旅行とは

【旅行の魅力すべて】

お盆帰省中、家族との話し込みが続いた。そして会話の中で、母親から初めて聞いた本音に、良い意味で、心打たれることとなった。
自分が生まれた当初の話。
両親は音楽一家。母親はピアノ講師。好きな音楽に携われていて、仕事自体に不満はなかったようだ。でも、仕事から帰ったら、子育てが待っている。自分の時間も犠牲にし、子育てに時間をつぎ込む。非常に負荷がかかりストレスが溜まることだ。
そこで、昔から旅行が好きだった母はどうストレスと向き合ってきたか。それは、やはり旅行だったのだ。
ただし、これまでのように自分の好きな場所へ次々と行くことは到底できない。ならばどうしたのか。
「旅行ガイドを隅から隅まで見て地図を読みまくったり。それだけで、心がうきうきする。現実を忘れることができる。今までは自分の好きなところを行っていたけど、今後は子供のことも考えて行ける場所探し。ガイドを読めば、また新しい知識も入ってくる。旅行ガイドを見ることの楽しさを覚えた方が良いよ。」
そんな母の話している姿を見て、正直子供の頃大変な想いをさせていたんだな、ということを感謝する必要ももちろんあるけど、それよりも、旅行への愛が詰まってて、そっちにグサッと刺さってしまった自分がいる。
今では、西日本中心に、高速サービスエリアで販売されているご当地のおすすめグッズや、各市区町村の数や名前を全部言えたり、旅行に行ったことのある土地のホテルの名前を全部言える等。その経緯は本間もの。今、帰省の度に母親とは旅行の話をしたりするが、西日本の知識は確実に負けている。勝負をしているつもりはないが、自分も旅行には全力を注いでるし、それこそ高校野球から地名を覚えたり、国内旅行地理検定3級を取ったり、自らも学びを入れているほどだ。だからこそ、今でも帰省をしたとき旅行や地名の話で盛り上がれる。とても良い関係だなと感じた。そしてここから、自分をそんな旅行好きにさせてくれたのも母親だったんだ、と思わさせてくれた。そして実際、小さいころには、たくさん旅行に連れて行ってくれた。それも、ガイドを駆使して最高の場所を見つけてくれていたことを知って、涙が出そうになっている。
母親の支えになっていた旅行。それが自分の支えになって、今の自分の旅に繋がっている。これを感じ取った今、これから自分がどう旅と向き合っていこうか。

【これからの私と旅】

旅行のパワーは、もう分かってきただろう。そして、今旅を趣味としている自分も原点は母親だったということも知って、感極まっている。
行くことはもちろん素晴らしいこと。でも今回改めて分かった、旅行ガイドを見ることや地図を見ること、ネットで情報を調べることだけで、心がワクワクしている状態になれているということ。自分も大学以降は海外にも興味を持ちはじめ、「地球の歩き方」を駆使してコレクションにしたり、世界遺産検定３級も取った。国内も、残り行ってない都道府県は４つまで減った。行く以外にも、旅行にかかわるすべてにワクワクする、その感情は強まっていく。
これほど素晴らしい旅行の魅力を、伝えないわけにはいかない。それが今私の率直な気持ち。
これからも数々の土地を訪れることは確実であろう私の未来に、行く先の土地、文化、グルメ、絶景を記録し、伝えたいなと思う。現地の魅力だけでなく、それこそ母親が自分に伝えてくれたように、苦しい状況も癒してくれる、元気をくれる、それが旅行なんだよ、ということを何より伝えたい。
そして、この記事を書いた今、学生時代に知ったTABIPPOも一つ自分の中では大きな意味を成している。記事を書く場所ができたのも、旅が好きと再確認できたのも、今活動をしているPOOLOのおかげ。今はキャリアに絶賛爆弾を抱えていて中々そっちに行動がいきがちだけど、POOLOも終盤、自分の中では何かここで「旅行」というキーワードに戻ってこれて、良い感じ。

さあ、次はどこに行こうか。
今まで行った海外、国内の魅力でもまとめてみようかな。
久しく遠ざかってしまったが世界遺産検定も国内旅行地理検定も次の級目指そうかな。
写真やライティングのスキルも上げたい。そして何より現地の人と交流してみたい。
世界一周もしたい。

このワクワク感に、懐かしさを感じた。それを今感じているのなら、本物。

最後になりますが、子育て時代のことと、旅行の魅力をはなしてくれた母親に、感謝です。