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#ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと 『モノを売らない勇気と余裕』

「おい!!、今月の売上はいくらだ!?」「何件、受注したんだ???」
「うううっ」「ゼロです…」
「またかよっ!ふざけるな!」「なんでもいいから売ってこい!」「突っ立ってないではやく行けよっ」
ぐすん、ぐすん、、、
公園のブランコに座り空を見上げ、「あれ?こんなに晴れているのに、なんで僕の顔は濡れているんだ?」
と、泣いていることに気づく...

なんて、経験は僕にはないですが、こういう営業スタイルって今でもあるんでしょうかね???

「モノを売らない勇気と余裕」を持つことの必要性をつくづく感じます。

コモディティ化された現代社会において、「うちの商品(サービス)は、スゴいんです」といってガツガツ営業しても売れません。
売り方が、10年前の10倍難しくなっています。

そして、売り方も180度変わっています。

現在の社会は、情報の非対称の逆転による圧倒的な顧客主導(優位)の市場です。


そのコモディティ化された社会の中で価値を出して行かなければなりません。
そこに顧客接点の重要性があるのです。

ものがあふれ、差別化がなくなっています。

顧客に「うちの商品やサービスは、こんなに凄いんです。」
と言っても顧客はウンザリしてしまいます。
そして、そういう「自社の製品やサービスそのもの」が凄いと言っている会社ほど、大したサービスではないような気がします。

その為には、「モノを売らない勇気と余裕」が必要になります。
でも、モノを売らないって、実はもの凄く怖くて、勇気がいることなんですよね…

では、何を売るのか?

「価値」です。

その価値の火種を探すのです。

顧客との様々な接点を通じて価値の火種を探します。

では、価値ってなんでしょうか??

「Why」です。
以前のnoteでも、何回も書いていますのでそちらも参考にしてください。

TEDトークで有名なサイモンシネック「Whyから始めよ」ということですね。

現在は、モノやサービスに溢れ、欲しいモノが、なかなか見つからない時代です。

では、顧客は何を求め、何に価値を感じ、何にお金を使うのでしょうか?

その、商品やサービスの背景にあるものです。
それは何か?

物語です。

これも、以前のnoteで書きましたが、最先端の技術もすぐに真似され、コモディティ化していきます。
人工知能やロボット、IoT等も、すぐに真似されコモディティ化し、価格競争に陥ります。

これだけ市場のコモディティ化が進むと、もはや、ブルーオーシャンなどは無いのです。
ブルーオーシャンがあったとしても、そこは顧客も誰もいません。
あるのは、水たまりくらいです。
しかし、その「水たまり」が重要だったりします。
その「水たまり」を見つけます。

そして、その「水たまり」を「オアシスという価値に変えていく」のです。
通常に世界では、単なる水たまりであったとしても、砂漠で干からびて死にそうになっているときに突然「水たまり」が現れたら、その価値は100億以上でしょう。

そのためには、水たまりを求めている人を探すのです。
現代社会において、そんな砂漠に無防備でいくことなどまずないでしょう?
では、その水たまりとは何か?
「物語」であり、「ストーリー」です。

All Birdsのスニーカーが、めちゃくちゃ売れてます。
それは、スニーカーの背景に物語があるからです。

(この記事にある、アディダスとのコラボ商品、めっちゃ欲しい!)

All Birdsの物語は秀逸ですが、その中に「サスティナブル」が入っています。
この物語の中に、「サスティナブル」ってものが入っているのと入っていないのでは、今後ますます大きな差が生まれてくるのだと思います。

物語に「魂」を込めましょう。
モノやサービスを売るのではなく、物語やその製造過程をもとに売りましょう。
その「物語」や「製造過程」には、「魂」が宿っているはずです。

その「魂」を感じてください。

『Don't Think!Feel』

燃えよドラゴンより

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