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優越感や劣等感

僕は優越感ってのが好きだった

小学生になって身長が伸び、整列で後ろに立ってる自分が好きだ。そんなことから僕の優越感好きは始まったと思っている。

小学生低学年の頃は運動神経の良さや力の強さで優越感に浸っていた。小学3年生になると肥満になったため運動神経では周りと比べて劣り、自信がなくなったが、そのかわりに授業での積極的な態度や学力で優越感に浸った。小学4年生からは優等生の自分やよく人に優しいと言われる自分、野球でいい結果を残してそこそこ有名な自分が好きだった。

中学1年生になると野球では先輩が多く実力もあったのでまだ試合には出させてもらえなかったが、その分勉強で優越感に。結局1年生で1人だけベンチ入りしたり1年の秋からは試合に出たり2年秋からはキャプテンになり実力も調子も上がっていった。塾に通い始めたおかげで偏差値も60後半から70をたたき出すようになった。こんなの優越感祭りだってくらい。

劣等感祭りになった中2の11月

そんな僕は中学2年生の11月、自分の部屋で寝ている毎日を過ごしていた。部活は?学校は?もちろん行ってない。どうやら起立性調節障害らしい。初めて聞いたけど、これやばいな。今まであんなに活動的だった自分の脚が心が動かない。優越感に浸っていたすべてのことが衰えた、そう感じた。自分を保っていた優越感を失った劣等感はすごかった。

自分の好きな部分を大きく失った感覚。表面上はメンタルを保てているふりをしていたし、それは自分自身も保てていると思っていたが、今振り返ると失ったものや劣等感のことを1日中ずっと考えているのは十分壊れていた証拠かもしれないと思う。

変化することができた幸運

1年とか1年半経つと劣等感を感じるのも疲れてきた。自分以外にも同じような思いを抱えている人がいること。そんな自分たちにも歩める道が多くあることを幸運にも知ることができた。そして気が付いた。比べて上だとか下だとかに執着しなくなった自分がいたことに。それが生きやすくなった原因なのかと思った。大人になる前に、中学生のうちに不登校になって気が付けたことは幸運だったと、そう思った。


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