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子供、老人、そしてマクドナルド
小学生の頃、生まれて初めてビッグマックを食べたとき、こんなに美味しいものが世界にあるなんて!と感動しました。
でもあれから幾星霜。
いまではアレを頂くと胃がきりきり痛みます。でもコンビニの揚げ物を頂いても同じ症状が出ます。マクドナルドだけが悪いのではありません。
ちなみに僕は、政治的には、フランスのジョゼ・ボヴェ(1999年、マクドナルドを多国籍企業による文化破壊の象徴とみなして攻撃した)にむしろ共感を抱くのです。
ゴメンネ。ドナルド。
君に悪意があるとは思わないけれども。
これは思想信条の問題だから。
でも、僕ももういいかげんトシですから、逝くまえにいろいろなものと和解しておきたくて、今回は敢えてマクドナルド特集をしてみました。CM三本勝負です。
① 家具のCMかと思いました。
字幕で、「リスクを避けてください」の後に、
「お子様のお誕生日会は、是非、マクドナルドで」。
納得です。
② シニア層にもアッピール。
確かにマクドナルドは、基本、おこちゃまのもの。
でもこれからは高齢化社会。だからこんなのもアリでしょ。
③ そして僕のイチオシ。
家族連れが入ってきて、歌にのせて注文をします。
「こんにちは!ハッピーセットふたつ。りんごジュース。フライドポテト…、お願いします。」
と歌う彼らに拍手するのは、観客席にいるMの帽子の従業員たち。
え?従業員が観客?お客様?なぜ?
一瞬、錯覚が生まれます。
でもおかしくないのです。
だってマクドナルドの従業員も、時と場所さえ違えば、お客様なわけで。
だからこういうCMもアリ。
べつにいちいち「スマイル0円」と記載することもない。
だってみんな同じ、労働者=消費者なのだから。
実際こういう陽気なお客様だけなら「カスハラ対策」なんて必要ないのかも。
このCM、なんとなく社会主義ぽくて、僕は好きです。
Wou~Wou~Wou♪
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