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リモートワークで働くというのは…

こんにちは。リモートワーク歴半年のゲームデザイナーです。ここ最近になって日本社会でも”テレワーク”や”リモートワーク”の働き方に注目が集まってますが、実際はどういう働き方なのか、ちゃんと仕事ができるのか、どういう人に向いているのか、どのくらい普及しているのか実体験を交えて少し語ってみたいと思います。

まずは私のことについて軽く自己紹介しますね。現在私は未就学児の育児をしながらゲームデザイナーとして働いています。元々は独身時代から客先常駐で各地を回りながらゲーム開発に取り組んでいました。そして時は流れ、今は働き方も随分変わってリモートワークという形に落ち着いているわけです。(大雑把に端折ってますが詳しい話はまた今度…)

さて、本題に移りますが…近年世間を騒がせているコロナウイルスやインフルエンザが流行している最中、並行して注目を浴びるようになったリモートワークという働き方について。自宅や好きな場所で仕事をするというスタンスが一体どういうものか疑問や興味を持っている人は多いと思います。

・コミュニケーションはちゃんととれるのか?

・生産性が下がるのか?上がるのか?

・勤怠管理はどうしているのか?

・普段どんな風に仕事をしているのか。

この辺を重点的にご紹介したいと思います。

コミュニケーションはちゃんととれるのか?

ネット社会が広がる現代、どのような環境においてもコミュニケーションは切っても切れないツールになります。当然それはリモートワークでも同じです。むしろそれがなければこの働き方は成立しないと言っては過言ではありません。何故かというと当然ながらリモートは直接的な人との関わりが遮断される分、仕事する上で必要な伝達や連絡手段が限られてしまいます。その限られた状況の中でいかに必要なことを最低限に抑えても相手と繋がりを保てるのか…そこには当然コミュニケーションの力が必要になってくるのです。人と話すのが苦手、人と会うのが苦手だからリモートワークに切り替えたいという考えは例外を除くにしても、仕事をする上では逆に苦労するかもしれません。そしてリモートワークをしている人同士がどのようなコミュニケーションを取っているのか、それは主にチャットです。今は「slack」や「chatwork」というツールが主流ですね。通話機能もついてるのでチャットボイスで会議や打ち合わせすることも可能ですし、カメラをつければお互いの顔を見ながら仕事をするなんて人もいます。ちなみに私はslackで打ち合わせをしたりデータ共有や情報交換など色々活用しています。

生産性が下がるのか?上がるのか?

これはあくまで私の主観になってしまいますが、生産性は特に変わらないです。変わらないというのは当然社内勤務と変わらず生産性は維持できるという意味になります。あと当然ながら労働者は自分の好きな環境で仕事をしているわけですから精神面ではとてもリラックスした状態で仕事ができるようになるので、事の次第によっては仕事の質は上がる可能性は大です。そして何より通勤ラッシュというストレスからの解放。だいたい平均して通勤2時間(往復)から解放されるのは結構大きいかもしれません。

勤怠管理はどうしているのか?

これは各々によって体制が違うので、勤怠管理については会社のスタイルに合わせるのが当然鉄則ですが、ただ勤怠管理には確実な社内ルールと自己申告が重要になります。何か大事な用が出来た場合や病気による報告はどうすればいいのか、それを誰が管理するのか、誰に報告するのか、何か問題が起きたい場合にそれを知らせるのは誰なのか、これらは事前に決めておく必要があります。そして先ほど自己申告が重要と書きましたが、勤怠管理においては社内勤務と同じように事前に会社に連絡するというのは変わらないスタイルかもしれません。その場合直接電話で報告もいいですが、個人的にはチャットで報告してもらった方が管理がしやすいかもしれません。

普段どんな風に仕事をしているのか。

自宅や好きな場所で仕事をするというと、お気に入りの喫茶店で毎日好きな飲み物を頼んでスタイリッシュなノートパソコン開いて優雅なひと時を~、なんて連想する人はいるのかな?その働き方もスタイルも悪くないとは思いますが、はっきり言うとその仕事の仕方は私はお勧めしません。いや、絶対にダメというわけではありませんよ?そのスタイルが好きなら私は止めません。ならどうしてお勧めしないのかというと、喫茶店やレストランは当然ながらネット環境が整っていないことが多いです。そして人の目も当然あります。それはつまり社内の大事なデータを外に持ち出し人の目にさらしているという事にもなるやもしれません。そうなるともしもの時に責任を負わなければいけないのは当然自分自身にあります。フリーランスで自主制作をしている方は本人が気にしないのであれば特に問題ないかもしれませんが、会社のデータを扱っている方は例外です。いくら好きな場所で仕事ができるとは言えど節度は守らなければなりません。もしも私が喫茶店にいるとき、隣の席に自分の好きなゲームの次回作を作っているグラフィッカーさんがいたらコーヒー噴き出すかと思います。※例えばの話です。

