経口補水液を使うとき。
暑いです。熱中症に注意が必要です。
暑くなると「経口補水液」という言葉をよく聞きますが、猫も杓子も経口補水液でいいのでしょうか。いいえ、ちがいます。
普段の水分補給は水や麦茶で十分です。
経口補水液が望ましいタイミングは限定的であって、しかも自作品で十分な効果を期待することができます。
経口補水液の中には、ほどよい糖分とミネラルが含まれています。具体的には40g/Lの砂糖、3g/Lの食塩、それからカリウム、マグネシウム、リンが少々。
健康時に常飲するには塩分も糖分も過剰です。
これは身体が脱水状態のときに活躍する飲み物であることを忘れてはいけません。例えば大量に発汗した後や、下痢や嘔吐でへろへろなとき。そういうときにこそ活躍する組成なのです。
特に水と糖分と食塩の比率が重要で、水1Lに対して砂糖40g+食塩3gが黄金比率です。この組成が腸管からの素早く効率的な吸収を実現します。自宅で混ぜれば5分以内に仕上がります。エコです。
マグネシウムやリンはよほどのことがなければ無視してよいものですが、カリウムは補充したほうがよい場合があります。下痢のときです。汗では大した喪失を起こさないカリウムも、下すとどんどん出ていきますから、そういうときにはカリウムも摂取したほうがよいでしょう。味の相性がよいのは果物類と思います。レモンでもライムでも適当に絞って風味をつけると良い感じです。
いざというときに、経口補水液。
ですが、それが必要になる前に水分を摂るのがベストです。ミネラルや糖分は普通の食事で十分摂れますから、喉のかわきを感じたら、少しずつ水やお茶などを飲むのがよいでしょう。
経口補水液が良いと聞いて、もし普段からそれを飲み続けていたら、無駄に浮腫んだり血糖値がピンチになったりするかもしれません。
何事もほどほどが良いものです。
さぁ…身体の声に耳を傾けて。
…梅干しとお茶を私の身体が求めております。
ちょっと探してきます。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございます。願わくは、貴方がこの夏を元気に過ごせますように。
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#買うと高いですよね #長期保存目的でなければ自作で十分と思います
#やばいと思ったら水と塩とバナナ #バナナは高カリウムで糖分もいい感じ
#このレシピが好き #水1Lと食塩3gと砂糖40g
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