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君の夢 《詩》

「君の夢」

眠ってる君の顔をただ見つめてた

時計の針 
秒針の音小さく聞こえてる

いつだって
君の傍に居たいと思うけど

現実には時間も無くて話も出来ない


それでも君は変わらず僕の傍に居て 

僕はそんな君を愛おしく感じてる


言葉にすれば全て 
安っぽくなってしまうから

言葉の代わりに
君の頬に小さなキスをした


寝返りをうつ君の姿 
少し笑った顔

何の夢を見ているんだろう
知りたくなった


僕は君の事を 
全部知ってるつもりだけど

もっともっと君の事を深く知りたい


いつかふたりで行こうって話した海や
雑誌で見た洒落たカフェ
君の好きそうな雑貨屋


約束ばかりが増えて 
何も叶えてあげられない

いつもの嫌味 
そうだね それも可愛い


守るとか永遠にとか
だいそれた事は言えないけど

ただ君の顔を見つめていたい 
これからもずっと


静かにベッドに入り
君を背中から抱きしめた 

起こさない様に優しく

君の夢に入り込んで
手を繋ごう 抱き寄せて囁くよ 

恥ずかしくて言えなかった言葉

Photo : Seiji Arita

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