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新しい小説の創作方法、流通方法、発表方法をつくる🌎💫アマチュア作家支援プロジェクト👊🌈デジタルネイティブによる小説制作プロジェクト🥃週刊High Wright 近日発売予定🔥ブログ:https://seikaminoru.com/

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プロジェクト短編小説┃『東京の生活』

 ヘンリーデビッドソローの著作に『森の生活』という本がある。都会を離れて自給自足の生活を送った二年間の記録だ。生前こそ評価されなかったようだが、記録文学という点においてアメリカ文学でも高く評価されている。これは生活を記録するという文学ジャンルであるが、ただの生活の記録が読み物として価値を持っている理由は、文学的価値が、どれだけ事実に基づいた正確な描写をするかということや、自分の気持ちを素直に表現出来ているかどうかというところにあるからではないだろうか。簡単なようで、これがとて

    • 世界情勢コラム アルツハイマー病に対しての新薬

      2021年6月8日のニューヨークタイムズを読むと、アルツハイマーの新薬を米食品医薬品局が承認したことが記事になっていた。しかし、新薬の効果や危険性については、十分に議論され尽くしていないと指摘している。 https://www.bbc.com/japanese/57394924 今日はそれについて取り上げたい。 「アストラゼネカの評判があまり良くない。次がモデルナ、ファイザーが一番信用できると」 「へえ」 こそこそ声でサラリーマンが話すのが聞こえた。その日のランチは喫

      • 世界情勢コラム アフガニスタンからの撤退

        2021年6月7日のニューヨークタイムズの記事を読んだ。アフガニスタンからアメリカ軍が撤退するようだ。さて、どんな影響があるのだろうか。アフガニスタンにアメリカ軍がいるのは、アフガニスタン政府が反乱軍であるタリバンを自国で抑えることが出来ないからであり、その力を持った今となっては、アメリカ軍は撤退しても良いとの判断なのだろう。 しかし、アメリカの諜報機関CIAは、現地での活動を止めるわけにはいかない。何より、2001年のテロで自国を攻撃された過去がある。CIAがその失策を繰

        • 世界情勢コラム アメリカの選挙結果に関する不正疑惑

          2021年6月6日、ニューヨークタイムズではトランプの側近が、選挙結果が操作された証拠を探し出すことに躍起になっていたことが記事になっている。前アメリカ大統領のトランプは選挙結果は不正だと主張した。この結果、暴徒が国会議事堂に押し寄せる事態にまで発展した。 そもそも選挙制度において、選挙を管理する者は信用できるのだろうか。これがこの問題の本質的な問いでもある。違う言い方をすれば、情報を管理し、それらを発表する立場にある者は、本当に信頼に値する行動をとっているのだろうか。とい

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        プロジェクト短編小説┃『東京の生活』

          世界情勢コラム 『ニューヨーク市長選と政治』

          2021年6月5日、アメリカでは、ニューヨーク市長選に向けた討論が行われている。本来ならば、もっと日本の政治に興味を持つべきなのだろうが、英語学習のつもりで始めた英字新聞の購読が、純粋にアメリカ政治への興味につながってしまった。それはそれでいいことだろう。何事もわかるようになるから面白くなるのだ。きっと、私も日本の政治家の暮らしぶりとか、考え方とかも、もっと知れば面白く興味を持てるかもしれない。 さて、ニューヨークという、アメリカを代表する州を率いるのは誰になるのだろうか。

          世界情勢コラム 『ニューヨーク市長選と政治』

          『世界時々フィクション(No.13)』どうなるニューヨーク市長選!?

