segawarecipe

セガワレシピという屋号で能登半島で活動している、フードコーディネーターshinobuで…

segawarecipe

セガワレシピという屋号で能登半島で活動している、フードコーディネーターshinobuです。能登の事、自分の事、仕事の事、能登に纏わる様々な事を綴っていきます。

最近の記事

能登豪雨

三度、起きてしまった災害に心が折れそうですが、何とか生きています。 前を向いて走っていて、さらに走り続ける人 心が折れてしまった人 地震以来、ふさぎこんでいる人 災害は、複合する喪失体験で、自分の家族、家、故郷、財産、仕事、希望、災害地の方々は多くのものを失っています。 心は見えませんし、全てを理解できるとも思いませんが、そうした人達に心を寄せながら寄り添い一緒に困難を乗り越えるそんな支援ができたらなと思います。 と、私が尊敬する人が話してくれました。 自分の事に精一杯

    • 能登から福島へ①

      東の食の会の高橋大就さんが主催の能登の豊かな食の未来を創るをコンセプトにした「のとのもんキャンプ」に参加してから約1ヶ月半経ち、ひらみゆき農園の平さんに「福島いく?」と言われ、即「いく!」と答えた私。 でも、内心は怖かったんですよね。東日本大地震から13年経った福島はどうなっているんだろうと。 ニュースや報道で見ているのと、現場は全く違うのに…と珠州で働いていて肌で感じていたので、福島へ向かう直前になって不安になっていました。台風も来ていたからかな。 先に東京入りしてい

      • 珠州のへんざいもん

        仕事で出会う珠州の人達に沢山の『へんざいもん』を頂きます。 『へんざいもん』はこの辺りで採れた物の意味で『辺・材・物』と書きます。高齢のおばあちゃんくらいかなぁ、この言葉を使うのは。 私が能登で大好きな言葉の一つです。 きゅうり、トマト、すいか、じゃがいも、オクラ、みょうが、なす、かぼちゃ、甘唐辛子、玉ねぎは、もう本当に沢山頂きました。 小さかったり、形が可愛いもの、曲がっていたり、ちょっと虫が食べてたり、野菜は買わなくても大丈夫なくらいもらえます笑。ありがたい事です。

        • 初めてのインスタライブ

          通常は珠州を拠点に活動している団体で、復興に携わる仕事をしていますが、今日は、能登町のブルーベリー農家 ひらみゆき農園に出勤。企画営業とフードコーディネーターという肩書きで、月に数回出勤しています。 久しぶりに出勤すると、平ママがブルーベリーを箱に詰めて発送したり、畑でブルーベリーを収穫しているお母さん達からブルーベリーを受け取ってきたりで忙しそう。フレッシュのブルーベリーの時期は終わりに近づいていますが、まだまだ作業は続きます。 社長の平さんはパソコンに向かい「おはよー

          珠州の美味しいお店①

          少しずつですが、珠州の大好きなお店が開店しています。 珠州で仕事をしているので、あそこが開いたよ!今日やってる!と言う情報が入ったら、直ぐに飛んでいきます笑 発災後、最初に訪れたのは、珠州市飯田にある『ろばた焼き あさ井』さんでした。ランチに、前職の上司と呑みにいったり、仕事仲間や友人と食事をしたり。お仕事でもお世話になりました。いつも通りの賑やかな、あさ井さん。カウンターに座るとなぜが安心するんです、私😊 珠州市正院にある『かつら寿司』さん。ここは、地域の魚捌き教室が

          珠州の美味しいお店①

          能登の祭りごはん

          7月頭の宇出津あばれ祭りを皮切りに、10月頃まで能登の各地区で開催されるキリコ祭り。 今年はキリコが壊れたり、道路状況、人員、亡くなった人がでるとキリコを出さないなど、以前の様にお祭りはできない状況。 ただ、こんな時だからこそ! 各地区の判断で飾っておいたり、近くを担いで歩いたりしている風景も何度かみました。 やっぱり、能登は祭りがなきゃ!って気持ちになりますね。 いつ頃からだったか、能登で料理の仕事をし始めた頃、お祭りを見ている側から、もてなす側のお手伝いをする事が増

          能登の祭りごはん

          第5回 三波復興マルシェ

          能登町の三波公民館で第5回目の復興マルシェに主事のもりさんから出店しませんか?とお声がけ頂きました。とっても、嬉しいです。 三波公民館ブログはイベントの様子はこちら 練り切り等のお菓子の教室を開催したり、三波のお母さん達から昔からの料理を聞き取りしてレシピ化したり、とてもお世話になっています。 今回は、三波に住む、美味しいお抹茶を点てるなつきちゃんが冷たいグリーティー、私はくじらちゃんの練り切りで出店しました。 この地域では、鯨肉をよく食べていたので、公民館のシンボルに

          第5回 三波復興マルシェ

          友達に会いに能登島へ

          「今、仮設住宅に住んでるよ。良かったら、遊びに来て!」と言われて、震災以来に友人が住む能登島へ。 島にかかる2つの橋は、ツインブリッジのとは閉鎖中。和倉温泉手前の能登島大橋を渡り、友人の家に到着しました。 震災以来の再会。なぜか、抱擁! でも、あの日以来、出会う友人は抱擁! なんだろう、なんかそうなってしまいます。 近くの、地元密着スーパーどんたくさんで買ってきた、鰻弁当を食べながら、発災直後の話、地域の話、仕事の話、仮設での暮らしの話。 彼女は能登島の風景が好きでこ

