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インドの旅・ヨガの聖地リシケシ(食事事情)

インドへ行ったことのない皆様から良く言われるのは『全部カレーですか?』『お腹壊しませんか?』『辛いの苦手なんです』
インドは南北の広がりは日本と変わりませんが、東西に広く、国土は日本の9倍あるようです。その中で28の州にわかれそれぞれで地域性があります。
食文化も多様で、主に北部は麦が中心、南部はお米が中心です。
牛肉はほとんど見かけることはありませんが、鶏肉や羊や魚介類は良く食べられ海の近くでは新鮮なエビや魚を食べさせてくれるレストランは多くみられます。
酒類も豊富で、インドワインは安くて質がいいと評判ですし、ビールメーカーも数があり日本のものと変わらない味わいです。
基本的にヒンドゥ教では肉食と飲酒は認められていないことが一般的ですが、最近では若者を中心に飲酒の習慣が広がっているようです。
辛いのが苦手という方も多いのですが、唐辛子など辛味を除くオーダーがどのレストランでも可能です。(これはインドの人にとっては物足りない味らしいですが、、、)
ここでは、今回のインドツアー(北インドのリシケシのみ)で私が食べたものを列挙します。

アシュラム食

滞在前半はヨガアシュラムでしたので、街のレストランとは見た目は似てても味付けは全く異なります。
基本的には全て豆類と穀物と野菜で作られます。煩悩性を高めるものつまり、心の修行、瞑想を妨げるもの(ニンニク、ネギ類、キノコ類、唐からし)は避けられます。そして、旬を大切に食材を変えていきます。
日本でいう精進料理の考え方と共通しています。

豆カレーとバスマティーライスとチャパティー コーンスープ
豆カレーとブロッコリーとジャガイモの和え物 ライスとチャパティー
パパイヤ(旬!)とファルーダ(甘いミルク麺)
トマトスープカレーとグリーンピースとキャベツの和え物 ライスとチャパティ
豆カレー(豆の粉団子)とジャガイモの和え物 ライスとチャパティー

ごく一部ですが、毎食ちょっとづつ違うので飽きません。
そして、日本人にとってはどれも美味しいと思います。塩辛さもなく、普段味の濃い食事をされているかたは、味覚が整っていく感覚を味わえると思います。
アシュラムは出されたものをいただきます。外から食事を持ち込むことはできません。口に合わないと感じたら、残すのではなく、少量だけよそっていただき完食しましょう。
早朝から瞑想、アサナのプログラムの合間にこうした体に優しい食事が提供され、食事の際は先生もスタッフも一緒に食堂で食べます。食べることはやっぱり皆の楽しみ。
こうして、心も清らかになっていくのがアシュラムという場のもつ魅力です。

街の食事

リシケシのアシュラムの外はいわゆる観光地。
インド各地から、コロナ前は世界中から人が集うインド有数の観光地です。
ホテル、レストランは豊富で、露店を含めるとかなりの店舗数になります。
チャイなどは道端の屋台で10~15ルピー(20円弱)で飲めて、おいしいですし日本の方が飲んでも安心です。

ちいさいカップですが、甘いからこれで十分
こちらも屋台 チャイも美味しい お菓子なども売ってます

露店の屋台では、食事も豊富ですが時折料理に生野菜が含まれている場合があります。野菜自体は問題ないのですが、その野菜をどの水で洗ったか?心配です。最近ではレストランの調理には浄水器が使われていますから、飲んでも安心の水で洗った野菜で安心です。ただ、道端の屋台では、浄化水を使っているところは稀ですので、心配な方はレストランでの食事をお勧めします。

大好きなmuseli フルーツヨーグルトボール 150ルピー
チョウミン(中華) 大好き 110ルピー
南インド料理のチーズドーサ 180ルピーくらい
hotローズミルク 80ルピー
ミックスべジカレーとライスとチャパティー とチーズのカレー
ベジタブルビリヤニ 240ルピー
ゆでたまご(ホテルの朝ごはん) 黄身が白い
ミネラルウォーター 20ルピー
これおいしかったなぁぁ アボガドサンド 120ルピー
味噌汁 110ルピー
寿司 240ルピー
ミルクがゆとフルーツ(オートミール) 80ルピー
トゥクパ(チベット料理) 180ルピー
てんぷら 180ルピー
ココナッツ 70ルピー
ビーガンプレート 280ルピー

他にもレストランでは、インド料理はもちろん、イタリアン、中華、イスラエル、チベットの料理がそろいます。
インド料理に関しては、日本のインドレストランと変わらないと思います。どこも美味しい。日本では高級なバスマティーライスがこちらでは当たり前に出てきますから、ボリュームがあってもお腹は軽く感じます。
リシケシは町全体が菜食ですので肉類が提供されることはまずありません。でもアシュラムと違って油、タマネギ、ニンニクなど煩悩性の塊ですから、油断してるとお腹周りが大きくなってしまいます。どのレストランも、安くて多いので、食べることの大好きな国民性を感じます。

私があまり食べないから写真が無いのですが、リシケシはパンも美味しいです。パン屋さんやスイーツ屋さんもあり、多くのヨーロピアンが集っています。

インドでの食事で気を付けること

前述しましたが、インド全体で文化も衛生面もまるっきり異なります。
リシケシなどの観光都市では食事の衛生面はかなり良いと思いますが、地方都市になると気を付けておいた方がよいと思います。

・生水(水道水)は摂取しない
・生野菜は気を付ける
・氷は何で作られたか気を付ける
・オーダー後調理されたものを食べる(冷蔵庫など保存できるところは少ない)
・屋台では油が古い場合もある
・火を通しているものを中心にする

極端に恐れる必要はありません。
上記のことに少し気を配るだけで大丈夫です。
それよりも、野菜だけでこれだけ美味しい料理のバリエーションを見せてくれるインドをぜひ楽しんでください。

よろしければサポートお願いします。サポートいただいた費用は夢の実現へ活用させていただきます。私の夢は「メンタルヘルスアシュラムの建設」です。