          ニューヨーク市長選に向けた討論が行われている。ニューヨークという、アメリカを代表する州を率いるのは誰になるのだろうか。争点は、犯罪抑止にどれだけ貢献できるか、これまでどれだけの実績があるか。経済を回復させ、教育を発展させるビジョンはあるのか、こういったところだろう。若者に人気のベーシックインカムについても議論されるだろう。銀行家、警察官、大学関係者、起業家、弁護士、バックグラウンドも様々、実績も様々だ。 この港町、マンハッタン、クイーンズ、ブロンクス、ブルックリン、ワールド

          『世界時々フィクション(No.13)』どうなるニューヨーク市長選!?

          『世界時々フィクション(No.12)』バイデン大統領が北大西洋の開発中止命令!?

          「ツナサンドはカリカリに焼いてください」 その日はツナサンドが食べたかった。脂っこいものではなく、アッサリしたものが食べたかった。午前中に来週のことを片付けて、午後には再来週のことを片付けるつもりだった。 ランチでニューヨークタイムズを読むと、バイデン大統領のアラスカの野生生物保護区の石油開発計画のリース権を差し止める命令について記事になっていた。なるほど、アラスカで石油掘削プロジェクトが走っていたんだね。そんなこと、私はそもそも知らなかったよ。 そもそもアラスカという

          『世界時々フィクション(No.12)』バイデン大統領が北大西洋の開発中止命令!?

          『世界時々フィクション(No.11)』アメリカで銃の売上が増加中!?

          緊急事態宣言が6月20日まで伸びた。色々なことがまだ止まりそうだ。ワクチンが接種出来るようになるのはいつだろうか。医療機関関係者への接種は始まっている。さて、私に打たれるのはいつのことだろうか。 ニューヨークタイムズを読むと、アメリカで銃の売上が増加しているという情報が飛び込んできた。なるほど、アメリカは銃社会だ。売上によって、人々の心理状態も見えてくるというものだ。 どうやら、アメリカでは選挙のたびに銃の売上が上がるらしい。それも日本ではピンとこない話だ。しかも、今は選

          『世界時々フィクション(No.11)』アメリカで銃の売上が増加中!?

          『世界時々フィクション(No.10)』中国の一人っ子政策が終わり!?

          星野が話しかけてくる。無意識に男を惹きつけるところが厄介だ。 「小林さん、ちょっといいですか?」 「どうしました?」 「私も面接をしたいんです」 「そうかい?それはまたどうして?」 「やっぱり人事として専門性を磨きたくて」 「・・わかったよ。井上に相談してみることにするよ」 「採用を担当できる人間は多くないんだよ。人に会うのが好き。これが最初の条件なんだけど、ここで落ちる人間が8割を超えると思うね。」 星野は可愛らしい目を丸くさせて、少し考え込むような感じにな

          『世界時々フィクション(No.10)』中国の一人っ子政策が終わり!?

          『世界時々フィクション(No.9)』ロシアからアメリカへのサイバー攻撃!?

          ロシアがアメリカの支援機関をハッキングしたというニュースが飛び込んできた。 その日は休日で、昼までぐっすり寝ていた。一週間の疲れが出ていたのだろう。自分でも驚いた。ぐっすり12時まで寝て、昼ごはんに餃子を食べた。 「InstagramとかTwitterでのプロモーション考えてるんですよ。今度また教えますね!」 編集担当の男はプロジェクトマネージャーだ。広報は任せているので、宜しく頼むと答えた。さて、どうなることやら。 SolarWinds attack、これは作戦名だ

          『世界時々フィクション(No.9)』ロシアからアメリカへのサイバー攻撃!?

          『世界時々フィクション(No.8)』コロナウイルスはどこから来たの!?

          コロナウイルスはどこからやってきたのか?世界を騒がせたこのウイルスの出どころは何だったのか。陰謀論がニューヨークタイムズを賑わせている。 大統領が諜報機関に調査を命令する、それが新聞記事になっている。さて、どんなチームが組まれて、どんな調査結果が出てくることやら。このチームのキャスティングで、出てくる調査結果も変わることだろう。資料を作成する者は、常に、どんな回答を出せば、読者が喜ぶか。これを考えてしまうものだ。そこには、希望的観測も入るだろう。まさか、この調査チームに中国

          『世界時々フィクション(No.8)』コロナウイルスはどこから来たの!?

