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#11.2 「DXの本質」 どこへ向かうのか?何者に変わるのか?

「三蔵法師」は、天竺を目指し、「孫悟空」「猪八戒」「沙悟浄」を従え、西へ向かいました。
では、企業の変革はどこへ向い、何者に変わる必要があるのでしょうか?

社会環境が変わっています。消費者がデジタル化し、社会がデジタル化していきます。デジタル化社会において、タッチポイントが拡大し、深い顧客理解が必要になります。
最適なタイミングで、最適なコンテンツを、最適なコミュニケーションを、その状況に対して必要な顧客や市場に対して、継続的に提供していく必要
が出てきます。

そのために、企業の戦略、戦術、ビジネスモデルや文化までも変わる必要があります。

自分たちのコアバリューは何か?そのコアバリューをデジタル化した社会にどのように受け入れられるかを考えて変革する必要があります。
これが、DXの本質です。

何度も、D<X、デジタル化よりも企業変革が必要ですという話をしています。変革とは、抜本的な改革です。
10%の向上ではなく、数倍、数十倍の向上です。そのためには、向かうべきは月や星レベルの目的を掲げることです。それは、北極星やムーンショットやMTP(Massive Transformative Purpose) と呼ばれていたりします。

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デジタル化していく社会では、至るところにデジタルが浸透していきます。そうなると、社会や市場や顧客との関わり方が変わってきます。社会や市場や顧客が、デジタル起点の行動に変わるからです。

企業は、より一層「社会/顧客主導」で考えなければなりません。
顧客重視から顧客主導、顧客主体に変わらなかければなりません。

市場や顧客の属性に対してだけ、モノ・サービスを提供するだけではなく、市場や顧客の状況(シチュエーション)を重視する必要があります。更に、そのモノ・サービスを提供するバリューチェーンが変わり、提供するビジネスモデルも変わります。

利益至上主義と売り切り型(フローモデル)なビジネスモデルから、顧客の生涯価値を重視するサブスクリプション型(ストック型)なビジネスモデルにシフトしていく必要があります。

このように、自分たちが持っている「コアバリュー」を今一度見つめ直し、もの凄い勢いで変化するデジタル化社会に対して、デジタルテクノロジーを起点として、上記のような企業変革を実施していく必要があると考えます。

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