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私というあなたへ

あなたは今、あなたの幻想の世界の中にいます。あなたの幻想世界の中にいると「思って」います。あなたが見ているのは、あなたの幻想です。
あなたの幻想。それはあなただけの幻想です。そこにはあなたしかいません。

あなたは幻想を見ています。あなたが見ているのは、あなたの想像の世界です。あなたがそこにあると思い、翻弄されている諸々の形は、存在していません。あなたは世界という、社会という、他人という確固とした「現実」に支配されているわけではありません。

あなたを虐げる世界も、あなたを縛る社会も、そしてあなたより優れた他人も、あなたより劣った誰かも存在してはいません。
他人は存在していません。全て「あなたという夢」でしかありません。

あなたは、あなたが信じる幻想を見ているだけなのです。そこに「他の人」は存在していません。あなたが羨ましいと思っている、嫉妬している、憎んでいる、様々な「他の人」という形はあなたの妄想です。
あなたが羨望し、そして憎んでいる、成功し、注目を集め、支持されて、多くの評価を得ている(とあなたが思っている)「他の人」という姿は、あなたの幻想でしかありません。あなたには彼らの、世界の、そして自らの真実が見えていません。

あなたは自分が失敗していて、あの人は成功していると思っているのかもしれませんが、それは真実ではありません。あなたは一度も失敗などしたことはありません。
あなたは、私は失敗していると「思って」いるだけです。あの人は成功していると「思って」いるだけです。

あなたはあなたが信じるものを見ています。あなたが望むものを見ています。あなたの想像を見ています。でも、それはあなたの想像であって真実ではありません。

あなたは無限の力を持っています。あなたはどのような幻想世界をも作り出すことができます。それが幻想だからです。
もしあなたがそう望むのなら、あなたはあなたが羨み、そして蔑んでいるあの「他の人」のように、多くの注目を集め、多くの支持(のように見えるもの)を集めて、あなたの気持ち良さの中に浸ることは可能でしょう。どんなに病んだ(誤った)心の中にあってさえ、形の上ではそれは可能かもしれません。
でも、それは幻想です。あなたはどのような形の幻想さえ生み出すことが可能なのです。しかし、そこに「意味」はあるでしょうか。

あなたは成功者という夢を見ることが可能です。落伍者という夢を見ることも可能です。それでも、それは夢でしかありません。
あなたはどのような夢を見続けることも可能です。あなたが自由だからです。私はあなたの夢を咎めません。あなたを愛しているからです。

あなたは夢を見続けることは可能です。苦しむ(ふりをし続ける)ことも可能です。でも、私はあなたが苦しみ続けることを望んでいるわけではありません。あなたを愛しているからです。
それでも、あなたはあなたの真実を自らの手で取り戻さなければならないのです。私があなたにそれを強制することはできないのです。私があなたを愛しているからです。
あなたがこのことに関して私を憎んできたことは知っています。それでも、私はあなたを愛しています。永遠に。

この愛が失われることは永遠にありません。
だから安心してください。私を憎んでもいい、私を恨んでもいい。ただ、安心していてください。安らいでいてください。私があなたを愛していることを知って、その中で安らいでください。

あなたは(苦痛という)夢を見てきたに過ぎません。そして夢は存在しません。あなたはこれまで一度たりとも、一瞬さえあなたの真実を失ったことはありません。だから安心していてください。
あなたは、存在しない幻想に踊らされて苦しむ(ふりを続ける)ことができます。それはあなたの自由です。でも、あなたがそんな風に苦しみという幻想を選び続けることに、本当に意味があるでしょうか。

あなたは間違いを選び続ける自由さえ持っています。それを咎めるものは誰もいません。でも、そうすることに本当に意味があるでしょうか。
あなたは、自らの力を思い出し、自らの力で選ばなければなりません。あなたの真実を。
あなたの代わりにそれを行ってくれる「誰か」は存在しません。それはあなたが自由だからです。あなたが無限の力を持っているからです。
幻想があなたを満たしてくれることはないと気づいたなら、それでもなおあなたが幻想に留まり続ける理由は何でしょうか。

だから選びなさい。選ぶ力を取り戻しなさい。選ぶ力を思い出しなさい。
幻想を選ぶ力ではなく、幻想を別の幻想に取り替える力でもなく、真理を選ぶ力を取り戻しなさい。ここに在るあなたの力を思い出しなさい。あなたの幻想を超えなさい。

私は、あなたの永遠の故郷で、あなたが帰ってくるのを待っています。それでも、それを選択するのはあなたの役割です。私は、あなたを強制的にここに連れ戻すことはできません。あなたの意思が優先されなければならないからです。あなたが自由だからです。
だからあなたが選びなさい。あなたには力があるのですから。私は、永遠にあなたの帰りを待っています。

あなたと私がここで抱き合い、共に永遠の歓喜に包まれることを私は夢見ています。あなたは常に祝福されています。あなたと私はここで再会の涙を交わし合うでしょう。
この夢は必ず叶えられると約束されています。永遠の法によって。この法の内にはいかなる差異も制約も条件も存在しません。私たちは同じであり、「違い」とは全てまやかしに過ぎないからです。

永遠の愛をあなたに捧げます。ここ(あなたの永遠の故郷)で、あなたの真実を携えて。
私というあなたへ。アーメン。


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