          -2021年5月26日/日本/道玄坂-『世界時々フィクション』

          その日は朝から曇っていた。数多くの新規学卒者へのプレゼンテーションをこなしていたので、なんだか疲れていた。話すのが仕事だが、話しすぎて疲れるなんて妙な気分だ。しかし、仕事は止まらない。早速、翌日は誰かを急かしている。 「資料の準備はできましたか?」 ニューヨークタイムズをチェックすると、白人警官に殺されたとされる黒人男性、ジョージフロイド氏に関する内容だった。事故か殺人か、それが問題になっている。 暴力ではなく言葉を使って説得や協議をすることに重きを置いた。これが世界の

          -2021年5月26日/日本/道玄坂-『世界時々フィクション』

          -2021年5月25日/日本/代官山-『世界時々フィクション』

          「人事から合否連絡がないんだが、こちらから電話かけてもいいのかな?」 友人から連絡があった。どうやら転職活動を会社に黙ってしているらしい。医療業界に行きたがっている。人事担当から合否連絡がないようだ。 多くの人間は、人事担当のことを真面目で約束を守るものだと思いがちだが、そんなことはない。世の中の変化が激しければ激しいだけ、守らない約束は増えていく。どうやら、この人事担当は、待たされる側の応募者の気持ちへの配慮が足りないらしい。 「人事担当も人だ。意欲を見せれば話を繋げる

          -2021年5月25日/日本/代官山-『世界時々フィクション』

          -2021年5月24日/日本/四谷-『世界時々フィクション』

          一週間が始まった。渋谷のオフィスへ向かう。出張の井上が戻ってくるのは来週だ。それまではオフィスでは長身美人の長澤と、胸が豊かな星野が待っている。他の社員からはいつも羨ましがられるが、実は気を遣うばかりだ。それも事実だ。 ニューヨークタイムズでは、モスクワからの記事が飛び込んでいる。ベラルーシの大統領が旅客機を強制的に着陸させて、反体制派の活動家を拘束したらしい。他の旅行客の予定を妨害してでも決行しなければならないほどの危険人物だったのだろうか。どうも、そうではないらしい。

          -2021年5月24日/日本/四谷-『世界時々フィクション』

          -2021年5月22日/日本/二子玉川-『世界時々フィクション』

          日曜日だった。休日の気分転換に二子玉川へ向かって電車に乗っていた。ガタゴト揺られる、電車の外は晴れている。多摩川は煌いていて、白い雲に青い空は見事な太平洋側の気候だ。長身美人の長澤からLINEでチームの懇親会の場所の候補が来ていた。私は神楽坂のカフェに一票投じた。 「先行研究に使えないからさー」 大学生の会話が聞こえる。どうやら大学院に行くかどうかを話し合っているらしい。大学院に行って、役に立つかどうか何十年もわからない研究に精を出すより、さっさと働いたらどうだろう?実体

          -2021年5月22日/日本/二子玉川-『世界時々フィクション』

          -2021年5月21日/日本/自由が丘-『世界時々フィクション』

          朝起きてからストレッチをした。深呼吸をしてから、瞑想を十分程度行った。それからベランダに出て、軽く朝の空気を吸った。その日は休日だった。戸田に新しい仕事に任命されたのは一週間前のことだった。これまで経験してきた、人事の採用や労務管理とは一味違う仕事だった。 ニューヨークタイムズ紙をチェックした。アメリカでコロナウイルスで経営に困っている個人事業主や零細企業向けローンの原資が枯渇しようとしているようだ。彼らの間に不安が広がっている。 支援金、補助金、助成金、コロナウイルスの

          -2021年5月21日/日本/自由が丘-『世界時々フィクション』