          友達に会いに能登島へ

          新商品 ミルクに入れて飲む能登ブルーベリー

          8月8日はブルーベリーの日🫐 この日に、能登町ひらみゆき農園からの新商品「ミルクに入れて飲むブルーベリー」が販売されます。 ひらみゆき農園のブルーベリーキッチンカーnosnoratoのドリンクメニューで一番人気のブルーベリーミルク。 能登産ブルーベリーの自家製ピューレに能登の牛乳を合わせて販売していました。牛乳苦手…という方も2杯もお代わりしてくれたり、小さいお子様に特に人気でした。 フレッシュのブルーベリーの期間は、6月下旬から8月上旬まで。期間は短く、期間外は冷凍ブ

          新商品 ミルクに入れて飲む能登ブルーベリー

          8月11日は松波復興マルシェ開催です

          和菓子やお菓子教室でもお世話になっている、能登町三波公民館さんで、いつもお抹茶を点ててくれる、なつきちゃんと松波復興マルシェに参加します。 今回は、なつきちゃんの抹茶グリーンティーと松波公民館のシンボルマスコットのくじらちゃんの練り切りを提供します。花火が有名な柳田のござれ祭りも開催される日です。私の大好きなお店も沢山、出店されるので嬉しい! 練り切り教室は、以前働いていた料理教室で人気で、私を知ってもらうきっかけ作りで始めた教室です。 今は珠州のコミュニティ支援で一度

          8月11日は松波復興マルシェ開催です

          能登の酒を止めるな!イベントへ④

          7月5日19時スタートのイベントは、まずは乾杯から始まりました! おちょこにお酒を注ぎ、みんなで乾杯! その後は、ケータリングシェフ唐木さんからお料理と私から能登の食材の説明をさせて頂きました。緊張です😅 その後は松波酒造 聖子さん、続いて鶴野酒造 鶴野さんから、発災してからの蔵の現状や共同醸造のお酒の説明がありました。 色んな場所で様々な想いがあった、1月1日。 お話しを聞きながら、何度も泣きそうになりましたが、お二人とも、じゃあ次はどうするか?何ができるか?を考え

          能登の酒を止めるな!イベントへ④

          能登の酒を止めるな!イベントへ③

          能登町 松波酒造㈱ × 群馬県 土田酒造㈱ 能登町 ㈱鶴野酒造店 × 長崎県 福田酒造㈱ との共同醸造のお酒とトーク、能登の食材を使った料理を楽しめるイベントは、100人スタンディング満員御礼で始まりました。 送らせて頂いた、食材がどんな料理になっていたかというと…。 ⭐️器 能登町 一般社団法人能登地震地域復興サポート(輪島塗の御前) ①能登の地場産野菜バーニャカウダ仕立て  キャラメリゼしたいしるのディップ 鮮度抜群のお野菜といしるの甘しょっぱさは一口目の日本酒を飲

          能登の酒を止めるな!イベントへ③

          能登の酒を止めるな!イベントへ②

          7月5日(金)19:00-21:00にFabCafe Tokyoて開催された「能登の酒を止めるな!」は、蔵元の松波酒造、鶴野酒造を招き、トークセッションや日本酒の試飲会を通じ、能登の日本酒文化や蔵元の情熱、地震からの復興努力について直接学ぶことができるイベント。 オンラインで打ち合わせしていた、あきらさんや唐木さんとも挨拶できました。 「輪島塗の御膳が本当に素敵で良い感じです!」 と言ってくださって、とても嬉しかったです。 久しぶりに、松波酒造の聖子さんや鶴野酒造の鶴野さ

          能登の酒を止めるな!イベントへ②

          能登の酒を止めるな!イベントへ①

          7月5日(金)には、能登の酒を止めるな!イベントへ。 良かったら来てくださいね!と言われていたものの、能登での仕事が…。でも、やっぱり行きたい気持ちが勝ってしまい、2日前に行く事を決めました。 能登空港へ向かう直前に、輪島塗の御膳のお盆を送るのを忘れていて「荷物にならなかったら、持ってきてほしい!」と連絡が入り、お盆を抱えて飛行機に飛び乗りました。 上空からみる能登半島は本当に綺麗で、今回はちょっと涙が…。仕事で目の当たりにしている現実との差なのか、綺麗だなぁと心から思

          能登の酒を止めるな!イベントへ①

          能登の食材を集めるミッション⑦輪島塗の御膳

          能登の酒をとめるな!イベントで、是非使いたいと思った、輪島塗の御膳。 早速、能登町にあるオーベルジュ「ふらっと」のちかこさんにメールをしました。 現在、「一般社団法人能登地震地域復興サポート」という団体を立ち上げ、炊き出し支援や輪島塗、能登瓦の保存など、能登の食や伝統を未来に繋ぐ活動をしているとの事。 その活動の中で、輪島塗の御膳を倒壊家屋からレスキューしたり、譲り受けたりしているから、一度見に来たら!とお声がけ頂きました。そして当日、保管されている場所へ向かいました。

          能登の食材を集めるミッション⑦輪島塗の御膳

          能登の食材を集めるミッション⑥輪島塗の御膳

          今回のイベントの運営メンバーのFabCafeチーム あきらさん、ルイさん、ケータリングシェフcondiment 唐木さんとオンラインでミーティングを重ねる中で、料理をどんなお皿にのせるのかという話に。 100人のスタンディングの立食パーティです。4品×100枚のお皿は会場のカフェにはなく、あったとしても洗うのも大変、紙皿かな…と一旦、決まりました。 ある時、友人のSNSに、能登の祭り等で使われる輪島塗の御膳がとある場所で乱雑に積み上げられ、捨て値の値段で売られているのを見

          能登の食材を集めるミッション⑥輪島塗の御膳