をつけるべきことです。 その2 自分の置かれてる状況、環境を考える これはわたくしが全く考慮できていなかった部分です。「配信環境」「自身の周囲の人々」の2点から説明できればと思います。 Vtuberとして少し混み入った話にはなりますが、配信者であれば当然配信を行うための機材が用意されています。わたくしであれば配信ソフト(OBS)、オーディオ機器、そして自分の姿を動かすための機器が必要でした。 3つ目のものが想定外に曲者でした

        • 24時間配信配信を終えて〜長時間配信にて気をつけるべきこと〜前編

          わたくし、小説家Vtuberの羽読誠考(はねよみせいこう)と申すものです。 挨拶はそこそこに本題に入りましょう。この記事の目的は「自らの活動の記録付け」「今後わたくしと同じような取り組みをされる方々への一助になる」ことでございます。 わたくしは2020年5/9日18:00〜5/10日18:00まで、SHOWROOMという配信プラットフォームで24時間配信を行いました。 なぜそのような荒業をと思われる方々もいることでしょうが、それは別口で記事を書くので置いておきましょう。

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        Vtuber羽読誠考の現界録:前編

          Vtuber羽読誠考の現界録:後編

          退勤ののち、我が宅でパソコンを立ち上げる。動画投稿サイトでVtuberと検索すると、大量の動画が並ぶ。どれもこれも1時間を超えるような動画時間のものばかり。これを全部見ると思うとげんなりしてくる。どうもVtuberとは特殊なものでわたくしが好んでいたゲーム実況の動画と違い、生配信を主体として行っているらしい。編集がなく、あるのは画面と配信者。そのなかでゲームをしたり雑談をしたり。数十分の間は配信を見続けたが。結局は変わり映えしない画面に飽きてみるのをやめてしまった。 なるほ

          Vtuber羽読誠考の現界録:後編

          正義の宇宙怪人アンディ:前編

          「怪人がでたぞー!」 走る俺の姿を見て連中は口々にそう叫ぶ。その通りさ。俺は怪人。宇宙からやってきた鼻つまみ者さ。気安くアンディって呼んでくれていい。俺の脚は1つ跳びで5メートルの地を駆ける。おっと目の前に建物だ。俺は両足をぐっと踏ん張って、思いっきり伸ばす。建物の上を優に飛び越える。耳を切る風の音が鳴る。最高に気持ちがいい。俺はスパイダーマンのように華麗に着地を決めると、再び駆け出す。 まったく、怪人ってのは厄介な存在だよな。俺みたいなとんでもない奴らが悪いことをしよう

          正義の宇宙怪人アンディ:前編

          正義の宇宙怪人アンディ:後編

          街から離れた俺は砂浜に作った大型テントに怪人を連れてきた。よそ者がめったに来ないプライベート・ビーチだ。テントの中の居心地はいいとは決して言えないが、穏やかな波の音は最高の入眠剤だ。 「おいおい、また連れてきたのかよ」 テントには俺を含めて怪人が3人住んでいる。1人は留守番、1人は食料調達、1人はヒーロー。今連れてきたこいつで4人目だ。 「仕方ねえだろ。ここ以外に怪人の居場所なんてねえんだから」 うめき声をあげて連れてきた怪人が目を覚ます。 「お、グッモーニン。気分

          正義の宇宙怪人アンディ:後編