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社会の課題解決のためにシステムを作り続けていきたい             【CTO山本達也インタビュー 後編】 

こんにちは。株式会社セキュア(以下、SECURE)の広報山本です。
前回、技術責任者として2022年4月1日付でCTOに就任した山本CTOに今までのキャリア、仕事に対する思いなどを伺いました。今回はその後編になります。

前編はこちらからお読みください。
▼【CTO山本達也インタビュー 前編】

ビッグデータを活用するサービスに関わりたい

ーー甚大災害を想定したシステム開発の会社、ITコンサルティングの会社で経験を積まれて、ローソンデジタルイノベーションに転職されました。今までの法人向けシステムに関わる仕事からコンビニエンスストアのシステム開発という、今までとはガラリと違うジャンルへの挑戦という印象を受けます。

山本「当時、ビッグデータという言葉が流行り始めたぐらいの時期で、たまたま自分も一度だけ、ビッグデータを取りあつかう案件に関わったことがありました。これからはこういったデータ分析が企業のなかで重要な役割を果たすのだろうと考えるようになりました。
一方でビッグデータと呼ばれるデータをすでに分析できるような形で持っているのは、ほんの一握りの企業に限られていました。これではビジネスがスケールしていかないなという問題意識も同時に持つようになりました。

ビッグデータの分析技術が発展していくのであれば、ビッグデータを作り出す技術が必ず必要になるだろうと考え、 IoT に注目するようになりました。
当時は IoTといっても「家電がインターネットにつながる」という意味合いでしか使われていませんでしたが、海の向こうでは Google を皮切りにセンシングデータをクラウド上にあげてそれを潤沢なクラウドのリソースで分析する、という流れができ始めていたところでした。

しかし、そういった取り組みをする案件もその辺に転がっているわけでもなく、自分がいた会社は IoT に対してそこまで注目度が高くなかったこともあり、仕事で IoT の案件を取るのは難しそうな状況でした。そんななか、たまたま自分の書いていた技術ブログに興味を持ってくださった方からローソンの紹介をされて、一回挑戦してみようかなと思いいたりました。」

ーーすごい挑戦ですよね。具体的にはどのようなことをされていたのですか。

山本「ローソンデジタルイノベーションに入社してまず行ったことは、CEATEC 2018への未来店舗構想の発表です。当時、Amazon Go が発表された直後で無人店舗に対する国内外の関心も高かったことに加え、国内最大規模の技術見本市に、小売業界から初の出展とのことで、非常に注目度が高い状態でした。しかし、反面、内部のいろいろな人のいろいろな想いが交錯して企画が混乱していて(笑)
つくづく混乱した案件と縁があるなと思いながら、それまでの経験で培った力をフルに発揮して諸々交通整理をして、何とか実装、発表にこぎつけました。」

ーーAmazon Goの発表は、当時とても大きなニュースで衝撃でしたよね。

山本「今でこそ、無人店舗という言葉は現実的なプロジェクトとして多くの企業が着手を始める産業になりつつありますが、当時は社内からですら【夢物語】【エンジニアの自己満足】【Amazon だからできるのであって、我々にできるはずがない】というような反対意見が大半を占めるような状況でした。一方、この発表がきっかけになったのかはわかりませんが、その後、多くの企業に注目してもらえ、無人店舗や、それに付随するコンビニ業界の課題をクリアするために協力してくれる仲間が社内外に増えたことはうれしかったですね。
この時期から、仕事の傍ら、フリーランスとして仕事を受けるようにもなり、業務内外問わず、課題解決に注力するようになりました。」

ーーここまでのお話を伺って、山本さんはどの業界に行っても課題解決に取り組み、解決に導いてきたことがよくわかります。

SECUREでIoTを活用したシステムを作りたい

ーーそして、マイクロソフトを経てSECUREに入社となるわけですね。どのような経緯か伺っても良いでしょうか。

山本「その後、縁があって日本 マイクロソフト社から声がかかって転職して、システムやソフトウェア導入の際の技術的なサポートを行なっていました。ここで多くの大企業のデータ分析の 課題に触れながらも、やはりデータの取得に苦労されるお客様が多くいらっしゃることに気づきました。
一方で自分の立場上、お客様の根本的な課題解決には踏み込めず、歯がゆい思いをしていました。
IoT/データ活用の文脈で、最後まで責任を持って課題解決に取り組みたいと考えていたとき、SECUREの存在を知りました。これからシステム開発に力を入れていくという話を聞いていたので、自分が今まで培った技術を活かせたらと思って入社を決めました。」

ーーSECUREに入社されてどのような印象を受けましたか。

山本「営業さんとエンジニアがきちんと会話して案件を進められることにはポジティブな意味で衝撃を受けましたね。自分の知る限りですが、IT企業の営業と エンジニア は立場の違いで溝ができてしまっていることが多いかなと(笑)
一方でシステム開発に関しては、短期間で成長した企業特有の課題が見えてきました。そこに関しては自分が長期的に統制を取りながら最適化していこうと考えています。」

ーーありがとうございます。山本さんの課題解決力が遺憾なく発揮されることを楽しみにしています!
今後、SECUREでやってみたいことなどがありましたら教えてください。

山本「まずはローソン時代からのつながりで、無人店舗については力を入れて、形にしていきたいですね。技術・文化・コストなど、それぞれで課題の多い産業であることは過去の経験からも十分理解していますが、一方で深刻化している日本の小売ビジネスの人手不足を解消するうえで、欠かせないソリューションだと思っています。
自社だけでなく、多くの協力者が知恵や力を貸してくれる環境で開発を進められているのが幸いです。

また、展開しているサービスの統合にも力を入れていきたいです。
現在は、監視カメラシステムや入退室管理システムごとにシステムが分かれて、システム管理が煩雑になるという課題があります。
今後は内製できるエンジニアの仲間を増やしてこれらのシステムを統合し、一つのプラットフォームにして管理しやすいようにしていきたいと考えています。」

ーー色々とお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

現在、SECUREの開発部では一緒に働いてくれるエンジニアを募集中です。
興味のある方は、ぜひ当社の採用サイトからエントリーしてください!


▼セキュア採用サイト
【キャリア採用】業界シェアNo.1のセキュリティシステムで成長
開発/エンジニア部門
https://hikoma.jp/secureinc/job_offers/2017


また、youtubeチャンネル「CxOの履歴書チャンネル」でも、山本CTOの仕事やプライベートに関する話を聞くことができます。そちらも併せてご覧ください。

▼ youtubeチャンネル「※CxOの履歴書チャンネル」(前編)
https://www.youtube.com/watch?v=mjoSzQ5ZDsc


▼ youtubeチャンネル「CxOの履歴書チャンネル」(後編)

https://www.youtube.com/watch?v=kKMJJVDYinQ


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