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エッセイ風

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エッセイ 日々感じること セイ子の想い
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#生きづらさ

鏡の中の僕

鏡の中の僕

ただいま
鏡の中の僕
「今日は元気かい?」
「元気だよ‥」
いろんなことをあきらめてきたし
我慢だってしているさ‥

このままでいいはずないけど
冒険する勇気もないんだ
鏡の向こうの僕は
夢があるのに
もうひとりの僕が
うつむいている

何かを変えることが
成長だと   
思ったりもしたけど

大切な人を
傷つけてしまってまで
僕は歩いていく勇気はないよ
後悔を重ねていく

鏡の向こうの僕に
愛さ

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永遠と一瞬

永遠と一瞬

失うことが 何かを得るためなら
この“サヨナラ”は 誰かと出会うため

この涙が いつか笑顔になるためなら
いつでも受け入れる

でもね

"誰かのため"
“何かのため“

それだけのために生きていたら
いまの痛みから逃れることはできない

手を握っていないと不安になる
僕の手は

きっと手放してしまえば
楽なのに
しがみつくのはなぜだろう

花の儚さに似て  永遠なんてものはない

自分の弱さに

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羽

何を躊躇するのか
何に怯えているの?

飛ぶための準備はしているのに
何をためらう

君の背中の羽はきっと
迷っている

何に怯えているのか
飛べない言い訳ばかりを探している

あるはずもない足かせが
君の邪魔をする

君は「安定」を望む生き物

今を変えろ
「飛び立つ」という変化は

時には苦痛を伴う
不安定な日々も続くだろう

君を知っている
いつも傍にいる
ずっと前から
出逢っているでしょ?

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手に入らないもの

手に入らないもの

「手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めている方が楽しいんじゃない?」

ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の中の主人公とわ子に対する八作の台詞

独りで生きてはいけるが寂しい。寂しいのは嫌だが、そのために誰かと二人でいても、自分を好きになれなかったら、結局独りだ。「好きになれる自分と一緒にいたいし、独りでも幸せになれると思うんだよね。無理かな?」。そう話すとわ子に、八作は軽く

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