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加点思考のススメ

second placeの藤野です。
今回も宜しくお願いします。

今年最後の投稿は「評価の思考法」についてです。

人は、自分自身や他人のことを評価や価値づけする際に、2つのタイプに分かれると言います。
「加点方式」と「減点方式」です。

加点方式は、良い点や優れた点を0点から加点していく考え方のことです。

加点方式の特徴
・自分が出来ることに集中できる
・自己肯定感、自信が持てる
・失敗や足りないところに寛容になれる
・思い切ったチャレンジができる
・積み重ねていく意識が持てる
・楽しく取り組める

一方、減点方式は、欠点や失敗を100点から減点していく考え方です。

減点方式の特徴
・自分が出来ないことにばかり気が向いてしまう
・自己否定感、自信を喪失してしまう
・失敗や足りないところばかりを気にしてしまう
・結果や理想ばかりを追求してしまう
・周りの人と比べてしまう
・楽しく取り組めない

一目瞭然で「減点方式は苦しい」です。
評価する側もされる側も。

皆さんはどうですか?

もちろん、自分の理想を追求することも、他人に理想を求めることも決して悪いこととは言えませんが、度が過ぎると苦しさばかりが増していき、心の余白が削られていきます。(完璧な安全性が求められる仕事もあるのも事実です。手術医やパイロットなど命を預かるとても責任の重い仕事に従事されている方々は加点思考で満足というわけにはいかないことはご留意いただけますと幸いです)

私自身もふと少し息苦しさを感じる時は、大抵無意識ながらも減点方式で物事を考えたり、行動していたりします。こういう時は心の余裕が欠けていきます。

また、減点方式は100点がスタートの考え方なので、どんなにミスなく完璧を目指しても限界は100点です。しかし、加点方式の場合はスタートが0点と決まっているだけで、そもそも100点を目標にする必要もなく、日々誠実に一生懸命取り組む事で200点でも1000点でも積み上げていけます。

やはりこの加点思考の方が、より大きな可能性を秘めている上、評価する側もされる側も楽しめそうです。子育て、教育においてはもちろん、夫婦関係や仕事など、全てに共通して言えるのではないでしょうか。

言葉の響きとしては簡単そうに聞こえはするものの、実はとても難しい思考法であり、毎度しつこいようで恐縮ですが、私自身も1人の親として自戒する日々です。それでも、全ての保護者様にはどうか「加点思考」を持っていただき、我が子を信じて、寛容な心で成長を見守るスタンスを強くおすすめしたいです。

最後に、
1年間拙い文章をお読みいただき誠にありがとうございました。また来年も引き続き何卒宜しくお願い致します。

second place 藤野

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