#ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと 『チェーンに縛りつけられて...』
朝、目が覚めると、そこは真っ白な部屋だった…
見回すと窓一つない…
”ここはどこだ?”
”アタマが痛い…”
手を動かそうとすると、ジャラジャラジャラと音がする
“ん?なんだ?“
目を向けた先の手には鎖が繋がっていて、その鎖は壁に埋め込まれている
足も同様だ…
動けない…
いったいこれはどういうことだ!?
こんなことがあったら、あなたはどうします?
ぼくは、”ビックリ” しちゃいますね
今回は企業に存在する「鎖(チェーン)」の話をしたいと思います。
企業には、バリューチェーンが存在します。
M.E.ポーターが提唱した有名なフレームワークの一つですのでご存知の方も多いですね。
ポーターのバリューチェーンは、企業がマージンを得るための組織機能のつながりを示したものです。
ビジネスは、顧客に価値を提供して、対価を得るためのサイクルで維持・成長します。この価値の企画・創造・提供・フォローがビジネスの基本サイクルであり、これがバリューチェーンですね。
バリューチェーンは4つのチェーンで構成されています。
・デマンドチェーン
・サプライチェーン
・エンジニアリングチェーン
・サービスチェーン
である。
企業のビジネスを構成するプロセスのつながり(プロセスチェーン:またチェーンが出てきた...)にはこれほどまでにチェーンがあり、繋がっています。
ここで繋がっています。という表現をしていますが、このチェーンが有機的に繋がって効率よく価値を提供できている企業はどれだけあるのでしょうか…
今回の新型コロナウイルス感染拡大は、この鎖を引きちぎろうとうしています。いや、もはや引きちぎっているかもしれません。
企業間の供給プロセスを繋ぎ、顧客に製品やサービスを提供するチェーンが、サプライチェーンですね。
今回の新型ウイルスの感染拡大は、全世界で起こり、サプライチェーンを分断しました。
一方では地球温暖化やフードロスといった資源が枯渇していく環境問題も浮き彫りになっています。各企業において、こういった問題に取り組んでいかないといけません。
そのためには、企業の内外のチェーンを統合していくことが必要になります。
上図のように、全てのチェーンを統合する必要があります。
デジタイゼーション:従来アナログだったものをデジタル情報として扱えるようにする
デジタライゼーション:デジタイゼーションでデジタル化したデータを活用しプロセス全体を効率化する
トランスフォーメーション:デジタル化した情報とプロセスを統合、活用し新たな価値を創造するために変革する
製造業でいうとBOM(Bill of Material):部品表とBOP(Bill of Process ):工程表があります。
外食だと、メニューに対する原材料とレシピがこれにあたります。
料理をする人は今日の献立を考えるのに、材料は何を使って、どうやって作るかを考えますよね。
基本的には、それと同じです。
企業では、これがさまざまなところに存在し分断されていることが多々あります。
製造BOMや開発BOM 営業BOM といったように、さまざま組織や機能の中でBOMやBOPが存在し、プロセスチェーンを分断しています。
この統合が非常に重要なのです。
これが、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一つの要素だと考えています。
上記にプロセスチェーンの観点より考えた当社のDXに対する考えをのせておきます。
もっと詳しくという方は、気軽にご連絡下さい。
がんじがらめに縛られた様々なチェーンを引きちぎり一つの強いチェーンを作り上げる事が重要です。
おしまい
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