見出し画像

「貴方に言っても仕方ないのは分かってるんだけど」と曰う人の分かってなさは異常。

 病院という施設の本質はサービス業ですから、患者と病院の関係性は顧客と企業のそれに類似しています。

 しかしながら医療法によって営利目的の医療施設の設立は建前上認められておりませんから、どことなく奇妙な雰囲気が漂うことになるのでしょう。

 人を相手にする全ての業種に共通する(と私が感じる)問題にクレーマーの存在があります。表題の台詞は彼らの常套句のひとつです。


 先日、ある医療スタッフに患者がクレームを入れている光景を見かけました。声を荒げながら「貴方に言っても仕方ないんだけど」という文言を何回も使っておりましたから、スタッフの境遇もクレーマーの頭脳も不憫で仕方ありませんでした。

 同日午後、ある医者が事務スタッフにクレームを入れているところに出会でくわしました。ここで言っても仕方ないんだけど、と無駄な前置きをしてから、無駄な言葉を並べて無駄な時間を過ごしていました。スタッフの待遇もクレーマーの頭皮も不憫で仕方ありませんでした。

 毛根なことを もうこんなことを言っても遅いかもしれませんが、クレーマーが傷つけているのは自分自身の尊厳です。それに怒りっぽい人はハゲやすいことが知られています。つまりクレーマーは自分自身の尊厳と同時に頭皮も傷つけているということです。よもやよもやです。

 医学的にはテストステロン分泌量とAGAの関係性や、交感神経過緊張による微小循環障害が毛母細胞の栄養障害をきたす機序として説明されます。

 もし本当に「貴方に言っても仕方ないのは分かってるけど」クレームを言っているとしたら、それはただの八つ当たりです。すなわち無関係な第三者への不当な暴力であって、度し難い蛮行といえるでしょう。

 ハゲしい論調に眉を顰める方がいらっしゃるかもしれませんが、クレームや禿頭とくとうを莫迦にする意図は毛頭ありません。あっ。たった今、不適切な表現がありましたことを謹んでお詫び申し上げます。

 ふう、危機一髪でしたね。クレーマー気質な方々は此方に全くそんなつもりがなくても揚げ足を取ったり言い間違いを指摘したりして、親の仇のように叩いて炎上させてきますから、本当に気を使います。

 気に入らない相手を炎上させたところで自分にはもう毛など 儲けなど少しも無いでしょうに、一体何がしたいのか私にはよく分かりません。


 話題が散らかって参りましたので、まとめに入ります。


クレーム対応って大変だよね。わかる。



 拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、本記事に対するクレームはコメント欄にご入力いただき「送信」ボタンよりお送りくださいませ。真摯に対応させていただきます。




#多様性を考える #エッセイ
#ネタに昇華して生きていこうと思う
#クレーマー #とは #雑音 #騒音
#意見があるなら然るべき手順で伝えようぜ

この記事が参加している募集

多様性を考える

ご支援いただいたものは全て人の幸せに還元いたします。