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#カバー曲

モクレンの美しさに意味はない -懐かしのディスコ曲「モクレンよ、永遠にMagnolias For Ever」

モクレンの美しさに意味はない -懐かしのディスコ曲「モクレンよ、永遠にMagnolias For Ever」


先日、あるnoteで満開のモクレンの写真を見た。
ふと思い出したのは、「モクレンよ、永遠にMagnolias For Ever」というクロクロ(クロード・フランソワ)の歌であった。

クロード・フランソワクロクロの曲は夏のブルターニュの浜辺でしばしば流れていた。
(フランスの海岸では個人がラジカセなどで音楽を流すことが禁じられている。その代わり、特定の場所でのみ公認施設が〈みんなが知っている〉歌

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聴いてもらいたいから、カバー「唇によだれL'eau à la bouche」

聴いてもらいたいから、カバー「唇によだれL'eau à la bouche」


可愛い偽悪者
「唇によだれL'eau à la bouche」は、セルジュ・ゲーンズブールSerge Gainsbourgの数ある楽曲のなかでも、なかなかの名曲です。
僕は個人的に大好きです。
けど知り合いに勧めると、総スカン。
特に女性陣から「気持ち悪い」と、人気ゼロ。
え?なぜなぜなぜ??

主人公の男性が女性を口説いています。
でも「おまえが欲しい」とも「あなたを愛しています」とも言わな

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カバー曲で楽しむ「甘い囁きParoles Paroles」

カバー曲で楽しむ「甘い囁きParoles Paroles」


ダリダとアラン・ドロン ―スターの世界
世に流布しているのは、ダリダとアラン・ドロンのバージョンですよね。
たしかに素晴らしい。完璧です。
これ以上いじりようはないのではないかと思わせます。

アラン・ドロンが女性を口説こうと、美辞麗句を並べ立てます。
それらの言葉はあまりにも甘美なので、真剣なようでいながら、どこか滑稽でもあるかのように聞こえます。
アラン・ドロン以外の誰が囁いても、真剣さか

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カバー曲が好きなわけ -Patrick Bruel, « Paris, je t’aime d’amour »

カバー曲が好きなわけ -Patrick Bruel, « Paris, je t’aime d’amour »


カバーカバーが好きです。
理由のひとつは、モトウタとは違う味わいを楽しめるところ。
好例は徳永英明さんでしょう。
女性歌手のモトウタを、徳永さんが歌うと、ときには女性以上にセクシーになったりして、素晴らしい。

もうひとつの理由が、昔の歌を「再発見」できるところ。
「歌を消費して、飽きたら忘却のゴミ箱にポイするの、やめようよ。」
そんな、カバー製作者の思いが聞こえてくるようです。

実際、ある歌

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