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「MCL損傷後の骨化性筋炎」#書く習慣135
日々の診療お疲れ様です。TROT(トロット)です。
今日は固定資産税と自動車税の通知書が届き、早くも吐き気が止まりません。
今年から楽天の払い込みが可能になったとかですが、情弱すぎて付いていけません…。誰か助けてください…。笑
今日は、MCL損傷後にリハビリが始まり、久しぶりに歩容を見たら膝屈曲位歩行になっていて、再度XP撮影を行ったところ骨化性筋炎が見つかったという患者様がいらっしゃったので骨化性筋炎についてまとめていきたいと思います。
骨化性筋炎
骨化性筋炎とは
・骨化性筋炎は、骨や関節周囲の軟部組織に外傷などの刺激が加わって起こる異常骨化現象
・外傷による刺激(骨折、脱臼、打撲、リハビリ等)により起こることが多い
・疼痛を伴う可動域訓練は症状を悪化させる危険がある
・暴力的なリハビリは骨化を助長する
・主な症状は、疼痛と可動域制限
・血液所見
赤沈、CRP、ALPが上昇する
・治療薬
NSAIDs(インドメタシン)、BP製剤は骨化抑制に働くとされている
・症例によっては骨切除術を行なうこともある
・骨切除術は発症から12ヶ月以内に行うと再発率が高い
・12ヶ月以降に炎症所見の消退を目安に行う
画像変化
・11週目で競技復帰も許可し、試合に出場可能となり、X-P像では骨化像の消失、増大傾向は見られなかった
・レントゲン
骨化性筋炎はレントゲンで白く薄い帯状の影として認められます。
レントゲンではっきりわかるまでには1ヶ月程度かかる
初期には淡い石灰化像陰影として認められ、1ヶ月程度で線状または塊状の骨陰影となる
・エコー
XPで観察できる前に筋組織の変化を早く見つけることが可能
リハビリ
・修復に至るまでの流れは以下の通り
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・骨化性筋炎では、過度な抵抗運動や他動運動では、筋に対してストレスがかかり、再出血が生じ、骨形成につながる可能性があるため、ROM運動や筋力増強運動時は疼痛自制内で自動運動のみ実施
・全身バランスの調整を目的にバランスボードも実施
・疼痛自制内でPTを行うことで、疼痛の緩解、筋の伸張性が向上した。その結果、ROM改善につながった
参考文献
結語として
固定の段階で出血のコントロールをしっかりと行うべきだったなと思いました。
固定最終段階まで伸展位の外反時痛を訴えていたので、痛みのコントロールもイマイチだったなと反省しております。
現在は積極的な可動域訓練は行なってはいませんが、炎症消退とともに徐々に運動も取り入れていこうと思っています。反省。