そういうことを踏まえるとやはり社外で仕事をする上で一番最適なのはやはり自宅かもしれません。ネット環境も自分に合わせて変えることもできますし、守秘義務を守るという点では重要なことになります。

・人の目がないと仕事ができない

・自宅だと気が散って集中できない

・やっぱり会社じゃないと仕事ができない

という思う方々。リモートワークしたいけど自宅はちょっと、と思ってる方は、シェアオフィスやレンタルオフィスを活用してみてはいかがでしょうか?私は活用したことがないことがないので詳しい内容は知らないのが残念ですが、自分にあったスタイルを探しながら仕事をするのはワクワクするかもしれませんね。

リモートワークで働きたいと思ったら…

さて、ここで少し視点を変えてリモートワークという働き方が注目されている中でこれを活用している企業がどれだけいるのか?またリモートワークを始めるにはどうすればいいのか?これも少しご紹介しますね。

リモートワークで働いたいと思っても実の所その働き方に向いてる職種が少し限られています。例えばITエンジニア・プログラマー・デザイナー・ライターなどパソコンやネット環境が整っている方はこの働き方は最適でしょう。ならそれに関連にする企業はその働き方を積極的に取り組んでいるのか?

実はそうでもない……と思ってしまうのが現状です。

なんだか言葉を濁したような言い方ですが…

リモートワークを取り組んでる企業は少ないの?いえ、そうではないです。ただ、窓口となるとかなり限られてしまう話になるかもしれません。初めの段階からリモートワークを始めようと思っても、ほぼ100%の確率で断れてしまいます。それは何故か?

此処からは私の実体験を交えた話になります。

子供を保育園に通わせているママさんデザイナーが時短やリモートワークの仕事を探す為に色んな求人サイトや転職サイトなどを調べていた所、自分のライフワークに最適な求人を見つけて応募してみたいと思いエージェントさんと連絡を取ることにしました。そこで言われたのが…

「その条件にあてはまる求人は0ですね。」

そこでママさんは「え?!」と思います。リモートワークはともかくどうして時短の条件ではダメなのか聞いてみると

「今は週5勤務のフルタイムで対応できる方が優遇されています。それに弊社で登録されているリモート可の求人案件も0です。」

ママさん絶句です。

この話から読み解くことは何か?リモートワークが注目されているのにどうしてこのような事が起きているのか。実はリモートワークが優遇されているのは社内で既に働いている社員さんなのです。窓口からいきなりリモートを始めよう!というのは企業側からすると実はハードルが高すぎるのです。相手の実力やスキル、人間性が見えない段階からそのワークスタイルを希望するのはリスクがあるというか、この人大丈夫なのか?と思われてしまう可能性があります。確かに冷静に考えてみればそうなるのは当然かもしれませんが、先ほどのママさんは時短まで断れたというのは少し世知辛いと思ってしまいましたね… ただ結局そういう働き方をしたい、自分にはその必要性を感じられると思うのであれば積極的に取り組むのは悪いことではありません。これだけは断言して言えるのは、これからもネット社会はどんどん発達していきます。将来的にはオフィスそのものがなくなるかもしれないという方もいらっしゃいます。そういう未来へ発展するにはやはり自分たちが少しずつ動き始めていくしかないのかもしれませんね。

ちなみに私がどうやってリモートワークができるようになったのかというと元々常駐という形でオフィスに通っていたのですが、そこでお世話になってる方がとてもいい方で、私自身が子供を世話をしながら仕事をする環境についてなど、リモートの必要性を色々話し合った末にこういうスタンスが徐々に確立していきました。初めにこの話を頂いたときは非常にありがたかったです。体力的にも精神的にもこのスタイルは私にはかなり合っているなぁと感じました。

さてここまでリモートワークの働き方について色々書いてみましたが、みなさんはどう感じましたでしょうか?もし自分もこういう働き方してみたい、興味を持ったと思ってくだされば幸いです。

またもっと面白い働き方やこういうお勧めのワークスタイルを知っているという方がいれば教えてください。

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